ムジカの写真帳

世界はキラキラおもちゃ箱・写真館
写真に俳句や短歌を添えてつづります。

エルサレム

2018-01-06 04:19:37 | 短歌





いにしへの ガイアの床に よこたはる ちぎりの花の エルサレムかな





*これを書いているのは、じつは12月の中旬です。アメリカがイスラエルの首都をエルサレムだと認定すると言って間もなくの頃です。これが発表される頃には何が起こっているかわかりませんがね、今の時点では、激しい化学反応は起こってないようだ。

人間も、縁起の法則がわかってきたのでしょう。自分がやることは、必ず自分に返ってくるのだということが。

エルサレムというところは、色んな人間の業で汚れている。とてもきついところです。いろいろな思惑があるでしょうがね、縁起の法則から考えると、どこが首都としてもきついことになります。

縁起の法則は、人間の心の奥から吹いて来る風だ。痛みを感じる人間がいる限り、大きな風はいつも吹いて来る。

ガイアというのはギリシア神話の神ですね。教養として、誰もが知っていることでしょうが、一応押さえておきましょう。

ガイアはひとりでウラノスを産み、ウラノスと結婚して多くの神々やヘカトンケイルなどを産んだ。しかしウラノスは子供たちをガイアの腹の中に戻してしまった。怒ったガイアは大鎌をつくり、息子クロノスに渡してウラノスを去勢させた。

まあこんなところです。簡単すぎる説明ですが。息子と結婚し、その間にできた息子に夫を殺させるなんていうと、なんと陰惨なことかと思うでしょう。しかし、実際、太古の人間世界には、こういうことはありました。

ぎすぎすしたエゴの剣がまだ剥き出しだったころ、人間は愛どころか、人の気持ちすらもわからなかった。ただ、自分の欲望を実現することしか考えなかった。

ガイアの床というのは、そういう動物的エゴに自分を支配されていたころの、人間の記憶だということができましょう。

陰惨なことをした人間の、深く血の匂いの染みついた、縁起の糸がからまった結び目が、エルサレムであるのだ。それを、ちぎりの花と表現したのです。

エルサレムは、特定のところに帰属させないほうがいいでしょう。あまりに重いものを背負っている。関係者が全員でなんとかしていかねばならない、縁起の物件だと考えたほうが良い。

まあ、何もかもは学びです。少しずつ、現象から真実を読み取りながら、自分としてできることをしていかねばなりません。





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