足立直義の丹沢・大山山麓だより

生き物との出会いを楽しみに今日も山麓を歩いています

No. 1510  ~ セマダラコガネの思い出 ~

2017年08月08日 | 昆虫

観 察 月 日   2017.7.25.曇 27℃

観 察 場 所   松田町 秦野峠林道

 朝の霧雨が、水粒となっているススキの葉に、セマダラコガ

ネが休んでいた。

 子ども達が両腕を空に伸ばし、指を2本開いて“「ピース」の

ポーズ”を取る様に、セマダラコガネも両触角を伸ばし、その

先を3枚に開いて、「ピース」ではなく“[ダブルピース!]のポ

ーズ”を取っているのが面白く、何故か若かった頃のフィール

ドワークの一場面を、思い出してしまった。

 その頃の夏は、浅間山麓をよく歩いていた。今の私とは違い、

手にはネットを持ち、腰には三角ケース、肩からは毒壺、ポケ

ットには殺虫管、吸虫管等を入れ、今では考えられぬ出で立ち

であった。

 山麓には、アザミ、キキョウ、オミナエシ、オトコエシ、カワラ

ナデシコ・・・の花が咲き乱れ、大小のチョウが飛び交い、一日

ネットを振ると三角ケースが溢れ、三角紙が足りなくなった。

 浅間の煙を背に高原を歩くと、ススキやイタドリの葉上に何匹

ものセマダラコガネが目を引いた。チョウを追い草叢に足を踏み

入れると、セマダラコガネは流れを感じてか、ゼンマイ自掛けの

様に葉の表面から転げ落ちるのが、可笑しかった。地上へ落ち

た彼等を見付けるのは難しかった。何度かの体験から「そうか

!彼等は命を繋ぐために“ころげの術”を発明したのだ」と気が

付いた。体色も黄土色から黒まで変化のある事も気付いた

。“見つければ急いで採集”から、“じっくり観察する”方向へ

とスライドして行ったのは、その頃である。

「秋でもないのに」とUさん。 頭上のハゼノキが 警報を出したのか。

見事なサルトリイバラ! 一言どうぞ「            」

”ダブルピース”を見てやって下さい。

体色が 少し黒が多いかな?

体色が 真っ黒。 ”ころげの術” の忍者にふさわしいいで立ち!

★ だから 自然観察者は止められない。 そう 思いません?

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