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他人の記憶を植え付けられたら「クリミナル2人の記憶を持つ男」2016年制作

2017-07-22 18:40:32 | 映画

                  
 植えつけられた他人の記憶の影響で、凶暴な男が普通の男になるというお話。CIAロンドン支局諜報員ビル・ポープ(ライアン・レイノルズ)は追われていた。ハビエル・ハイルダーム(ジョルディ・モリャ)というスペインの無政府主義者が追う。彼の野望実現に必要な強力なコンピューター・システムを開発したサイバー・ネーム、ダッチマンといわれるオランダ人のヤン・ストルーク(マイケル・ピット)をビルがかくまっていると疑っているためだ。

 ダッチマンは、アメリカ軍のコマンド・システムを操作できる。ミサイルの発射を自在に遠隔操作で行えるシステムを持っている。CIAはダッチマンの言う「亡命とパスポート、身辺保護と1千万ドルが代価だ」を受けビルにその受け渡しの任務を与えた。しかし、ビルは埠頭の崩れかけた倉庫に追い詰められる。CIAがビルを発見したときにはすでに死んでいた。

 CIAは記録プログラムの専門家フランクス医師(トミー・リー・ジョーンズ)に記憶の転写手術を依頼する。これは死亡したビルの記憶を他人の脳にコピーするというもの。選ばれたのがジェリコ・スチュワート(ケヴィン・コスナー)だった。

 収監中のこのジェリコは所長に言わせれば「刑務所の常連、衝動的、社会不適合、憎しみや愛の感情を持たない」この実験的手術は、初めて人間に適用されるので言うなれば死んでもいい人物のやり玉に挙がったのがジェリコだった。

 SF的アクションの展開で楽しませてくれるが、ジェリコに普通の感情が芽生え苦しみや悲しみが分かるようになり愛すら理解できるようになるというメロドラマ風味が私には甘っちょろいと感じる。このコピーが48時間しか持たないのなら、48時間ぎりぎりに人の命を助けるために爆発に巻き込まれ華と散ったと言うほうが余情があった気がする。

 ビルが妻ジル(ガル・ガドット)と娘エマと海岸で戯れる記憶がジェリコにも浮かんでジルとジェリコのハッピーな未来が予見できると言う結末。どうしてもロマンティックな幕切れにしたかったのだろう。製作費3150万ドル。アメリカ国内興行収入1470万ドル、海外2400万ドル、総計3870万ドル。
   
監督
アリエル・ヴロメン1973年2月イスラエル生まれ。

キャスト
ケヴィン・コスナー1955年1月カリフォルニア州生まれ。
ゲイリー・オールドマン1958年3月イギリス、ロンドン生まれ。
トミー・リー・ジョーンズ1946年9月テキサス州生まれ。
ガル・ガドット1985年4月イスラエル生まれ。
ライアン・レイノルズ1976年10月カナダ、バンクーバー生まれ。
アリス・イヴ1982年2月イギリス、ロンドン生まれ。
マイケル・ビット1981年4月ニュージャージー州生まれ。
ジョルディ・モリャ1968年7月スペイン、バルセロナ生まれ。

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