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また出た! お得意の他人事会見文  報道スクラップ

2017-06-20 | エッセー


また出た! お得意の他人事会見文   報道スクラップ

 この知的偏差値に不自由なところある首相は、大事な「会見」のとき、日本と自分のことを、まるで評論家のように他人事目線で話す、可笑しな癖があるようです。
 そのことをこのブログで批判してきましたが、昨日の会見でも、またそれが出ましたね。
 そういう他人事話法を使う意図は、批判のはぐらかしであることは明白です。
 以下がその要旨。

 ■首相会見要旨 (2017.6.19 朝日新聞朝刊より)
 安倍晋三首相が19日に行った記者会見の要旨は次の通り。

 【冒頭発言】この国会は建設的議論からかけ離れた批判の応酬に終始してしまった。政策とは関係ない議論ばかりに多くの審議時間が割かれた。国民に大変申し訳ない。印象操作のような議論に対して、つい強い口調で反論してしまう私の姿勢が結果として政策論争以外の話を盛り上げてしまい、深く反省している。
 (国家戦略特区をめぐる文書の調査が)二転三転したかたちとなり、長い時間がかかった。こうした対応が国民の政府への不信を招いたことは、率直に認めなければならない。冷静に一つひとつ丁寧に説明する努力を積み重ねていく。獣医学部新設について、行政がゆがめられたかどうか議論となった。規制改革はゆがんだ行政をただすものだ。私が先頭に立ち、あらゆる岩盤規制を打ち破る。
 家庭の経済事情にかかわらず、高等教育をすべての子どもたちに開かれたものにしていく。生涯にわたって学び直しと新しいチャレンジの機会を確保していく。画一的な発想にとらわれない、「人づくり革命」を断行する。有識者会議「みんなにチャンス!構想会議」を今夏立ち上げる。


自分事文章に添削指導してみる

 「この国会は建設的議論からかけ離れた批判の応酬に終始してしまった。政策とは関係ない議論ばかりに多くの審議時間が割かれた。」
誰のせいそうなったのかということを避けるための誤魔化し他人事調。
>「国民に大変申し訳ない」
他人事語りだから、何を誤っているのかを誤魔化せると思って言っている。
>「印象操作のような議論に対して」
反省を述べる会見のことばに、野党の議論を「印象操作」と決めつけて攻撃する文を挟む「逆印象操作」を平気でやる。
>「つい強い口調で反論してしまう私の姿勢が結果として政策論争以外の話を盛り上げてしまい、深く反省している」
自分事調で、これを正しく言うなら、以下のようになる。
「つい強い口調で反論して、意図的に政策論争以外の話に逸らした下品な行為を、深く反省し、ここに謝罪いたします」

>「(国家戦略特区をめぐる文書の調査が)二転三転したかたちとなり、長い時間がかかった。こうした対応が国民の政府への不信を招いたことは、率直に認めなければならない。」
これも「二転三転したかたちとなり、長い時間がかかった」というのではなく、「二転三転させて、長い時間をかけてしまい」と言うべきところだ。
その反省というのなら「冷静に一つひとつ丁寧に説明する努力を積み重ねていく。」ではなくて、糾明を目的とした委員会または臨時国会を開いて明らかにします」だろう。

 「獣医学部新設について、行政がゆがめられたかどうか議論となった。規制改革はゆがんだ行政をただすものだ。」
 前の文と後ろの文の繋がりが意図的に歪曲されている。「獣医学部新設について、行政がゆがめられた」、それを糺すことに絞った糾明と批判行為のはずだが、それを>「規制改革はゆがんだ行政をただすものだ」とすり替え、それを私が先頭に立ち、あらゆる岩盤規制を打ち破る。」と鉄面皮に言って除けている。

 あなたに行政のゆがみを正す能力も道義感もないことは、国民はすでに熟知している。
 行政のゆがみを正しかったら、即刻、あなたが政界から退陣するしかないだろう。

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