普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

行き詰まった政局、超党派による公務員制度改革で道を拓こう

2012-07-19 20:44:02 | 政策、社会情勢
・政権陥落の総括をしない自民党・何を考えているか判らない小沢新党・離党続きの民主党・大阪府・市の原点を忘れふわつき出した橋下維新の会・超党派で公務員制度や教育制度改革を
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 私の尊敬している政治家の一人の自民党の石破茂さんのブログで下記のような少し心に引っかかったところがありました。
・政権陥落の総括をしない自民党
・支持率が民主党とたいして変わらないのに、解散ばかり声高に叫ぶな、とのご批判は十分承知しておりますが、とにかく歴史の歯車を早く回し、政界再編へのきっかけを作らなくては本当に日本は危うい状況に立たされてしまいます。
 支持率の低迷の一番大きな理由は国民の自民党アレルギーです。
 そしてその原因はマスコミの反自民キャンペーンもありましたが、麻生さん時代の公務員制度改革の諸施策の殆ど総てがオジャン。官僚を大勝に終わらせたことです。
 その原因は党内少数派の麻生さんに対する族議員。派閥の領袖の足の引っ張り合いのため、質量とも圧倒的優勢な官僚の完勝に終わったことです。
 その総括もなく民主党と変わらぬ低支持率のまま、野党時代の民主党が敵失で政権獲得したと同様に、今度自民党が政権復帰しても上手く行かないのは目に見えています。
そんな事判っている筈なのに自民党政権陥落の総括どころか、旧態依然の方向を示すような「みんなでやろうぜ」の谷垣さんを担いだことです。
 私は安倍さん、石破さんかそれと同等の人物が次の総裁選で出ない限り混迷する政治はこのまま続くと思うのですが。
・何を考えているか判らない小沢新党
 新党「国民の生活が第一」が初登場、なんだかよくわからない議論を展開していましたが、筆頭理事席の私の表情が彼らに対して侮蔑的であった、あれではテレビ映りの印象があまり良くない、とのご指摘をいただきました。それは誠にその通りで、以後よく気を付けることにいたします。
私もこの国会審議を見ていましたが、「生活」の議員の時の質疑のときのざわめき、中には失笑も、そしてで質疑をしている「ひたすら小沢さんべったりの」議員の横いる石破さんのうんざりした顔。
 昨日も書いたように消費税反対だけで自分達の対案も何もない、「生活」の議員の質疑の内容が上滑りになるのは当然です。
それでも小沢さんにくっついている議員、そして小沢さんを支持する小沢信者???
・離党続きの民主党と野田さんの本気度?
 残った民主党も大変です。
 消費税増税反対、尖閣諸島対応批判の中津川博郷、消費税増税と大飯原発再稼働反対の 、谷岡郁子、行田邦子、舟山康江さんの女子議員の離党に加えて、鳩山氏、野田首相に対抗馬…代表選次第で離党もの報道。
 マスコミは自民党野田派と揶揄して居ますが、誰でも政権を取って現実的な対応を考えれば、どの党の施策が似てくるし、外交・安全保障の問題は相手がいる事から大きく変わっては困る場合もあります。
 と応援したいところですが、不退転の野田さんの本気度が判りません。
 今や敵に廻った筈の小沢さんと連携して、野田内閣の足を引っ張る鳩山さんを減刑した輿石さんを温存する野田さん。
野田さんが彼を幹事長の職から降ろしたら国民も彼の本気度を見直すと思うのですが。
・大阪府・市の原点を忘れふわつき出した橋下維新の会
最近橋下さんの人気が少し落ち加減だとメディアが報じています。
その理由は船中八策の不評、消費税をすべて地方に配分批判、原発問題についての発言の振れなどなど。 (追記:ネット上では橋下さんの女性関係トラブルと彼の釈明のおまけまでて居ました。21.00) 橋下さんの得意なのは公務員制度改革など大阪府・市の政治主導の構造改革で、逆に言えばそれ以外のものは彼の突破力とか発言力を除いては未知数です。
・超党派で公務員制度や教育制度改革を
私は前にも書きましたが、彼が国会に乗り出すとすれば、彼の得意の霞が関の政治主導の構造改革一本槍のマニフェストで突き進み、次の選挙までは他の政策には討議拘束を外して是々非々でやることだと思います。
僅か一つだけでも、半世紀も誰も手を着けられなかった改革の実行は、消費税増税にと同じかそれ以上の一大プロゼクトです。
 橋下さんの場合は消費税をすべて地方に配分批判の部分は後回しにして地方分権を優先すれば良いと思います。
それには民主・自民・公明の党派を越えての社会福祉と税の一体改革の実績もあります。
複式簿記導入し東京都の会計制度を改革した石原さんも橋下さんを支持しています。
話しに依れば自民党で公務員制度改革の先鞭を切り、教育基本法を制定した安倍さんも橋下さんを支持しているそうですし、橋下さんも教育問題に取り組みで成果を上げています。
もちろん公務員制度改革が緒に就いて涙を流した渡辺喜美さんのみんなの党は維新の会との連携済みです。
役者は揃っています。
先に書いたようにお先真っ暗の政界で公務員制度改革、教育改革がもし着々進むことができれば、日本にとって明るいニュースの一つになるでしょう。
 もしこれが動き出したら民主、自民、公明なども就いて来ます。
 超党派で動けば、麻生さんの時のように族議員も派閥の領袖も自治労や日教組から支持を受けている人の圧力も軽減されます。
夢の様な話しですが問題はフィクサー、リーダーです。
誰がなるかは判りませんが、事実上の中心は安倍、渡辺、橋下さんと政権与党からの誰かがなるような気がします。
このようなアイディア、何とか物に出来ないものですかね。

