足立直義の丹沢・大山山麓だより

生き物との出会いを楽しみに今日も山麓を歩いています

No. 1512 ~ アオバセセリ と クロヤマアリ ~ 

2017年08月17日 | 昆虫

観 察 月 日   2017.8.13.曇 24℃

観 察 場 所   山北町 玄倉

 先月から気になっている事がある。私一人かと思ってい

たら、皆もそうであったと言う。

 それは林道の山側の一部がブロック積みになっていて、

そこにマメズタが伸びている。それが、右に左に、上に下に、

直線に曲線にと自由に伸び、それが、模様や文字に見えて、

気になるのだ。

 「先月は英字に見えたけど、今日は漢字みたい」「北の字

に似ているね」がやがやとやっている内に、“漢字の北”に

落ち着いた。

 今年の夏の天候不順の原因は、「オホーツク海高気圧か

ら吹くやませが・・・」TVで説明している絵が頭に浮かび、

「“北”がポイントなのだ」と非科学的に、もう一度マメズタを

見上げてしまった。

 不順とは言え、夏の季節は進み、タマアジサイは咲き、マ

タタビの葉の白さは薄れ、実が下がっている。

 湿った林道の上に アオバセセリが休んでいる。「アオバ

セセリがいるので、そっと此の位置まで集まって」と皆に伝

えて、私は膝をついた。アオバセセリは、気温が低いのか、

湿度が高いのか、飛び立つ様子もなく、みんなでゆっくり観

察する事が出来た。

 私が望遠レンズで覗くと、クロヤマアリが現われ、アオバセ

セリの周囲をじぐざぐに歩くと、突然アオバセセリの頭部先端

に近づき、動きを止めた。どうしたのだろうか? この時のア

オバセセリの“つぶやき”と、クロヤマアリの“つぶやき”を考

えてみませんか。

マメズタが 字を書いている。 

タマジサイも咲いた。

マタタビの実が。

林道上に イラガの幼虫が。

続いて アオバセセリが休んでいる。

望遠レンズで 引き寄せて見た。  聞いてみたいな 両種の ”つぶやき”!

”つぶやいた” 自然大好きな人間です。

★ 毎月第2日曜日10時 玄倉バス停。(駐車場あり)


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