ルフィとナミが、ジャイアント・ジャックを登りあぐねている時、目の前でエネルは超エネルギーの塊である【雷迎】を落とし、エンジェル島が跡形も無くその存在を消した。
だが、ルフィは諦めない。
ひし形のおっさんの為に鐘を鳴らさねば、ひし形のおっさんは死ぬまで海底を探し続けるんだ!!! . . . 本文を読む
少年ワイパーは、先祖カルガラの友を思った無念を知った。
また、ある時「北の海」から来た男から、ノーランドもまた友を思って無念で死んだことを聞かされていた。
ワイパーは、彼らの為に大鐘楼”シャンドラの鐘”を鳴らせたかった。
「ここにいる」と伝えたかった。
だが、エネルによって鐘どころか、空島の全てが破壊されようとしている。 . . . 本文を読む
ノーランドは5年後、今度は王を連れて親友の待つジャヤを訪ねたが、そこにあるはずの村や遺跡が跡形もなく消えていた。
ノーランドは、大嘘つきとして処刑されたが、首が跳ねられるその瞬間まで、友の存在を否定せず、友の身を案じ続けて死んだ。
一方、ノックアップストリームで空に突き上げられたシャンドラの人達は、空の神に土地を追われる戦いにあけくれた。
渡すわけにいかなかった。友が再び訪れる約束の地を、導きの鐘を守って大戦士カルガラは戦い続けて死んだ。 . . . 本文を読む
村人達が怒ったのは、先祖の霊が宿る神聖な木を、ノーランド達が勝手に伐採してしまった為だった。
ノーランド達が木を伐採したのは、すでに木は「樹病」に冒され、感染拡大を防ぐために致し方のない事だった。
その事実を知ったカルガラと村人は、ノーランド達を追ったが、ノーランドはすでに出航していた。
村人達は、大鐘楼の鐘を鳴らす。伝える事ができなかった”思い”を”言葉”を、鐘の音にのせて。
再びこの地で会うことを誓って。この地で友を待つことを鐘の音は告げていた。
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カルガラは、ノーランド達を地下の古代都市遺跡へと招待した。
自分達が守ってきたのは『歴史の本文ポーネグリフ』と呼ばれる文字の刻まれた石なのだと言う。
そこに何が書かれてあるのかは、わからないが、400年前、『ドクロの右目』という意味を持つシャンドラという都市が、この石を守るために戦って滅んだことは事実。その"想い"を守り続けなければならない。
そこにある大鐘楼は、死んだ先祖の魂が、迷うことなくこの地に帰ってこれるように鳴らす"シャンドラの灯"なのだと言う。
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地割れに半身飲み込まれたノーランドは訴える。
「特効薬を発見、開発した先人の”偉大な進歩”をお前達は踏みつけにしている!古い戒律こそ悪霊じゃないのか!そんなに神が怖いのか!!」
シャンドラの先人達の偉業を侮辱されたカルガラは怒る。
ノーランドもカルガラも、先人の偉業を尊敬し、そして人々の命を守りたい気持ちは同じなのだ。
カルガラは、ノーランドを信じ、その手で神殺しを行い、薬を村に持ち帰り、村人達は救われた。
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突然の侵入者に”神殺し”をされ、村の全滅から救う儀式を破壊した男に、大戦士カルガラは怒り、戦いを挑んだ。
ノーランドは戦いながら、戦士に言った。
「そうやって全てを排除してきたのか!!微々たるも重要な”進歩”を!!!」
だが突如現れた侵入者の言葉が、村人に伝わるはずはない。
カルガラが生贄の娘に「生贄が命を惜しむなど、恥を知れ!!!」と怒鳴りつけると、娘は涙ながらに自害しようと . . . 本文を読む
ワイパーは子供の頃、長老から一人だけ呼ばれて、ある話を聞かされていた。
ワイパー、お前の遠い先祖大戦士カルガラが、故郷をどうしても取り戻したかった理由がもう一つある・・・。
それこそが、カルガラにとって一番の無念。
いいか、大戦士カルガラには、1人の親友がいたのだ。
400年前、カルガラの許を訪れた彼の名前は・・・モンブラン・ノーランド。
むかしむかしの物語。
それは今から400 . . . 本文を読む
ルフィは、ナミを救出してエネルをぶっとばすために、ジャイアント・ジャックを駆け上っていった。
ナミは、全員で空島から脱出する為に、ルフィを連れ戻しにジャイアント・ジャックをウェイバーで追いかけた。
そして、ワイパーが目を覚まし、空島の地獄絵を目にして呆然と立ち尽くした。 . . . 本文を読む
「マクシム」から麦わらの一味、アイサとピエールは雲の地面に落下した。
サンジが命がけで壊したマクシムは、エネルの手で修復され、空島の破壊と、天使達の見境いのない大虐殺が始まった。
エネルは高らかに宣言する。「さァ・・"宴"を始めようじゃあないか。【万雷(ママラガン)】!!!!」 . . . 本文を読む