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オーディオと音楽とすこしマニアック。 MUSICA are a new Hi-Fi brand from Japan.

『細いスピーカーケーブルは低音が出ない』は本当?vol.5

2016-07-27 | スピーカー
「『細いスピーカーケーブルは低音が出ない』は本当?vol.4」の続きです。

この抵抗を接続する手法は

いくつかの進化形(はやりなので・・・)が存在します。

例えば、バイワイヤリングのスピーカーであれば、

高域だけに抵抗を使う方法が考えられます。

パワーアンプからスピーカーのウーハーに接続し

ウーハーからツイーターへ接続しているジャンパー線の片方を

0.6オームに変更するだけです。

こうすることでスピード感の低音と、

ソフトな高音を両立することができます。

また、低域は0.3オーム、高域は0.6オームのように

低域と高域を別々に調整することも可能です。

応用編として、スーパーツイーターを使用する場合に

スーパーツイーターだけに抵抗を使う方法もあります。

工夫次第で色々遊べそうです。

次回に続きます。



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『細いスピーカーケーブルは低音が出ない』は本当?vol.4

2016-07-26 | スピーカー
「『細いスピーカーケーブルは低音が出ない』は本当?vol.3」の続きです。

これまで実験で「細いスピーカーケーブルで低音が出なくなるというのは嘘」を検証してきました。

細いケーブルは低域は落ちませんが、音がソフトになるようです。

これを利用してあえてソフトな音にしてみましょう。

多少細くしたくらいでは効果が少ないので

直列に抵抗をいれます。

前々回の実験では0.3オームを使用しましたが

さらに大きな効果を得るために0.3オームに加えて、0.6オームも実験してみます。



結果ですが、

前々回実験したとおり0.3オームを接続すると全体にソフトになります。

楽器自体のの音がソフトになるというよりは

余韻や空間の感じがソフトになります。

0.6オームを接続するとさらにソフトになるのですが、

低音がよりソフトになる印象です。

この実験をしていて思い出したスピーカーがあります。

40年程前タンノイ社にアーデンをいうスピーカーがありました。

JBL4343と並んで人気のあったスピーカーです。

特にクラシックファンには大人気でした。

たっぷりの低音と耳あたりのよいソフトな高音が思い出されます。

0.6オームを接続して、アンプのトーンコントロールで少し低音を持ち上げると

ちょうどそんな音になります。

懐かしかったです!

次回に続きます。



明日7月26日からアウトレットモールが充実します!

お楽しみに!!



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『細いスピーカーケーブルは低音が出ない』は本当?vol.3

2016-07-25 | スピーカー
「『細いスピーカーケーブルは低音が出ない』は本当?vol.2」の続きです。

ここまでの2つの実験結果からは「細いスピーカーケーブルで低音が出なくなるというのは嘘」となりました。

次に実際に細いケーブルで聴いてみました。

ケーブルの太さは0.5スケアです。



当社の標準ケーブル(3.5スケア)に比較すると1/7です。

音色は線材の種類や構造によって異なりますので

ここでは「低域が出なくなるか」という点のみ評価します。

試聴は前回同様

JAZZ(茶色の小瓶/角田健一ビックバンド)、クラシック(剣の舞/ハチャトリアン)、

ポップス(Blue eyes ble/クラプトン)の3曲です。

結果ですが・・・

やはり低域が出なくなることはありませんでした。

計算値、シュミレーション、実際の試聴

3つの結果とも「細いスピーカーケーブルで低音が出なくなるというのは嘘」となりました。

では雑誌等で「細いスピーカーケーブルで低音が出ない」と書いてあるのはどういうことでしょう?

