ワンピースまんがぱうち(レビュー・ネタバレ)

ワンピースをまとめながら、フラグとなる詳細を記録しつつストーリーを追っていきます。

192話 旋風注意報  (BWとの戦い-ナミ3)

2016年01月12日 | アラバスタ編






ナミとミス・ダブルフィンガーの戦いは続いていた。
戦いというより、ナミがかくし芸をしながら逃げ回っている、のであるが、一瞬のスキで殺されかねない状況の中、ナミは頭脳をフル回転させてこの局面を乗り切る方法を必死で考えていた。

クリマ・タクトから3種の気泡(熱気、冷気、電気)が出ることはわかった。それとこの国の乾燥した天候を使ってできる事があるはず。
そうだ、大気に水分があれば・・・。何かを考え付いたナミは、クリマ・タクトの「宴会芸・水芸」を使って水分を大気に補充した。




宴会芸を見飽きたミス・ダブルフィンガーが、ケリをつけようと【シー・アーチンスティンガー】で髪を全て棘に変えてナミを突き刺しに走ってきた。さらに自分の皮膚を自分で刺して【トゲトゲ針治療ドーピング】で筋肉増強、トゲの威力を増してきた。


ナミの考えはこうだった。
熱気は水分を含んで上昇する。下降する冷気とぶつかって急激に冷やされると水分は凝結する。すると上空に雲が出来るはず。

女の攻撃を交わしつつ、ナミは必死で小さな雲を成長させ続けたが、そのスキをついて、女の【スティンガーフレイル】のトゲがナミの体を容赦なく襲う。




「どう?覚悟は決まった?」女がそう言いつつ、ナミの頭上から巨大トゲを振り下ろしたとき、ナミは女に向かって小さな弱い「電気」の泡を投げつけた。
それは女を素通りし、女の頭上に出来ていた黒い雲に吸い込まれ・・・そして強力な落雷となって女を襲った。名づけて【サンダーボルト=テンポ】




黒こげになった女は、本気で怒った。
だが、クリマ・タクトの使い方をマスターしたナミは余裕だ。「本日の空は高気圧をともなう晴々とした一日になるでしょう。
しかし!一部地域のみ"蜃気楼"や"旋風"の心配が必要です。トルネードにご注意ください」
そう言ってナミは、クリマ・タクトを女に向けた。





ウソップのトリセツには「トルネードテンポが武器の目玉で、一発限りの最終手段、外すと終わり」と書かれてある。まだ一度もトルネードテンポを使ったことはないが、これに賭けるしかない。
ナミがクリマ・タクトを構えると同時に、女は【シーアーチンスティンガー】でナミに突っ込んできた。
先ほど片足を痛め、もう逃げることの出来ないナミは、その痛めた足で女のトゲをもろに受けた。トゲはナミの足の甲を突き破って貫通し、痛みにナミは声をあげた。

だが、ナミは踏みとどまった。「・・・・痛くもかゆくもないわ、こんなの・・・。あんたにあのコの痛みがわかる・・・?それに比べたら・・・足の1本や2本や3本!!!へのカッパ!!!!」





ナミは髪のトゲから足を抜くと、その至近距離から【トルネードテンポ】を発射させた。だが・・・ナミの必死の思いと裏腹に、飛び出してきたのは、ハトのおもちゃが2羽・・・乾いた空気に虚しくハトの声が響いた。ポッポー・・・ポッポー・・・

ナミが絶望し、女が笑ったその時、2羽のハトがくるくると勢いよく回転しだした。ハトの紐が女に絡まり、女の体をグルグル回しながら、最後にドォン!!!という爆音とともに女が飛んでいった。




ナミは、自分でも何が起こったのかはわからなかった。だけど、女は気絶している。
アルバーナ北ブロック・メディア議事堂裏通りの戦い、勝者ナミ。





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