比企の丘から

彩玉の国比企の郷、荒川水系に沿った平野が奥武蔵の山にかかる辺りの丘陵。
山里の花や鳥に囲まれノンビリしてます。

甲斐の国から・・ミレーを見れ〜

2008-06-10 | 美術・読書
山梨県の甲府市に行きました。あいにくの曇りで甲斐の山々は日に映えていません。
「山梨県立美術館」でミレーを見レーと「芸術の森公園」に。山に行った帰りの人などがミレのザックを背負ってミレーを見に来ています(ミレ…フランスブランドの有名ザック)。
1978年開館。元農事試験場の壮大な跡地に。緑いっぱいの公園内を散歩するだけでも楽しいところです。公園内にはあちこちにブロンズが置かれてます。

正面玄関。ミレーです。画像クリック・・・彫刻は「ケンタウロス(半人半獣)」アントワーヌ・ブールデル(1861〜1929年)。芸術的な雰囲気だ。


入館料は500円(65歳以上無料)。
1978年、当時の山梨県知事(田辺国男)が「山梨に文化を」と県民文化会館と芸術の森公園をセットで企画したもののようです。なぜミレーか、語るとながくなります。いまこうして見るとミレーの農民芸術が山梨の風土にあってるかなとも思えます。
ちなみに「種をまく人」は当時2億円(安田海上火災のゴッホの「ひまわり」は1987年58億円)。購入資金は県営発電所売電収益を議会承認、通産省許可を得て、そのた寄付金で。
壮大なハコであり中身ですが、これを無駄と考えるか、県民に文化をと考えるか、人それぞれです。私は後者をとります(時の財政状態によりますが)。
美術館の前ではいろいろなお国のナマリが聞かれます。2006年(開館28年目)で入場者が1000万人を超えたそうです。

ジャン・フランソワ・ミレー(1814〜1875年)バルビゾン派、セザンヌ、モネらの印象派の前。フォンテーヌブローの森・バルビゾン村で農村の自然、農民の姿を描いた。

 「種をまく人」


 「羊飼い」

 「落穂ひろい」


「種をまく人」はボストン美術館にもう一つのバージョンが。「落穂ひろい」はパリオルセー美術館に横広のバージョンが、「(夕暮れに羊を連れ帰る)羊飼い」は「羊飼いの少女」という同じような構図の絵がオルセー美術館にあるそうです。もちろんミレーの絵はこの3点だけではありません。パルビゾン派の画家たちの絵や日本の名画、県出身の画家の名画もあります。

こうした絵が世界に散らばってる状態がいいことか、画家の故郷に置くべきか、考えはいろいろですが、世界の文化遺産と考えて私たちが見られることは幸せなことです。山梨に行ったら、ぜひ寄ってみてください。私は今回で2度目です。甲府で公演されるある「ミュージカル」を見る前で、あわただしかったのですが至福の時間でした。絵葉書を買って外に出ます

絵なんて人に感動を与えるものなら「何でもアリ」なんです。
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落穂ひろい オルセー美術館 1875年 バルビゾン派 バルビゾン フランソワ フォンテーヌブロー 1000万 アントワーヌ ケンタウロス 1929年 山梨県知事 県民文化会館 山梨県立美術館
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