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ウェストコースト・ジャズの代表的プレイヤー、チェット・ベイカーを描く「ブルーに生まれついて」

2017-06-13 15:57:28 | 映画

               
 チェット・ベイカー(1929.12.23~1988.5.13)は、1950年代ロサンゼルスを中心に西海岸一帯で演奏されていたウェストコースト・ジャズの代表的トランペット奏者、ヴォーカリスト。

 他によく聞く名前としてバリトンサックス、ピアニストのジェリー・マリガン、ピアニストのディヴ・ブルーベック、ドラマーのチコ・ハミルトン、サックスのアート・ペッパーなどがいる。

 チェット・ベイカーを演じるのはイーサン・ホーク。この時代のジャズメンの多くは、いわゆる薬漬けで人生の放浪者とでも言えばいいか。チェット・ベイカーも例外ではなかった。ヤクのトラブルであごを砕かれ再起まで時間がかかったが、ようやくニューヨークの名門ジャズクラブ「バードランド」での演奏に漕ぎ着ける。ここで認められればヨーロッパ・ツアーも夢ではない。

 マイルス・デイヴィスやディジー・ガレスピーも来ているのを目にしてパシフィック・ジャズ・レーベルのプロデューサー、リチャード・ボック(カラム・キース・レニー)に言う。ヘロインの解毒や維持療法に用いられるメタドンを「飲んでいない」
「緊張するのは分かるが、自信を持て! 大丈夫だ」とリチャード。
化粧台にはろうそくが揺らめき、注射器とヘロインの粉が置いてある。
「それは止めた方がいい」とリチャード。

「人生を取り戻したい。音楽をやりたいんだ。思い通りに……」注射器のほうへあごをしゃくって「自信が湧くんだ。テンポが広く感じられる。一つ一つの音の中に入れる」
リチャードは持ってきたメタドンを注射器と並べて「どちらでも、君が決めろ」と言って出て行った。

 そしてステージでは、自信たっぷりに「I've never been in love before恋をしたこがない」を歌う。しかし、ヘロインをやめられない彼から、婚約者のアフリカ系アメリカ人のジェーン・エレイン(カーメン・イジョゴ)が去っていった。

 ステージは成功し、以後チェット・ベイカーはヨーロッパで過ごした。そして1988年5月13日オランダ、アムステルダムのホテルの窓から転落死。原因は不明。

 チェット・ベイカーは、1986年に初来日している。イーサン・ホークは、6ヶ月のトランペット特訓があり歌も歌っている。なかなか渋い声でチェット・ベイカーとは違った味があった。

 批評家の平均点は7点でそこそこ評価されたということか。チェット・ベイカーのヴォーカルでの代表曲「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」をイーサン・ホークでどうぞ! 2015年制作 劇場公開2016年11月
         

               

 
監督
ロバート・バグーロー1974年1月カナダ、オンタリオ州ロンドン生まれ。

キャスト
イーサン・ホーク1970年11月テキサス州オースティン生まれ。
カーメン・イジョゴ1973年10月イギリス、ロンドン生まれ。
カムラ・キース・レニー1960年9月イギリス生まれ。

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