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スマホ用モバイルバッテリーのオーディオ的クオリティ vol.4

2017-11-20 | rosageシリーズ
『スマホ用モバイルバッテリーのオーディオ的クオリティ vol.3』の続きです。

当社のレコードプレーヤーセットの



フォノアンプrosage-phoは

スマホ用のモバイルバッテリーを接続してバッテリードライブが可能です。

今日はモバイルバッテリーのレギュレーションについて考えてみます。

モバイルバッテリーの電圧が音質にどのように影響するのかということを3つに分けて考えてみます。

1、デジタル回路に及ぼす影響

2、アナログ回路(前段部分)に及ぼす影響

3、アナログ回路(出力段)に及ぼす影響

まず、1ですがこれは判りやすいです。

一般に5Vのデジタル回路は4.5v~5.5Vで動作するよう設計されています。

あまり消費電力の大きな回路を接続すると4.5v下回ってしまい動作しない可能性があります。

今回測定したモバイルバッテリーで計算してみます。

電気が使われていないときの電圧は5.11vでしたから

5.11-4.5=0.61Vは降下してもOK。

内部抵抗は0.4オームなので、オームの法則により

電流=電圧÷抵抗=0.61÷0.4=1.525

1.5アンペアまでは使用できることがわかります。

iPhoneの電流値は1アンペアですのでOKですが、

iPadは2アンペア必要ですので

ひょっとしたら動作しない可能性もあります。

また、このモバイルバッテリーの容量は2000mA/hです。

電流値が1A=1000mAのiPhoneで考えると

2000÷1000=2時間の使用が可能ということになります。

実際には使用し続けると電圧が下がっていきますので

1時間くらいだと思います。

それでもiPhoneの充電を満タンにするには十分でしょう。

話が少しずれてしまいましたが

モバイルバッテリーの電圧が下がってくると

デジタル回路においては音質の劣化が発生するのではなく

回路自体が動作しなくなってしまうのです。

逆に言えば、動いている間は普通に使えるということです。

次に2のアナログ回路(前段部分)に及ぼす影響ですが・・・次回に続きます。



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11月27日(月)~12月1日(金)10:00~17:00

ムジカ試聴室(ログハウス)でイベントを行います。



予約はなく、ふらっと寄って音楽を聴いて頂くイベントです。

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お申込は12月14日までにメールで eigyou@musika.jp まで
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