ワンピースまんがぱうち(レビュー・ネタバレ)

ワンピースをまとめながら、フラグとなる詳細を記録しつつストーリーを追っていきます。

41巻-399話 滝に向かって飛べ (司法の塔の戦い-2)

2016年08月09日 | エニエス・ロビー編




「裁判所」屋上の”麦わらの一味”は、皆その顔に闘志をたぎらせていて、迎え撃つ「司法の塔」では『CP9』も海賊の襲来と久しぶりの戦闘にゾクゾクしていた。




そして、「裁判所」と「司法の塔」を結ぶ跳ね橋がゴゴゴ・・・という音と共に下がってきた。
裁判所の戦いで、玄関前の巨人とヨコヅナが勝利し、左右の塔ではキウィとモズが率いるフランキー一家が勝利を手に、跳ね橋のレバーを引いた。



残る「裁判所内」の3つ首の裁判官は、ガレーラの職人3人によって解体するまでには至ったが、跳ね橋に砲撃を撃つことを許してしまってせいで、跳ね橋は途中でその動きを止めてしまった。








あと少しという所で邪魔が入る。
スバンダムはこの間に、ニコ・ロビンとカティ・フラムの2人を「正義の門」の向こう側へと連行しようとしたが、カティ・フラムの方は自由の身となって、ニコ・ロビンとスバンダムの前に立ち塞がった。
そして、おもむろにその体内から『古代兵器の設計図』を取り出すと、スバンダムの目の前へと突きだした。
それが正真正銘本物である事は、5年もの間船大工をしていたカクやロッチが見ればすぐにわかった。
今までに見た事もない、想像を絶する設計図である。




カティ・フラム・・・フランキーは一世一代の賭けに出た。
ニコ・ロビンという女は、恐れていたような古代兵器復活を目論む悪魔ではないことはわかった。
あれだけの偉業を成し遂げたトムさんが、全てを捨てて未来へ繋いだ設計図である。
アイスバーグという男が、人生と命を懸けたものは、「古代兵器」という驚異への抵抗勢力だった。

「なぁスパンダ・・・、トムさんやアイスバーグが命がけで守ってきたものは、もし『古代兵器』がお前みたいなバカの手に渡り、暴れ出した時、もう一つ兵器を生み出し、その”独走”を阻止してくれという”設計者の願い”だ。
ニコ・ロビンは『古代兵器』を復活できる危険な女だ。
だが、こいつにはその身を守ってくれる仲間がいる!!!
だからおれァ、”賭け”をする。おれがこの状況で設計者の願いをくんでやる方法は一つだ。」


そう言うと、フランキーは世界に一つの「設計図」を燃やしてみせた。



”抵抗勢力”がその敵である「世界政府」の手に落ちる事は阻止せねばならないのだ。

「だがこれで”兵器”に対抗する力は失った!!ニコ・ロビンがこのままお前らの手に落ちれば”絶望”だ!!!
そして”麦わら”が勝てば、お前らに残されるモンは何一つねェって事だ!!!
おれはあいつらの勝利に賭けた!!!」

ルフィ達は知らないが、この瞬間、世界の勢力図は”麦わらの一味”の動向に全てが掛かっていた。
大勢の人がその命を懸け、数千年の時を経て現代に引き継がれてきた世界を破滅させる力の均衡が、この勝負に賭けられたのだ。


フランキーの大見得に、「裁判所」のフランキー一家達はやんやの大声援を送り、ここで初めてフランキーは自分にも命がけで助けに来てくれた仲間達がいた事を知って涙した。




が、感涙のむせぶフランキーを、怒りのスバンダムが滝へと突き落とした。

そのタイミングで、ココロさんからの電伝虫が指令を出した。
「おい海賊共!全部聞こえてるよ、何をグスグスやってんらい!!あと4秒でそこへ着くよ!!思いっきり滝に向かって飛びな!!!」

指示はそれだけだった。背後で海列車の汽笛が聞こえる。
ルフィは一瞬の躊躇もなく、一味全員を抱えて、思いっきり滝へ向かって飛んだ。
「いくぞ!!!」










最新の画像もっと見る

コメントを投稿