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主役がベンツの6輪駆動スーバーオフローダーかと思わせる「追撃者」2014年制作

2016-09-18 15:43:30 | 映画

               
 アメリカ南西部カリフォルニア州、ユタ州、ネバダ州、アリゾナ州にまたがる広大なモハーヴェ砂漠に近いボラスカ郡保安官事務所からガイドの仕事があると留守電に入っていた。

 ベン(ジェレミー・アーヴァイン)は、保安官事務所に着いて分かったことは、マディック(マイケル・ダグラス)という男が解禁前なのにビッグホーンの狩猟許可を取ってきたという。保安官の話では上にツテがあるらしい。ガイドを引き受けた若いベン。

 保安官事務所の前に巨大なオフロード車が止まっていた。マディックの持ち物で「アメリカに1台しかない。5万ドル(約5千万円)の高級車だ」と自慢げに言う。

 フロント・グリルには高級娼婦を連想するメルセデス・ベンツのエンブレムが媚を売っているようだ。「G63AMG6×6」というネーミングの全長約6メートル、全幅2メートル強、全高2メートル30、最低地上高46センチ、渡河限界深度1メートルという軍用車並の性能を誇る。

 ちなみに最低地上高は、日本のランドクルーザーで22センチ50というから、この車はオフロードでも余裕綽々といったところ。それをマディックはぶっ飛ばす。西部劇でおなじみの風景が飛び去って行く。

 道路から外れて砂漠を疾駆し、獲物が出現する岩山の麓でキャンプ。焚き火で暖を取りながらマディックは特製の椅子で寛ぐ。しばらくするとチンという音がした。車の後部にあるレンジでレトルト食品を温めていた。モハーヴェ砂漠まで来てレンジでチンとは? なんだかちぐはぐで笑っちゃうよ。大金持ちはそんなことは気にしない。安全で便利なら、快適という言葉は俺のためにあると思っている人種だ。

 ベンのガイドとしての責任感が、マディックに狩猟許可証の提示を求める。ところがマディックは、許可証の代わりに札束を取り出す。札束の誘惑は強烈。如何に真面目なベンでもその魅力には勝てなかった。

 翌日、事態は暗転する。ベンは双眼鏡で尾根を探っていた。太陽が真正面から差し込んでくる。はっきりと尾根が見えない。横でライフルを構えていたマディックが動くものを捕らえ引き金を引いた。高性能のライフルとマディックの射撃の腕は獲物を斃したと確信、尾根に上がってみるとベンの老人の友だった。即死だった。

 戸惑うマディックから鍵を受け取り死体を運ぶため車を取りに岩山を降りていった。狡猾で自己中心のマディックの頭の中では、この事態を乗り切るための方策が渦巻いていた。そして決まった。

 ベンのライフルを死体に向けて撃った。戻ったベンに「警察に届けると君にも容疑が降りかかる。死体を埋めて何事もない振りをしよう。君は大学に行き、経済を学べ、卒業したらわが社に迎え入れる。高給で処遇することを約束する」ベンもしぶしぶ了承して握手を交わす。

 ところが、車の中に置いたボストンバッグの半開きのファスナーから通信機が見えた。保安官事務所に直通するものだった。それを手に取ったとき動物的嗅覚を持っているのではないかと思わせるマディックが銃口をベンに向けていた。「裏切り者め!」と言ってパンツ一つの裸にされ、靴も脱がされて町へ帰れと言う。

 町まで150キロ、気温50度の炎天下、たどり着くのは不可能。マディックはベンを殺すつもりだ。ここからがモンスター・ベンツで追いかけながらベンの死を楽しんでいるようだ。

 この映画の面白いのはここまでで、ベンが町にたどり着く過程が、理屈に合わない場面の連続だ。私としては、モンスター・ベンツを知っただけの映画だった。劇場公開2016年5月
         
 

監督
ジャン=バティスト・レオネッティ出自不詳

キャスト
マイケル・ダグラス1944年9月ニュージャージー州生まれ。
ジェレミー・アーヴァイン1990年イングランド生まれ。


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