まんがパウチ (レビュー・ネタバレ)

漫画の絵とストーリーを、真空パウチするように書きとめました。
【ファイアパンチ】【カラダ探し】など

カラダ探し 最終章 3話 「一日目③・初日終了」

2017年07月08日 | カラダ探し 最終章
今回の「カラダ探し」では、「赤い人」の重要に情報である校内放送の”出現場所”が聞き取れないのだ。
次の行動を見失って憤る遥に、明日香は「大丈夫・・歌は聞こえない。遠いよ」と「赤い人」の歌を頼りに居場所を掴む方法を示唆すると、遥は少し落ち着きを取り戻すと、「そうね・・けどなんなの今の放送!?場所が特定できない以上、工業棟に行くのは危険ね。探す場所を生産棟にするわ」と次の行動を指示した。

頭の回転が早く、物事の判断が的確な遥に、2人はついて行った。

だが少し進んだところで、「赤い人」のあの「キャハハハハ!!!」という無慈悲で無邪気で不気味な笑い声が響き渡って聞こえた。
その瞬間、遥の顔はひきつり、恐怖に体が硬直したが、遥の後ろにいる明日香はそれに気づかず、驚いて悲鳴をあげそうになる日菜子の口を押さえて、声を出さないようにとジェスチャーしながら、考えた。




(声は私達から遠ざかっている。ならば見つかったのは私達じゃなく、まだ生徒玄関前にいる男子3人の方だ・・!「赤い人」に見つかった彼らは犠牲になるが、けれどこれで工業棟が安全であることがわかった)
そう考えた明日香は、遥に工業棟に行くよう声をかけたが反応がない。
3度程呼びかけてやっと遥がハッと我に返り、次の瞬間には「わ、わかってる!工業棟まで行くわよ!」と指示を出して走り出した。


私達が移動中、生徒玄関前から壮絶な断末魔の悲鳴が聞こえた。
明日香と遥は誰かが「赤い人」に殺されたことを悟ったが、日菜子は恐怖して明日香に話しかけてきたが、遥に「殺されたのよ!放っておくしかないの!いい香山さん!あなたも死にたくなければ行動には気をつけなさい!」と厳しく叱責されて黙った。



【工業棟2階】
工業棟に入るには、2階の渡り廊下からしか入れない。
渡り廊下は、「赤い人」に見つからないように、身をかがめて通りぬけた。




遥は「まずは1階から。追い詰められると逃げ場がないから、手早く終わらせるわよ!」と2人に指示して、先を急いだ。
そのテキパキと「方法」を知る遥に感心した日菜子が「凄いね三神さん、1度やってるって聞いたけど、どこから調べるとか自分で考えたの?」と聞くと、遥は少し間をおいて「・・・・・。考えたのは私じゃないわ・・・。だけどそれはあなた達には関係のないことよ」とそれ以上聞かれたくはない様子だった。

遥の前回の「カラダ探し」で、その方法論にいきつくまでに、相当な苦労があったのだろう、と明日香は思った。





【工業棟1階・工房】
明日香達3人は、手分けしてカラダを探すことにした。
流れで遥が、「私は職員室を調べるから、2人はここを調べて」と指示した時、日菜子が「えー!職員室の方が楽そうだよ。三神さんが全部決めてズルい!!」と反論した。
明日香は、何も知らない日菜子が遥に反論したことで、遥がまた怒り出すのではとハラハラしたが、遥は「ズルイって何よ、じゃあ香山さんが職員室を調べれば。私はどっちでもいい」とあっさりと別の場所を探しだした。


明日香は、遥が怒らないのは正直意外だった。
気分屋の日菜子と、合理的な遥は合わないと思っていたから。
だけど、日菜子も恐がりながら一人で懸命に探してくれてるし、遥も自分を抑えてくれている。
(初日から協力体制が出来ている今回ならば、3人で協力すれば初日からカラダの1つ2つ収められるかもしれない!!)
明日香はカラダを探しながら、良い感触を覚えていた。




だが、それはすぐに打ち砕かれる。
工房と職員室を探し終えて次へ向かおうとした時、再び、聞き取りにくい「校内放送」が工業棟1階に赤い人が現れた事を告げた。
と思った矢先、日菜子が「赤い人」に遭遇して、殺された。

明日香が日菜子を心配して駆け寄りそうになったのを、遥に手を掴まれて逆方向にダッシュで逃げた。
遥は「何してんのよ!!あなたまで「赤い人」を見るつもり!?」




全速力で走りながら、遥は「私は奥へ行く!」と明日香の手を離して分かれた。
笑い声は私達の存在に気づいたようで、その声が近付いてくる!!!
明日香は全力で逃げながら、(ということは日菜子は殺された、「赤い人」は遥の方へむかった、私は工業棟から離れなきゃ)と考えて行動していた。





【生産棟2階】
2階の渡り廊下を渡って生産棟2階まで来た明日香は、足を止めて、息を整えた。
これで今生きているのは、私一人かもしれない。
そう思って歩いていると、廊下の先に武司がいるのを見つけて、少しほっとして駆け寄った。




だけど、武司の様子がおかしい・・・。
血に染まった武司はもう死んでいて、死体が歩いているのだ!!
皆から聞いていた。死んでも「目」と「脚」があればその死体は、美紀の操り人形として歩き回るのだと。




明日香は、自分の経験から武司の殺され方が、「赤い人」の殺し方とは明らかに違うことに気づいていた。
おかしい!!

だけど明日香に考える暇はなく、死体の武司は明日香を振り返って睨みつけ、明日香の背後にはもう「赤い人」が立っていたのだ!!
絶体絶命。
その状況で、校内放送が響き渡った。
「『赤い人』が森・・・・さんの背後に・・・れました。振り返って確認ください」




振り返れるわけがない!!逃げなきゃと恐怖にすくむ足を無理に動かしたところで、武司から流れる血に足をとられ、そこを「赤い人」の手で胸を一突きにされた。

胸の肉をえぐられ、骨を折られ、その手が自分の体の胸から背へと貫通する凄まじい痛みに身をよじらせながら、明日香は前回の「カラダ探し」の恐怖が、痛みがその脳裏に嫌というほど鮮明に蘇っていた。

結局、初日はカラダどころか何一つ出来ずに殺された・・・・・。





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