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素人は手を出すな! という警告か 2016年制作「マネーモンスター」劇場公開2016年6月

2016-10-12 16:03:00 | 映画

              
 株式投資の不条理を暴く社会派サスペンス。ジョディ・フォスターが監督した本作は、第69回カンヌ国際映画祭でスタンディングオーベーションが4分ほど続いたと言われている。

 テレビスタジオがハイジャックされる。FNN局の人気番組リー・ゲイツ(ジョージ・クルーニー)の「マネーモンスター」を放送中、見知らぬ男が押し入ってきた。局の連中は冗談かと思っていると、男は拳銃をぶっ放した。これは本物だというわけでディレクターのパティ(ジュリア・ロバーツ)は、放送を中断した。その男カイル(ジャック・オコンネル)は放送しろと脅迫。やむなく犯行現場の生中継となった。

 そしてカイルの言い分は「祖母の遺産8億ドルをこの番組が推薦したアイビス社の株に投資したが、暴落してすべてを失くした。これはアイビス社が操作したに違いない」責任者を出せ! という具合。

 その責任者は海外出張中で不在。テレビ局は時間稼ぎをしながら、暴落の真実を探るために調査を開始。サスペンスの色合いが濃くなっていく。やがて見えてきたのはアイビス社の詐欺まがいの実態だった。

 当初アイビス社は、アルゴリズム取引のバグが原因だと主張していた。つまりプログラムの不具合という。このアルゴリズム取引にはいくつかのパターンがあるらしく、すべてコンピューターが売り買いの発注を行う。超高速取引という売買システムで1000分の1秒単位の注文が可能とされていて、 日本でも60%がこの取引らしい。

 このプロの世界に研究不足のアマチュアが入り込むとカイルのような悲劇に遭遇することになる。第一、テレビからの情報を丸呑みするというのはリスク管理の不備と言われても仕方がない。しかし、映画が指摘するようにアルゴリズムを隠れ蓑に悪事を働く企業があるということ。

 カイルはアイビス社の「悪かった」という謝罪を引き出したが気持ちが治まらない。アイビス社の責任者に着せた時限爆弾のスイッチを押そうとしたとき、狙撃銃からの弾丸が心臓を貫いた。

 格差の広がる現代、一人の若者が死んだ。しかも責任者に着せた時限爆弾のチョッキはにせものだった。テレビ画面を見つめていた多くの視聴者は、複雑な表情を見せる。次の投資の犠牲者は俺かもしれない。

 
         
          
監督
ジョディ・フォスター1962年11月カリファルニア州ロサンジェルス生まれ。1988年「告発の行方」、1991年「羊たちの沈黙」でアカデミー賞主演女優賞受賞。

キャスト
ジョージ・クルーニー1961年5月ケンタッキー州レキシントン生まれ。2005年「シリアナ」でアカデミー賞助演男優賞受賞。
ジュリア・ロバーツ1967年10月ジョージア州生まれ。2000年「エリン・ブロコビッチ」でアカデミー賞主演女優賞受賞。
ジャック・オコンネル1990年8月イギリス、イングランド生まれ。

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