まんがパウチ (レビュー・ネタバレ)

漫画の絵とストーリーを、真空パウチするように書きとめました。
【ファイアパンチ】【進撃の巨人】【カラダ探し】など

ファイアパンチ 38話 「大きな木になって」

2016年02月08日 | ファイアパンチ

『氷の魔女』を名乗る女は、ベッドに寝かせたユダに、「私の目的はね、この世界を一度終わらせて、次の世界を暖かくすることだよ。次の世界を暖かくする為にユダ、キミを使う」と言いだし、ユダはキョトンとした。


ユダが理解できていないのを見ると、「まぁ直接言うなら・・・ユダには生きている全ての生物から命を吸い取り、大きな”木”になって地球を暖かくしてもらう」と言い直したが、まだユダはピンときてはいない様子だった。
ユダはかろうじて「・・・き?」と聞き返した。




そいつは「木、自然とかの木、薪の元になる・・・。木になるってやっぱりバカみたいだよね!ふふふ!でも祝福の仕組みを応用すれば簡単に出来る事だよ。
今の人は祝福を神聖化してるけど、その正体は銃やオーブントースターと同じ、ただのアプリケーションさ」
そう言って、祝福の仕組みをベラベラと説明しだした。




ソイツが言うには、銃は言い換えれば、引き金をひけば人を殺せる祝福であり、オーブントースターはボタンを押せばパンが焼ける祝福と言えるのだそうだ。
祝福とは"旧世代"で作られた、この地球すべての空気に見えないよう漂っているそうした仕組みだ。
「旧世代人」は、生物として進化できたから、皆生まれた時から全部の祝福を使う事ができた。「現世代人」は進化できなかったから、たとえ祝福を使えても一つだけしか使えないと説明した。

「今、地球に居るのは私とユダ以外は『現世代人』だね。地球を散々探し回ったけど、進化した人間を見つけたのは私の他にユダだけだった。」


そう言いながら、そいつはユダに木の根のようなものを回し接触を続ける。
そして、喋りながらコートのフードを取って顔をユダに見せた。
「白い髪も、青い瞳も、声色も私と同じ、進化した人間の証だ」





その顔は、ユダとまったく同じと言っていいほどにそっくりだった。
ただ1点を除いては。
そいつの右目あたりに木の芽らしくものが生えているのだ。
「右の顔以外、キミの幼い頃にそっくりだろう。こえ見えても4ケタは生きてるらしい」と、自分のことを説明したが、ユダの関心はそこにはなかった。
「・・・どうして・・・どうしてこんな世界で生きていられるの?」



それまで饒舌だった『氷の魔女』はその質問には答えず、外を見やってからおもむろに、「熱くなってきたから外に出よう」とフラフラするユダを、ベッドから極寒の外へと連れ出そうとしたが、ユダは筋力が定まらず、また無理矢理起されたので、うまく立ち上がれずに床に倒れこんだ。

『氷の魔女』は「ごめん!まだユダが上手く操作が出来なくて」と謝った。

『氷の女王』を名乗る女の身勝手さ、誰かと似ている・・・。






一方の身勝手な人・・・トガタは突然荷物をまとめて、アグニ達を置いて出て行った。突然というより、野球男に心を読まれた事がきっかけである事は間違いなかった。

アグニは、出て行くトガタを追いかけた。トガタに銃で撃たれても、撃たれても、なおトガタを追いかけた。



どんなに撃っても立ち上がって追いかけて来るアグニに、トガタは「銃を無駄に使わせるな。キミ・・もうめんどうくさい。」と言ったが、やっと立ち止まってこちらを向いたトガタに、アグニは必死で訴えた。
「トガタがいなきゃ俺は何にもわかんねぇぞ!燃えてて・・・痛くて難しい事考えれねぇし!出て行く理由を言えよ!お前いろいろ楽しそうだっただろ!」



トガタはそれには答えず、アグニの額を銃で撃ちぬいた。
「私の事、なんも知らないくせに」















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