むすんで ひらいて

すべてが帰着するのは、ホッとするところ
ありのままを見て、気分よくいるために

海と本と映画

2016年08月30日 | 日記
雨上がりの庭を虫の音がやさしく包んでいます♪
少し暑さが和らいできましたね。
 
ほっとしたところで、この夏出かけた旅のアルバムを整理してみようと思います。
 
 
7月は伊勢志摩へ二度行くことになりました。 その後半は、初めて泊まるビーチ沿いのホテルへ
 
部屋のソファーの背後の壁には一面メロンを半分に割ったような円い石が組み込まれていて、あちこちにアフリカ製のランプや木彫り、象牙などが飾られ、低くて幅の広い段差を二つ上ったところにある奥のベッドルーム、タイル張りのリビング、一部白く塗られた壁はギリシャのサントリーニ島で泊まった室内を思わせる異国情緒たっぷりの空間でした。
 
 
鳥羽から伊勢志摩周辺は、なんといっても新鮮な魚介が豊富。 中でも名産の伊勢海老は、この辺りの宿で毎晩お造りや鬼殻焼き、お味噌汁などになって出されます。 イタリアでロブスターを食べたことを思うと、一尾分の値段で手の込んだ会席料理が振る舞われるなんて、日本のホテルはすごいなぁと、いつ行っても感動しちゃいます。
 
味付けで思うのは、三重は全体的に甘辛め。 何軒か宿に泊まって地元色の濃いところほどそう感じることが多かった。 もし素材を落ち着いた雰囲気で楽しむなら、わたしはやっぱりよく利用する鳥羽国際ホテルをおすすめします。
 
ちなみに帰りに立ち寄る街中の喫茶店でも、生クリームたっぷりのコーヒーゼリーや(ちょうど半々くらい!)これまたクリーム盛りもりのワッフルやトーストを頼んでいる人たちを東京や名古屋に比べたくさん見かけます。 そもそも、メニューにそういう盛大な甘味が並んでること自体に土地柄が滲んでいて、それはちょっと、何も言わずに注文したお茶やコーヒーがお砂糖入りで出てくる南アジアにいる時の感覚に似てるなぁと思う 
 
そしてこんな文化の新鮮な一要素に接する度、そこに身を浸してみたら自分の未知な部分が呼び覚まされるんじゃないか、それってどんな感じのものだろう!と、いつも淡いドキドキを抱いてしまう。  
 
 
 
部屋のバルコニーから。 手前はビーチになっていて、夜と早朝は釣り人がちらほら。
 
 
 
四日間、温泉とプチ海水浴と地元スーパー探検ショッピングとの合間に、潮騒を聴きながらアーノルド・ミンデルさんの「身体症状に「宇宙の声」を聴く―癒しのプロセスワーク」を読みました。 少し前、彼の「ドリームボディ・ワーク」に懐かしい高揚感のようなものを覚えて手に取った二冊目でしたが、こちらも最初こそとっつきにくかったものの、だんだん身体のこわばりが解放されていく興味深い内容。 今もこの本を開くと、耳の奥にあの時のザバーン、ザバーン!という音が響いてきそう
  
 
その後、帰ってきてから観た「ヤング・アダルト・ニューヨーク」という映画は、監督ノア・バームバックの人間を見る目の温かさに心安らぎました。 今のアメリカでリアルタイムを生きる20代と40代の夫婦の交流が描かれていて、それぞれの世界観の違いや、真実とは何か?について思いを馳せ、後から自分の周りを見渡すと、「あの時、苦い思いと感じたことは、相手の状況に視点を広げたら全然別の景色かも」と、違う見方に気づくきっかけとなりました まるで物語がささやいて、いつの間にか感情が刻んでしまったわだかまりを解き、ラクにしてくれたみたいに。
 
日々似たような行為を繰り返してくその中で、要らなくなった想いやクセを捨て、望むものがはっきりしていくと、なかなか廻りがいもあるじゃない、と思ったりもします 
 
 

 

                           かうんせりんぐ かふぇ さやん     http://さやん.com/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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