普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

橋下さんと朝日新聞

2008-10-22 15:53:23 | 情報、マスコミ

 橋下さんと朝日新聞の批判合戦がネット上の話題となっている。
 ネット上では橋下さん支持が圧倒的のようだが、私は少し別の視点からこの問題を考えてみたい。

[庶民の代表の橋下さん]
 橋下さんは東国原さんもそうだが、今までのような政治家や都道府県で要職にあった人達、マスコミに属していた人達など、権力とは全く無縁のような普通の人だと言うことだ。
 だから彼らの言うことは、庶民の心に訴えるのだ。
 タレント弁護士としての橋下さんの、山口県光市の母子殺害事件弁護団への批判の呼び掛けも、同弁護団のあくどいやり方に憤慨していた一般の人達気持ちを代弁したものだ。

 ただ懲戒請求が法的に問題があるとして敗訴になった。
 橋下さんは彼の懲戒請求発言に対してあっさり記者団の前で謝罪した。
 普通のおっさんの私がみても、彼は少し軽率な発言をするようだが、弁護士の経歴に不利になる謝罪をしたのは男らしいと思う。

 橋下さんの公開での府の職員組合との団体交渉や、全国学力テストの市町村別データ公表、府会議員定数の削減の責任は府会にあるとの発言など、未経験の危うさはあるが、いずれも庶民の気持ちを実現したもので、彼の支持が未だに衰えない理由の一つだ。

[権力に驕る朝日新聞]
 一方、朝日社説の彼の批判は良いとして、「弁護士資格を返上しろ」と言うのは、橋下さんの懲戒請求発言以上に軽率過ぎ、マスコミという強大な権力機構による個人の言論の弾圧だと言われても仕方がないと思う。
 朝日新聞は広報部を通じて、橋下さんの陸上自衛隊中部方面隊の記念行事の祝辞の中で「口ばっかりで、人の悪口ばっかり言っているような朝日新聞のような大人が増えれば、日本はだめになる」発言は「理解いたしかねます」と述べただけだ。
 橋下さんは自分の軽率の発言を謝罪したのに対して、朝日新聞の社説の軽率さに対する反省は全くないままだ。

自社に都合が悪いときの朝日の対応
 これから橋下さんと、朝日の間の戦争がどのよう展開して行くか判らないが、今までの朝日が不利な立場の時のやり方を見れば大凡察しはつくようだ。
 例えば、NHKの慰安婦模擬裁判報道に対する自民党の安倍晋三さんと中川昭一さんの介入の有無に対する、NHKと自民党対朝日新聞の争いだ。
 その3者の戦いの中で、朝日の本多記者の強引な取材と一方的な報道、無断録音の問題、中川さんがNHKと逢ったのは放送後などが明らかになり、他のマスコミの攻撃もあり朝日は記事の真実性を立証できず、「取材不足」を認めるなど、次第に守勢に廻ることになった。
 一方、自民党とNHKは何度も朝日に対し抗議と疑問点についての説明の要請をしたが、同社はこの件に関して訴訟を検討していると理由で説明を拒否しいた。
 私は朝日新聞の今までのやり方から考えて、同社がこの言い訳でなんとか凌ぎ抜き、そのまま頬被りをしてしまうと思っていたが、案の定今になっても、訴訟を起こしたと言うニュースは聞かないままだ。
 私の想像では今回も朝日はこの路線を踏襲する可能性が大きいと思う。