理由はいくつか考えられます。

1、一般に太いケーブルは高価で、細いケーブルは安価です。

  これらの差別化を図るためと考えられます。

  つまり、低音が出ないのならば安いケーブルは止めて、

  高いケーブルを買おう!ということです。

2、見た目の問題があります。

  「太いケーブルは低音がでそう・・・」

3、ケーブルが細くなると音がソフトになります。

  その結果、低域に迫力がなくなり

  「低域の迫力がない」→「低域がでない」となった可能性はあります。

こういった基本的な事柄は今では雑誌では真剣に取り上げません。

それは「細いスピーカーケーブルで低音が出なくなるのか?」という実験をしても雑誌が売れないからです。

雑誌もメーカーも販売店も皆営利団体なのでしかたのないことです。

ところで、

細いケーブルでは低域は落ちずにソフトになるのですから

これを生かしたケーブルを考えてみましょう。

例えば、キンキンと刺激的な音を出すスピーカーに

あえて細いケーブルを組み合わせることで

意外に良い!という結果にならないかという目論見です。

次回に続きます。


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『細いスピーカーケーブルは低音が出ない』は本当?vol.2

2016-07-24 | スピーカー
「『細いスピーカーケーブルは低音が出ない』は本当?vol.1」の続きです。

前回は細いケーブルを数値化し計算したところ、

細いケーブルは低域が出ないは嘘という結果がでました。

今回は抵抗値の変化させ低音が変化するかを試聴しました。

現在当社では3.5スケア(断面積3.5平方ミリ)のスピーカーケーブルを片側3m使用しています。

このスピーカーケーブルの抵抗値を測定したところ

0.1オーム以下でした。

このスピーカーケーブルに0.3オームの抵抗を直列に接続します。

抵抗は10w0.3オームの巻線抵抗を使用しました。



こうすることでスピーカーケーブルの太さを1/4にした状態を再現します。

試聴してみました。

JAZZ(茶色の小瓶/角田健一ビックバンド)、クラシック(剣の舞/ハチャトリアン)、

ポップス(Blue eyes ble/クラプトン)の3曲を聴きました。

まずは低域と高域のバランスですが、

3曲とも低域だけが落ちたという印象はありません。

それどころかどこの帯域を聴いても音量が落ちているとは感じられませんでした。

音色の変化はありました。

3曲に共通するのは全帯域がソフトに聴こえるということです。

とくにクラシックでは高音がソフトになるのが顕著でした。

しかし、いやな感じではなく、読書でもしながら聴くならこちらのほうが良いくらいです。

この実験の結果、聴感上も低域だけが落ちることはありませんでした。

ここまでの2つの実験結果からは「細いスピーカーケーブルで低音が出なくなるというのは嘘」となりました。

次に念のため本当に細いケーブルに変えて聴いてみましょう。

次回に続きます。


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『細いスピーカーケーブルは低音が出ない』は本当?vol.1

2016-07-23 | スピーカー
細いスピーカーケーブルは低音が出ないと雑誌には書かれています。

確かに細いケーブルは抵抗値が高くなります。

スピーカーケーブルのように大電流に使用すると電圧降下が大きくなって

音量が下がります。

それであれば、低音も高音も同様に下がるので

低音だけがでなくなるというのはおかしいようにおもいます。

しかし、スピーカーのインピーダンスは一定ではありません。

下図はあるフルレンジユニットのインピーダンス特性です。



このユニットを細いスピーカーケーブルで接続した場合

200Hz~1KHzは低いので音量は低下し

高域のインピーダンスは高いので下がりにくいようにみえます。

それでは実際にどのくらい下がるか計算してみましょう。

低音は200Hzで計算します。

インピーダンスは8オームほどです。

これにかなり細いスピーカーケーブル(直流抵抗0.5オーム)を接続します。

音量は0.3dB低下します。

高音は20kHzで計算します。

インピーダンスは30オームほどです。

音量は0.1dB低下します。

0.3dBも0.1dBも耳で聞いても判らないレベルです。

細いスピーカーケーブルで低音が出なくなるというのは嘘なのでしょうか?

次回に続きます。


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