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ワイナリー再生の家族ドラマ「ブルゴーニュで会いましょう」2015年制作 劇場公開2016年11月

2017-05-14 15:27:07 | 映画

                 
 「生き生きとしたミネラル 熱した革 後味が甘すぎる 収穫が遅れたな 9点」「色はガーネット  スモーキーな香り 深みがありタンニンが長く残る 悪くない 14点」

 20点満点で赤ワインを評価する「マレシャルのフランス・ワイン・ガイド」の著者シャルリ・マレシャル(ジャリル・レスペール)がテイスティングの結果を秘書に書き取らせていく。この本で成功を収めたシャルリは、パリで180平米のマンションで優雅な暮らし。

 一方、実家のワイナリー「ドメール・マレシャル コート・ドール」は、6桁の負債を抱え支払い不能状態を宣告され、ワイナリー売却の危機に直面していた。売れないワインを3年分も倉庫に積み上げている状態だった。

 妹から事情を聞いたシャルリは、ワイナリーを訪れる。もともとワイナリーの仕事が嫌いで今の仕事を立ち上げ成功したとはいえ、父親フランソワ・マレシャル(ジェラール・ランヴァン)との折り合いは最悪の状態だった。案の定「なんとかする」と取り付く島もない。

 しかし、息子としては放置できない。祖父ジャック・マレシャルが書いた「コルトン・グラン・クリュ 1945」を手に取った。そしてヒントを得た。そのヒントは、古代の醸造法で作ることだった。熟成は樽を使わず大きな壺で、畑を耕すのは馬という具合で特級品のコルトンを目指す。

 その間、隣のワイナリーの娘ブランシュ(アリス・タグリオーニ)との恋が彩りを添える。そのワイン作りが成功して家族の和解と恋の成就というハッピーな物語でした。

 さて、映画はいろんなことを教えてくれる。まず、古代製法で出来たワインは「アロース=コルトン プルミエ・クリュALOXE-CORTON PREMIER CRU」という特級品だった。

 私は調べてみた。アロース=コルトンは、村の名前で面積3平方キロ、人口200人足らず。非常に優れたワインを産す。とウィキペディアにある。なお、プルミエ・クリュは、最初の極上のワインという意味らしい。ネットで値段を調べると、720ml 18000円だった。

 もう一つ、ワインといえばテイスティングだが、日常的にワインを飲まない日本人にはやや面倒くさい作法だろう。一流のレストランでワインを注文すると、それをテイスティングさせられる。ちょこっと振って気持ちだけグラスの縁に鼻を近づけて「結構です」と言う。ウェイターは恐らくその仕草から一見で終わる客か、ひいき客になるか冷たい目で見ているのではないだろうか。

 シカゴのコラムニスト,ボブ・グリーンも著作でテイスティングを揶揄しているのを読んだことがある。アメリカ人も苦手なのかな。さすがにフランス人は違う。

 大きいグラスに四分の一ぐらいワインを注いでグラスの足を持って大胆にぐるぐると回し鼻先をグラスの中に入れて芳香を確かめる。手に持って回すこともあれば、テーブルに置いたまま回すこともある。要する上品ぶらなくてもいいということ。よし、これからそういう場面では通ぶった顔をしてやろう。仮面はすぐに剥がれるかもしれないが。

  

  

  

監督
ジェローム・ル・メール出自不詳

キャスト
ジェラール・ランヴァン1950年6月フランス生まれ。
ジャリル・レスペール1976年9月フランス、パリ生まれ。
アリス・タグリオーニ1976年7月フランス生まれ。


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