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3 コメント

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大津いじめ事件、苦境の越市長の取るべき道は? 7月9日 冷泉彰彦 (貼り付け)
2012-07-20 19:17:13
◆大津いじめ事件、苦境の越市長の取るべき道は? 7月9日 冷泉彰彦


 大津市と言えば、越直美市長はハーバード・ロースクール出身の国際弁護士として華々しく当選し、その一方で、当選直後から「自身がいじめに遭った経験」なども語っていたわけです。ですから、今回の「中2いじめ自殺」の事件に関しては、明快なリーダーシップを発揮するのではと思っていたのですが、初動から現在までの対応は迷走しているようです。

 問題になっている「自殺の練習をさせられていた」というアンケート結果が明るみに出る前の話ですが、事件のあった学校の卒業式(今年の3月、つまり被害者が自殺した半年後)に来賓出席した際に「自分もいじめに遭って自殺を考えた」とスピーチで述べている一方で、被害者の両親による事件に関する民事訴訟では、市側を擁護する証言をしたりしていたようです。

 ここまでの越市長は、直接の公選で選ばれた首長としてメッセージ性のある行政を進めることを期待されている立場と、終身雇用制の官僚組織の支援を受けないと日々の行政が進められないという矛盾に引き裂かれた「良くある迷走パターン」に入っているように見えます。

 仮にそうだとして、これからの越市長の取るべき道は何なのでしょう?

 一番安易なのは、官僚組織の言いなりになってメッセージ発信を止めることです。勿論その場合は再選は有り得ないでしょうが、任期内を「無難に」勤めあげることはできるでしょう。もっとも、故青島幸男東京都知事とは違って、若い世代の代表であるとか、アメリカでリーガルマインドを学んだという中で、特別な期待感を背負っている越市長の場合は、そんなに簡単に「負ける」ことは許されないという見方もあると思います。

 それでも、官僚組織や地域の「有力者」など「土着の権力」とのケンカはイヤだという場合は、そうした「古い利害」を全部背負うという判断もあると思います。
ヘタレども (あき)
2012-07-20 19:41:39
 財務に強姦されて妾になった野田政権で公務員改革?無理だろう。
 そもそもだ、政府系金融機関というのは、もう要らないのだ。そうだろう?民間銀行が融資先が無くて困っているのだ。では、縮小すればよいではないか?政府は、こういう金融機関に150兆円以上も貸しているのだよ。毎年、10兆円ずつ、回収しても、消費税5%上昇は15年見送れる。でも、財務省などの天下り先だからどうにもならない。”官僚の生活が第一”の民主党政権だからね。
 そうそう、外貨の準備も多すぎる。100兆円もいらんだろう。米国債、アメリカが売るなというなら、担保にして銀行から借りたらよいのだ。そして、債券は質流れをさせればよい。これも”アメリカが第一”だから、どうにもならない?
 ところで、アフガンの強欲どもには、ばら撒くカネがあるらしい。ギリシャやスペインのナマケモノにもばら撒くカネはあるらしい。15兆円もばら撒いたか?でも、日本の子供にはばら撒くカネないらしい。”日本の子供は第一ではありません”というわけだ。阿呆くさ。わんわんわんわん啼いている無能の犬のおまわりさんだわ。
 そうそう、参議院の委員会で国民の生活が第一の中村議員が質疑しているとき、自民党議員、数人が野次を飛ばしていたのだ。そこへ、小沢が傍聴に行った。すると、し~ん、だ。こんなヘタレがいる党など、いくら贔屓してもしょうがないぞ。政策などより、人を評価するのが良いのだ。
野田首相の功? (道産子爺)
2012-07-21 07:10:00
前原誠司民主党総務会長が「オスプレイ配置」反対、鳩山由紀夫元首相が金曜日の官邸前「原発反対」に出席と民主党のハチャメチャぶりは益々増してゆくばかりですね。喜ぶべきか悲しむべきか、私達庶民は戸惑うばかりです。
 しかし今朝の朝刊を見て、一つだけホッとしたことがありました。それは野田首相が「国家公務員に労働協約締結権」付与をする公務員制度改革関連法案の今国会成立を断念したと報じられていたことです。油断も隙もありません。あろうことか、公務員改革どころか改悪に向かっていたとは、連合の支持を頼む民主党に、国民が望む公務員改革は望むべきもありません。



 大津市の「いじめ」教育長・教育委員会も態をなしていないことは勿論ですが、校長の記者会見には怒りしか感じられませんでした。残念ですが、このような校長がいる中学校ならこのような悲惨な事件が何時起っても当然と思われました。教育者たる前に人間としても最低です。 

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