予想される朝日の反撃
 然し問題はこれからだ。
 安倍さんたちの真相解明の要求で不利な立場に立たされた朝日新聞は従来からあった反安倍の立場を一層強めて行った。
 その表立った現象は前回の参議院選の報道だ。
 安倍さんが「政治と金」の問題で閣僚を庇った政治的ミスを取り上げて、(多くのブログでさえ選挙に関するエントリーを遠慮した)選挙の真っ最中にテレビ朝日は「政治の金」の問題を繰り返し繰り返し放送した。
 それが極端なまで行ったのがあの呆れた「赤城さんの絆創膏報道」だ。(赤城さんが絆創膏を貼ったのをわざわざテレビで取り上げる価値はどこにある??)
 そして見識のない他のテレビもテレビ朝日に追随した。
 その結果、閣僚の杜撰な事務経費の取り扱いミスと言う、ごく単純な、そして大した問題でないことが選挙中に執拗に報道されたことが、安倍さんにボディブローのように効き始め、最終的には自民党大敗の一因となった。

[橋下さんへ]
 私は橋下さんに一本取られた感じの、(執念深い?)朝日が橋下さんにどう出てくるかを心配している。
 それが大阪府政の批判ならまだ良いが、橋下さんの言動の問題点を突いて来る可能性が大きいような気がする。
 柳沢さんの「産む機械」発言のように、彼の言いたいことは報道せずに、その発言のごく一部を切り取って攻撃するのはマスコミの常套手段だ。
 lancer1 さんも「アジアの真実」の「橋下知事の正論とマスコミの恐ろしさ」
の中で、三宅久之さんの「公人として言動には細心の注意を払うこと。仮に意図と違ったとしても、文中の単語のみを切り抜くなどの汚い手法を使って鬼の首を取ったようにマスコミは攻撃してくる。十分に気をつけるべきだ」という警告を紹介されていた。

[頑張れ橋下さん]
 そして私もlancer1 さんの言う様に、橋下さんのように有望な人材が悪辣なマスコミの手に引っ掛かって埋もれることのないように、余り感情的にならないように、その発言の揚げ足を取られない様に注意して貰いたいと思っている。
 そして庶民の感覚を持つ普通の人達が、今後とも政治の場で活躍するように東国原さんたちと共に頑張って欲しいと思う。

 
参照:
慰安婦番組訴訟とNHKと朝日  

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19 コメント

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Unknown (くるみ)
2008-10-22 19:02:17
あちこちにコピペしてアサヒ擁護をする絶滅危惧のサヨクがいるようです。三審制をとる日本の裁判制度について、アサヒと一緒にもっと勉強しましょうね。
Unknown (名無し)
2008-10-22 21:19:05
橋下知事が
懲戒請求を呼びかけながら、自分自身は請求を出さなかったこと、

更に裁判の被告でありながら、一度も裁判に出廷も傍聴もしなかったこと。

自分自身の落ち度を認め、一審判決について何の不服はないけど、一応高裁の意見も聞いてみたいと平然と言ってたこと。

これらは争いのない事実なのです。

それでも橋下知事の言動に何の問題はないと感じる人たちの精神構造を私はこれっぽっちも理解できませんけどね。
Unknown (Unknown)
2008-10-23 00:56:25
橋下弁護士のブログ(閉鎖済み)には過去物凄いことが書かれていたこともあります。
産経新聞も申告漏れをスクープしたときには
「このオナニー新聞が!」と書かました。
少し軽率どころの騒ぎではありません。
過去の言動を見ると橋下知事を無闇に信じるのは危険でしょう。
議会でも発言の撤回の多さに苦言を呈されたり(橋下推薦の自民党府連の議員)と、熟慮の末物を言う政治家ではないというのは明白です。
威勢の良い言葉はよく聞こえますが、正しいとは限りません。
橋下知事頑張れ! (Unknown)
2008-10-23 02:55:01
朝日って批判した相手に反撃されるといつも木で鼻をくくったような回答しかしませんね。典型的な卑怯者の態度ですね。
庶民 (ろっし)
2008-10-23 08:08:14
 庶民というのは、誰もそう思っていないでしょう。世襲でないぐらいですかね。マスコミで有名人の日常は、庶民と全く違うと考えるのが普通でしょう。

