戸惑い八景

見たり聞いたりしたモノを独自に味つけしました。
飛騨の高山から発信しています。

戦争責任

2013年09月24日 | 想うこと

『終戦のエンペラー』を観てきました。

連休が終わった火曜日の昼間、受付には、社長(?)が一人立っていました。

連休中忙しかったであろう社員を休ませてのことでしょうか・・・。

私たちの他に観客はいるだろうかと思っていましたが、5人ほどいましたか、入っている方だと思います。

さて映画は・・・

大味な映画でした。

歴史に興味のある方は、興味深く観られますが、そうでない方は、クライマックスまで退屈かも。

物語を引っ張る恋愛談もとってつけたようだし、なにより、主人公の役者さんが、これはあくまでも私の個人的な感想ですが、よく役を理解しないまま演じていたのではないかと考えられ、感情移入しにくかったのです。

それでも、戦争中の日本側をよく理解して描かれていたと、好感が持てました。

しかしそれよりなにより、天皇陛下とマッカーサーの対面場面は、圧倒的な感動がありました。

私、号泣してしまいました。

それを観るだけでも、いや、その一点だけでも観る価値があるでしょう。

どこの独裁者も、最期は命乞いをするものなのに、陛下は、一命を投げ打って国民を救おうとなされた。

これはよく知られた話ですが、再現されたシーンを観ると、たかが映画を超えて、圧倒的に胸に響いてきたのです。

これがアメリカ映画だというのが、分かってもらえた嬉しさがある反面、なんで日本でこういう映画が作られないのか、というもどかしさもあります。

 

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする