My little lovers

忘れないうちに、書いときます。

藍色6 口紅

2017年08月04日 | 日記

うだるような陽が沈む。
帰りの駐車場
後ろから声をかけられた。
とても綺麗な赤の口紅だった。少なくとも、僕が見たことのない色。
喉まで出かかった言葉を飲み込んだ。
 ---キレイだね。---
「保守、契約取れるといいですね」
そうだね。
 ---誰なんだ、一緒に帰るのは。-----

台風が近いせいか、空は異様な透き通った色になって、夕焼が見たことの無いピンクに燃えた。
終わりかな、始まりかな。
こんな、見たことの無い空から始まるのは何かなぁと。
でも、もう準備は、出来ている。
ひとつも間違うことなく、僕は始める。
仕事や家族、いろんなことが、僕の中で、パズルみたいに完成しかけている。

僕は君の何ひとつ自分の物には出来ない。そのかわり、もう、どんな小さなルールも破らない。真っ直ぐに立ち、精一杯に笑う。
大切な透けて霞むような微笑に素敵な赤の口紅。
誰よりもほしいと思い、誰よりもそこから遠い。だから、誰も何も失くさなくて、済む。
とても幸運な出会いが
此処に、ある。

でも、幸運な出会いって、何でこんなに悲しい?

一つも約束できないことが、こんなにチカラの要ることとは。
人違いをしたのは、、、僕かな。
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