 マスコミ出身はプラスに働く要素もありますが、行政に関してはド素人をどれだけカバーできるかという問題があります。ド素人だから、行政の変な点を気づくという部分もあるでしょう。東国原知事は、ひそかに勉強、大学も通っていた。

 橋下知事は、すぐ討論というか反論する。言葉が汚い(品位がない)というのは感じます。マスコミ時代はそれでよいのですが、相手にしない、黙る。これも重要なアクターです。本人は、それを逃げだと思っているのでしょう。弁護士の職業病かもしれないです。

 双方、議会の協力は問題無さそうです。
Unknown (Unknown)
2008-10-23 08:57:15
あなたの言われるところの「庶民の感覚」とはなんですか。学費助成を削減するような知事のどこに「庶民」の感覚があるのかと思います。また、知事は自分で自分のことを「権力者」と言いましたが、このような、民主制の根本を無視する発言をする知事がノーマルとは到底言い難いと思います。この知事を「普通」と言われるあなたは、高速道路か何かの利権でメリットを得られる部類の人なのだろうと推測せざるをえないですね。
Unknown (名無し)
2008-10-23 20:00:28
確かに国務大臣や知事といった国家権力と新聞などのマスメディアを同列に考えることは問題。

新聞社がその社説で「大臣や知事を辞職すべき」と主張することは何ら問題はないが、
国務大臣や知事が「新聞社などに対して廃刊しろ」と言えば大変な問題になるだろう。
朝日新聞賛歌 (一般市民)
2008-10-24 00:52:35
ここに朝日新聞擁護のコメントが多々書き込まれているようですが、やはり巧妙に論点逸らしが為されているのを感じます。

なぜ朝日新聞が批判されるのかは朝日新聞を擁護する人たち自身が一番良く知っているのです。

やっぱり卑怯です。
庶民感覚と言って何が悪いんですか?

言葉尻を捕らえて言論封圧するのは民主主義に反していますよ。

橋本知事が暴言ともとれる発言をされるのはそれなりの背景があるからです。

多くの庶民が橋本発言を支持するのはその背景を理解しているからです。

はっきり言って私も朝日新聞は即刻廃刊すべきだと思います。

あの野蛮凶暴獰猛な中国共産党に媚びへつらう史上最低のメディアは一刻も早く地上から抹殺されるべきだと思います。

訂正です。 (一般市民)
2008-10-24 01:04:25
すみません。先ほどのコメントの中で、

言論封圧→言論封殺でした。

訂正します。

自分の頭で考えよう (一般市民)
2008-10-24 13:09:31
「子どものようです」

大変結構だと思います。イエス様は仰いました。「幼子のような心を持たなければ、天国の門を入ることは出来ない」と。

では、幼子のような心を持たない朝日新聞擁護の方々は……
大変お気の毒だと思います。

また、子どものほうが正邪に対する感性は鋭いと言えるのではないでしょうか。

さらに、橋下知事擁護の人は「おしなべて感情論」だそうです。

しからば、感情を持つことは悪いことなのですか。人間性を否定する物事に抗議の声を上げるのは人間として当然の権利ですよ。


心の目に汚いものがいっぱいこびりついている「大人たち」は、まるで魂の脱け殻のようです。


毎年二桁増加の勢いで軍拡に狂奔する中国。その中国を一貫して擁護し、常に中国の立場で中国の利益を代弁する朝日新聞。その主旨に賛同する者から見れば、朝日新聞の社説は「理路整然」としているのでしょう。


しかしながら、重要なのはその議論の小手先の技術ではなくて、意図するものであり目的です。その小手先技術の完璧さに酔い痴れている様を見て、橋下知事も「オナニー新聞」とこき下ろしたのでしょう。


共産党一党独裁で民主主義のかけらもない中国。自由・民主・人権・法治の精神が全く欠如した侵略国家を徹底して擁護する朝日新聞の姿勢には、不気味さを通り越して狂気すら感じます。

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