ムシマルの高知うろうろグルメReturn~広島想い出も添えて~

2020年4月こちらのブログに一本化します。
高知も広島も記事あってややこしいですが、慣れると良いかもです。

期間限定もくずガニがあったよ!「小鍋家 玉井」-鷹野橋グルメ

2016年10月20日 13時30分28秒 | 広島・お酒呑み系

 

(ここも後輩Kさんが評価されていたような気がする)

まるで追っかけだ。Kさん後追いなことはまあ違いないが。

これが一年の差である。

 


小鍋家 玉井

http://hiroshima-bbc.com/tamai-138.html

住所:広島県広島市中区大手町5-5-7

営業時間:(月) 17:00~22:00  (火~土) 11:00~14:00  17:00~22:00

定休日:日曜日

電話番号:082-247-3959


 

 

見た感じはちょっとこじゃれている・・・割烹とか小料理屋のような雰囲気をさせておった。

 

入店。

あ、カープ。

広島カープのユニフォームを着ている女将さんとスタッフおねえさん。

 

横にはあんまり大きく広くないようで、入口のほうは厨房とカウンター。

奥には個室があるみたい。

 

カウンターの奥のほうに座る・・・・手前には常連さんっぽい人と若いおねいさんがいたのだから。

 

えーっとビールを。

ビールとお通し。

あ、箸置きかわいい。小さい折り紙みたいだ。

 

壁面にはテレビ。

ケーブルテレビなのかスカパー系なのかはわからないけれどずっと広島戦を観られる仕組みが出来上がっているみたい。

広島のまちにはこういう系が多い気がする。

 

カープ戦を酒の肴にするっていう飲み屋さんが。

 

「カニがあるよ」と。

もくずガニだよと。

 

もくず?もずく?どっちだろう?

 

そのときは、その程度だった。

そのときは。

 

さて、何鍋にしようか。メニューを見る。

大きく言えば「すきやき」か「しゃぶしゃぶ」。

別の軸線で言えば、牛肉か豚肉。

 

(ぶただな・・・・

 それも、しゃぶしゃぶでだ・・・・・・)

 

なんかわかんないけれど、たぶん一番自分の食べた数の少ないものを選んだんだと思う。

豚しゃぶとんと食べていない。

「タレはなんにされますか?」

あ、ポン酢とゴマダレか。ゴマダレにします。

 

「あと卵焼き」

 

そして来る。そして来る。鍋の先駆けとして野菜群。

野菜がいっぱい取れるっていいな。一人暮らしのムシマルはそう思うのだった。

 

ほんの少し後。豚肉が届けられる。

薄紅色で、大輪の一花みたいである。

 

「料理の写真撮らせてもろうていいですか?」

「おにいさんなんかやってるの?ブログ?」

「・・は、はい」

「『ゴハン行こうよ』みたいやね」

ゴハン行こうよ?行ってるよ?

 

説明してくださる女将さん、そして常連客さん。

韓流ドラマに、そんなグルメブログをするひとにスポットを当てたドラマがあって常連客さんはそのファンらしい。女将さんも見ている様子。

「お兄ちゃんはちょっと主演俳優に似ているね」「似てないよ!」そんな会話。

 

「おにいさんはどっからきたの?」女将さんから。

住んでいる町の名前と、あと高知から転勤になったことを言う。

 「へー」

 

 

そんななかで、しみじみとお鍋をいただく。

ああ、お酒もいいけれどゴマダレ、ご飯に合いそう。

ごはん行こうよ!

 

 

 

お肉をつけて、ぱくり。

ごまだれの香りが口から入ってきた。冷たく、つんと刺激的だ。

 

一人鍋であるが、二人くらいでも足りそうな量。

(家で一人で鍋ってしづらいんだよな・・・いやできるんだけど適量を作りにくい気がする)

むっちゃ余らせたり、もっと野菜買えばよかったなって足りなくなったり。


 そういう点では、ここもそうだしこの近くにあるモツ鍋出す店も、なんだかアリガタイ。ビバひとり鍋。

 

卵焼き。

あ、これは好みの卵焼きな気がする。

 

ばぬす。むしゃ。

ちょっとずっしりめ、重力を感じる。コンテンポラリーな感じ。

あ、塩気もいい感じ。

おかずにつまみになるにはやはり甘い系よりも辛くするほうが捗る。

 

ご飯ほしくなり、酒は酒でほしくなり、解決の帰結としてムシマルが選んだのは

「コメの酒にすること」。

 

私が選んだこの結果は果たして正しいのかはわからない。

300mlの瓶でいただく。

賀茂鶴だ。浮世絵みたいな背景。ミドリいろっぽい。なんだか落ち着いている。

この年でもう枯淡の域に達していないか?

 

とくとく・・ぐび。

くひ。

 

息が出る。当然酒臭い。

300mlか、ちょっとおおいなー。

2合弱くらい?360mlくらいが2合だったか。

 

まだまだいける。

しゃぶしゃぶの野菜は、白菜もやし水菜ニンジンなどで、あと豆腐やうどんがちょっと入っている。

 

〆雑炊とか〆うどんとか、あるのかな?

常連さん「ここのごはんはおいしいでー」

 

お肉や野菜のおかわりはあるみたい。

 

 

うん野菜まだけっこういっぱいある。

食べていると常連さんが。

常連さんが!サービスを!

 

「にいちゃんエビのみそ漬け炙り一本食べて、おごるから」って!

 

ちらり。

(今お値段見たら、2本600円、ひとつ300円だ。

 もう一本は逆隣の男性客に上げていた。若いおねいさん客はその少し前に帰られていた。)

 

おすすめのおいしい食べ物だから食べて!って感じなんだろうかガジ。

おいし。

これは味がしっかりついている。味噌漬けの効果がしっかり活きている。

 

口から香りが出る。

酒が入っていたところに味噌も入り、お腹の中がどんどん醸されそう。

 

身が、ぱりぱりの皮からも張り裂けそうに味。

 

そこでムシマルは気が変わった。甲殻類に矛先が向いた、というか。

「カニ一匹ください」

常連さんから、このもくずカニのメス、卵をはらんだ奴がいただけるのは今この時期(9月)辺りしかないとかとのこと。

 

そういう期間限定的な、「今が旬」みたいなワードに弱いのだ。

 

女将さんがカニを剥いてくれている。

提供。

ぼりぼりと、手でつまんでワイルドに食べるのが吉らしい。

 

脚の付け根あたりはバリボリと殻も食べられるとのこと。

 

と、お姉さん店員が紙を持ってきてくれた。

それは紙を折った殻捨て箱で。

風流、っていう言い方は違うかもしれないけれどなんかジャポニズムに溢れているでないか。

 

さすが米国大統領が折り鶴を折りに来たまち。

 

 

カニの味に戻る。本題に戻る。

黄色いようなオレンジなような部分が、たまごか。

 

がじゃり。

あー宿している、あじ。

カニが卵を持った味というのは、こういうことか。

 

海で精いっぱいの一生を過ごしたカニが、たまごに味が引き継がせている、その味がムシマルに伝わっている。

命ってつながっているんだとか思ったといえば過言になる。

 

 

潮の味がとおっている。

 

お酒が進んでしまう。

 

 

危険だな、って思っている。

ただ危険もある一定以上を過ぎると確率は一緒くらいになるってマーロウの出てくる小説に書かれていた気がする。

 

 

完食。

 

3,500円か600円。

 

 


 

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