ワンピースまんがぱうち(レビュー・ネタバレ)

ワンピースをまとめながら、フラグとなる詳細を記録しつつストーリーを追っていきます。

193話 理想郷  (BWとの戦い)

2016年01月13日 | アラバスタ編





自分を守る為に走り傷ついたカルーを置いて、バロックワークスを”麦わらの一味”に任せ、荒れ狂うように戦う人々をすりぬけてビビは王宮へと走った。走りに走って、とうとう王宮にたどり着いた。

ビビは王宮に着くなり、王宮を守るチャカに「この宮殿を破壊して!!!!」と命じた。
チャカはこの唐突な指示に驚いたが、ビビはまっすぐにチャカを見つめて言った。
「そんな事をしたら、この国がおわっちゃう?違うでしょう!?ここがアラバスタじゃないもんね!!?アラバスタ王国は、今傷つけあってる人達!!!彼らがいてここは初めて"国"なのよ!!!この戦いを数秒止めることが出来れば、あとは私が何とかするから・・・・!!!!」




チャカは、ビビの王宮破壊の要望を承諾した。国王軍の兵士達は驚くが、長く国王の側に仕えていたチャカは、ビビの言葉は国王の意志を継いでいることを、しっかりと感じていた。

爆破準備を進める中、ビビはチャカに語りかけていた。
「イガラムを欠いて2年以上の暴動をよく抑えていてくれたわ。だけどこの反乱を止める事ができても、"あいつ"が生きている限り・・・この国に平和はこない!!」

こうしている間も、ビビはルフィ達の事が心配でならなかった。ゾロの言葉が頭をかすめる。
(何が何でも生き延びろ、おれ達の誰がどうなってもだ・・・)

チャカが「この戦争が終結をみた折には、その海賊達と大晩餐会でも開きたいものですね」と、そんな希望を口にした時、希望の全てを打ち砕く声が響いた。
「困るねェ、ミス・ウェンズデー。ここは直おれの家になるんだぜ?いいもんだな、王宮は。クソ共を見下すにはいい場所だ!!」





クロコダイルは王宮に入り込んでいたのだ!!!
クロコダイルがここに居るということは、ルフィは・・・・・!!国は・・・・!!ビビが青ざめた。


そして、クロコダイルの登場に城外の国王軍が騒然となった。ビビ王女の言っていた話が本当なら、宮殿内の王女が危ない!だが、王宮への門はミス・オールサンデー(ニコ・ロビン)の悪魔の実の能力で高く閉ざされ、誰の侵入も許さなかった。

ビビは、クロコダイルと同時に、父である国王が囚われの身として王宮に戻った事に気付いた。だが父親は、巨大な釘で体を壁に貼り付けられ、血に染まった見るに耐えない姿であった。

クロコダイルは、ルフィを殺してここに来たと笑う。確かにクロコダイルがここに居るということは、ルフィの敗北を意味しているのだが、
ビビはそれを認めようとはせずに、わめいた。

クロコダイルは、悲愴に叫ぶビビを相手にもせず、国王コブラに質問した。
「王座交代の前に一つ質問がある。"プルトン"はどこにある」




その質問に、国王コブラの顔から一瞬で血の気が引いた。「貴様・・!!なぜその名を・・・!!!」
「プルトン。一発放てば島一つを跡形もなく消し飛ばすと聞く・・・"神"という名を持つ世界最悪の古代兵器!!この国のどこかに眠っているハズだ・・・

ここでようやく、クロコダイルがアラバスタを狙った理由が知らされた。クロコダイルは、アラバスタの国ごとその古代兵器を手中に収め、
世界屈強の軍事国家を築く計画の序盤として、この『ユートピア作戦』を開始したのだ。
”それ”があれば海賊達を傘下につけて勢力を拡大し、やがては世界政府を凌ぐ力を得ることが出来る。その計画の為に、なにがなんでも古代兵器"プルトン"を手に入れるつもりなのだ。

クロコダイルは、国王コブラが簡単に口を割るとは思っていない。だからこそ遠回りの「計画」を実行していたのである。
クロコダイルはコブラに告げた。「30分後に、王宮前広場に直径5キロを破壊する爆弾を打ち込み、国王軍・反乱軍ともに皆殺しにする」と。

人々の命を思うピピは、悲痛な声で叫んだ。「どうしてそんな事ができるのよっ!!!!あの人たちが何をしたっていうの!!?」
だがクロコダイルは「くだらん。反乱を止めたがったていたから、ちょうどいいだろう?」とビビの叫びを一蹴すると、国王コブラに質問を向けた。
「"歴史の本文ポーネグリフ"を記した場所は、どこにある?」




『歴史の本文ポーネグリフ』と呼ばれる石の存在はビビも知っていたが、なぜクロコダイルがそれを欲しがるのかはわからなかった。
国王コブラは・・・しばし考えた後、苦渋の選択でクロコダイルに応じた。

だが、そのやりとりを聞いていたチャカが剣をとった。「ビビ様・・・私はもう我慢なりません!!」






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