「 母権制 」 3 ひとまず終わり

2017-05-16 18:17:51 | 

 バハオーフェンによると、人類の文化は、下から上へと発展するという。大地から太陽へ、物質的・自然的なものから純粋な精神の高みへ、と。前者が母権制で、後者が父権制に当たる。
 つまりバハオーフェンは、母権制よりも父権制の方が、より進歩した文化の形態だと言っているのにゃ。このあたり、かなり誤解されているにゃ。

 母権制、つまり女性支配の時代は、暗い時代なのだという。物質的・自然的な事実、「 人間は、生まれてきた以上、死ななければならない 」 という事実、死に対する恐怖にひたすら耐えるだけの時代。そこから、死を超越した精神的な光の高みへと人類は上昇するのだ、という。それが父権制であり、「 アポロンの時代 」なのだ、と。だが・・・・・・。

 バハオーフェンが、知らないはずはない。アポロンの双子のきょうだいが、大地母神のアルテミス ( ディアナ ) だということを。「 純粋な精神の高み 」 の裏側には、「 物質的・自然的な限界 」、「 肉体的な死 」 が常に存在する。このことを、ギリシア人は忘れなかった。どちらか一方がなくなる、というわけではないのだ。

 あと残り3割だが、果たしてバハオーフェンは、このことに触れているのだろうか。

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