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ドーナツ盤 高音質再生法 vol.6

2018-01-18 | レコードプレーヤー
『ドーナツ盤 高音質再生法 vol.5』の続きです。

なぜかドーナツ盤は針飛びが多いような気がします。

これは中古レコードの元のオーナーの取扱が荒いことが多いからではないかと思います。

どーしてもそのレコードを針飛びしないように再生させたいとき

(例えば他のメディアに録音するとき)

あまりお勧めではありませんが方法はあります。

インサイドフォースキャンセラーがあるトーンアームでは

これを増やしてみます。

左右のチャンネルセパレートは若干悪くなりますが、

音とびは軽減されます。

インサイドフォースキャンセラーのないプレーヤーの場合ですが・・・

ウラワザとしてプレーヤーを傾けるという方法があります。

プレーヤーの右手前が上がるように

10円玉をプレーヤーの足に重ねます。

針飛びがなくなるまで1枚ずつ増やしていきます。

4枚位までは問題ありません。

オーディオ誌を見るとプレーヤーを傾けて設置してはいけないと

必ず書いてあります。

水準器を使って水平をとると書いてあります。

理論上は確かにそうなのですが、

この程度傾けただけでは私の耳では音質に変化は感じられませんでした。

古いオーディオの教科書にはこういったことがたくさん書かれています。

こういった問題は実際にやってみるのが一番です。

次回に続きます。

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ドーナツ盤 高音質再生法 vol.5

2018-01-17 | オーディオ部品のうんちく
『ドーナツ盤 高音質再生法 vol.4』の続きです。

中古レコード店でもドーナツ盤はあまり良い扱いをされていません。

カビが生えていたり、指紋でベタベタというような盤も少なくありません。

レコードクリーナーで・・・といってもこういった汚れはナカナカ落ちません。

大昔のオーディオ誌には木工用ボンドでのパック等の

驚異的なクリーニング法も載っていましたが

レコード会社の方に聴いたところによると

レコードのクリーニングに薬品はあまりお勧めできないとのことでした。

確かにシンナーで拭くと綺麗にはなりますが

レコードの材質は塩化ビニルですのであまり良いとは思えません。

ひとつの目安として手についてもOKな薬品ならば良いという話を聞いたことがあります。

アルコールでも手が荒れない程度に希釈されたものなら

レコードへのダメージもあまりないとのこと。

そこでお勧めのクリーニング法は・・・



使い捨ておしぼりです!

使い捨ておしぼりは柔らかな素材でレコード傷めることもなく

使用後は捨ててしまえば良いので楽ちんです!

試してみました。

レコードは約50年前の1969年のヴィーナスです。



拭く前のおしぼりは真っ白ですが、



拭いてみると・・・・



こんなに汚れていました!!

レコードはピカピカになりました。

その後十分に乾燥させて試聴しました。



ノイズがなくなりかなりすっきりした音になりました。

ぜひお試し下さい!

次回に続きます。
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ドーナツ盤 高音質再生法 vol.4

2018-01-16 | レコードプレーヤー
『ドーナツ盤 高音質再生法 vol.3』の続きです。

レコード用スタビライザーの重量と効果を検証してみました。

スタビライザーの重量を変更しながら試聴していくのですが

まずは重量が変化するスタビライザーを作ります。

今回はドーナツ盤の低音の力感がでるかどうかのテストですので

ドーナツ盤を使用します。

センターにEP盤アダプターをセットしてドーナツ盤を載せます。



EP盤アダプターを取り去って、ビニールテープを置きます。



この上に水の入ったコップを載せます。



バカバカしいですが、テストにはもってこいです。

本当は取っ手がないコップの方が良いです。

あとは水の量を調節して全体の重量を変化させます。

すると不思議なことにある量の水を入れると

ボーカルのバランスが低いほうにすっと降りてきます。

このテストはカーペンターズのYesterday Once Moreと

アイリーン・キャラのフラッシュダンスでテストしましたが

どとらも同じような水の量で変化しました。

この値はプレーヤーの種類によっても異なると思いますが、

概ね200gほどではないかと思います。

これはLP盤でも同様の変化があり

100g程度の通常盤のLPに対して

180gの重量盤LPがもてはやされるのもこのあたりが原因のように思われます。

次回に続きます。
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ドーナツ盤 高音質再生法 vol.3

2018-01-15 | レコードプレーヤー
『ドーナツ盤 高音質再生法 vol.2』の続きです。

ドーナツ盤の低域はかなり押さえられて録音されていると考え

低域を強化する方法を提案します。

次にお勧めなのはスタビライザー。



スタビライザーとはレコード盤の上に置いて使用する『重り』で

次のような複数の効果が期待できます。

1、本来の用途はレコード盤の反りを矯正するものです。

特にドーナツ盤のように薄いレコードには効果的です。

2、ターンテーブルの質量増加によって慣性モーメントを大きくする効果があります。

スタビライザーをフライホイールとして使用することで

レコードの回転ムラが減少します。

3、外部からレコード盤への外力(音や風圧による振動)が減少し、SN比が向上します。

4、レコード盤を針でトレースした反作用によるレコード盤の振動が減少し、ダイナミックレンジが向上します。


難しいことを並べましたが、

ドーナツ盤の低域にとってプラスになるのは4番です。

LPに比べて重量が軽いドーナツ盤は針先が音楽信号をピックアップすると同時に

その反対方向にレコード盤を移動させようとします。

レコード盤の極僅かな移動は

1ミクロン程度しか振幅していないスタイラスにとっては大きなマイナスです。

仮に100gほどの重りを使用しただけでも

LP盤並みの質量になります。

これは簡単に実験ができますのでお勧めです。

実験方法としては・・・次回に続きます。
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ドーナツ盤 高音質再生法 vol.2

2018-01-14 | レコードプレーヤー
『ドーナツ盤 高音質再生法 vol.1』の続きです。

ドーナツ盤の低域はかなり押さえられて録音されているのではないかと思うのは私だけでしょうか。

ここにはLPとEPで同じ録音が収録されているものがいくつかありますが、



どれを聴き比べてもドーナツ盤は低域が少し・・・。

それも100Hz以下のかなり低い周波数で顕著です。

推測ですが、

当時ドーナツ盤は本格的なレコードプレーヤーで再生されるというよりは

家庭用の簡易なプレーヤーで再生されることが多かったように思います。

こういったプレーヤーはカートリッジもアームもトラッキングの能力はあまり高くなく

針飛びが起き易いものでした。

針飛びは低域でおきやすいため、あえて低域レベルを低めにマスタリングされたのではないかと思われます。

また、当時ドーナツ盤の大手のお客様であったジュークボックスも

トラッキング能力が高いとは言いがたく

いらぬクレームを起こすくらいなら、低域カットで・・・ということだったかもしれません。

この低域の対策として

オーソドックスなのはイコライザーやトーンコントロールで低域を持ち上げてやる方法ですが、

意外と効果的なのは

カートリッジの針圧を15%ほど重くする方法です。

2gのカートリッジならば2.3gにします。

針飛びも少なくなり一石二鳥です。

以前カートリッジのエンジニアに聴いたのですが、

針圧は厳密なものではなく、

カートリッジの取扱説明書には±10%以内で使用するというようなことが書かれていますが

±20%くらいは変化させてもレコード盤やスタイラスが痛むことはないとのことでした。

次回に続きます。
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