ムジカ公式ブログ MUSICA Official weblog

オーディオと音楽とすこしマニアック。 MUSICA are a new Hi-Fi brand from Japan.

2つのスピーカーを同時に鳴らすのは悪いこと? vol.6

2018-01-26 | スピーカー
『2つのスピーカーを同時に鳴らすのは悪いこと? vol.5』の続きです。

2つのスピーカーを同時に再生することによって

なんらかのメリットが発生するのかを検証してみたいと思います。

クアドラル社のGALANがバイアンプ仕様になっていることを利用して

2ケあるツイーターの内1ケを逆相に接続しました。

さらにツイーターが接近するように設置しました。



仮装同軸状になりますので音場を重視した設置方法です。

試聴しました。

高域の指向性が強くなり、軸上を外れると

とたんに高域が減衰して聴こえるような印象です。

サウンドステージはよりシャープになり

まるでホーンスピーカーのような指向特性です。

サービスエリアが狭くなるというデメリットがありますが

この状態を逆手にとって

例えば、スピーカーが設置されている部屋が左右非対称になっている場合

その影響を軽減することができるかもしれません。

次回に続きます。


今朝は全国的に寒かったようですが

このあたりでは25cmの積雪がありました。





ログハウスには40cmを超えるつららが・・・


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2つのスピーカーを同時に鳴らすのは悪いこと? vol.5

2018-01-24 | rosageシリーズ
『2つのスピーカーを同時に鳴らすのは悪いこと? vol.4』の続きです。

2つのスピーカーを同時に再生することによって

なんらかのメリットが発生するのかを検証してみたいと思います。

ドイツ・クアドラル社のGALANは入力端子はバイアンプ仕様になっていますので



ツイーターだけを逆相に接続することが可能です。

そこにイギリス・モニターオーディオ社のブロンズ1を正相で接続しました。





片チャンネルウーハーが2本、ツイーターが2本あるのですが、

その内ツイーター1本だけが逆相になっているという状態です。

試聴しました。

良かったです!!

低域が少し膨らんだ感じで

中高域はシャープな音色になりました。



このまま使っても良いのですが

せっかくなのでスピーカーの向きを変えてみました。



この向きは仮装同軸状になりますので音場を重視した設置方法になります。

試聴しま・・・次回に続きます。
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2つのスピーカーを同時に鳴らすのは悪いこと? vol.4

2018-01-23 | スピーカー
『2つのスピーカーを同時に鳴らすのは悪いこと? vol.3』の続きです。

2つのスピーカーを同時に再生することによって

なんらかのメリットが発生するのかを検証してみたいと思います。

ドイツ・クアドラル社のGALANと

イギリス・モニターオーディオ社のブロンズ1を並列に接続しました。

次に逆相で接続しました。

逆相の接続方法ですが、

クアドラル社のGALANは通常通り接続します。

2台目のモニターオーディオ社のブロンズ1は

スピーカー端子のプラスとマイナスを逆に接続します。



試聴してみました。

まず、低域は見事に打ち消し合ってスカスカの低音になります。

低音に関してはまったくお勧めできません。

次に高音ですが、

これは意外に打ち消されることなく普通の音量で再生されます。

音色はとてもシャープで、

こういう音がお好みの方もいるだろうなぁ・・・という感じです。

また、ボーカルの定位は1台で再生するときよりもしっかりしているような気がしました。

逆相はそのままでは難しいですが

ツイーターだけを逆相に接続するような方法をとれば

面白いのではないかと思います。

ということで、ツイーターだけ逆相で接続しまし・・・次回に続きます。
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2つのスピーカーを同時に鳴らすのは悪いこと? vol.3

2018-01-22 | スピーカー
『2つのスピーカーを同時に鳴らすのは悪いこと? vol.2』の続きです。

2つのスピーカーを同時に再生することによって

なんらかのメリットが発生するのかを検証してみたいと思います。

ドイツ・クアドラル社のGALANと

イギリス・モニターオーディオ社のブロンズ1を並列に接続しました。

2台のスピーカーを接続する場合には正相と逆相があります。

一般的には正相で接続すると音圧はA+Bというようになります。

逆相で接続するとA+(-B)=A-Bとなり

音が打ち消しあってしまいます。

まずは正相で接続して試聴しました。

この2種のスピーカーはほぼ同じ能率です。

音質ですが、

低域は両方を足したように2倍になった感じです。

低域はとても豊かになりました。

反面、高域の音圧はあまり変わりません。

低域ばかりが目立った音になりました。

また、音色は低域に関しては2種のスピーカーの中間のような音色になりました。

メーカー製のスピーカーシステムでも

あえて2種のことなるユニットを使用しているシステムもありますが、

これはユニットの癖をなくすために行っているのかもしれません。

また、低域に関しては単純に増えて聴こえますので

低域が寂しい小型システムには有効かもしれません。

また、音場は意外とくずれませんでした。

特にセンター付近はあまり変化を感じません。

悪い点として大音量にしたときにユニットがバラバラに鳴っているように聴こえ

さらに音量を上げると、パワーアンプの保護回路が働いて止まってしまいました。

クアドラル社のGALANは4オーム、モニターオーディオ社のブロンズ1は8オームですので

並列に接続した場合のインピーダンスは

1/(1/8+1/4)=2.67オームとなりパワーアンプにとっては過酷な負荷です。

パワーアンプによっては故障の原因になるかもしれませんので

必ずパワーアンプの対応インピーダンスを確認してから実験してください。

次に逆相で接続しまし・・・次回に続きます。
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2つのスピーカーを同時に鳴らすのは悪いこと? vol.2

2018-01-21 | スピーカー
『2つのスピーカーを同時に鳴らすのは悪いこと? vol.1』の続きです。

2つのスピーカーを同時に再生することによって

なんらかのメリットが発生するのかを検証してみたいと思います。

使用するスピーカーは

生産国も価格帯も異なるスピーカーです。

1台目のスピーカーはドイツ・クアドラル社のGALANです。

2WAYバスレフで36Hz~65KHzを再生します。

能率は86dBです。

15.5cmのウーハーとリボンツイーターという組み合わせで

価格は46万円です。

2台目のスピーカーはイギリス・モニターオーディオ社のブロンズ1です。

2WAYバスレフで55Hz~30KHzを再生します。

能率は87dBです。

14cmのウーハーとハードドームツイーターという組み合わせで

価格は4万4千円です。

価格は10倍以上です。

ブロンズ1を使用していた方がGALANに買い換えたと想定しています。

まずはそれぞれの音質ですが、

クアドラル社のGALANは高域が繊細で低域は高ダイナミックレンジという

ハイエンドスピーカーの見本のようなスピーカーです。

規格上は36Hzまで再生することになっていますが、

聴感上はもっと下まで伸びている感じがするほどです。

オーケストラやJAZZは得意ですし、ボーカルもしっとりしていて

なんでもこいのスピーカーです。

モニターオーディオ社のブロンズ1は周波数特性はそれほど広くありませんが

音の作り方がとてもうまく

高域も低域も出ているような気にさせる不思議なスピーカーです。

小編成のクラシックが得意で、特にピアノは他のスピーカーではでない独特の良さがあります。

この価格では一押しでお勧めのスピーカーです。



それではこの2種のスピーカーを接続して試聴してみま・・・次回に続きます。
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