まんがパウチ (レビュー・ネタバレ)

漫画の絵とストーリーを、真空パウチするように書きとめました。
【ファイアパンチ】【進撃の巨人】【カラダ探し】など

ファイアパンチ 41話 「姉がいるとしたら」

2016年02月11日 | ファイアパンチ
トガタは「ついてきたら殺すから」と言っても、アグニは相変わらず母親の後をついて歩く幼児のように着いてきた。殺せないのだから、脅しが効かない。


アグニはトガタを説得しようと、必死で話しかけたが、トガタはぐんぐん歩いていく。










いつの間にかムキになったトガタが後ろを振り向き、アグニに向かい合って、バカバカバカと言い争いをしていた。


バカの言い合いがバカらしくなったトガタは「キミ・・・本当にガキだな」と厭味を言うも、アグニはやはりそれを素直に肯定して、一生懸命説得しようとする。
「俺はガキだ・・・!15歳のころっ・・・頃からもう続けて・・死ぬほど痛くて、体だけデカくなったんだ!!トガタは見た目が違うんだろう、俺だって同じだ。俺だってガキなのにでかくなって燃えてるし、皆神様だと思ってる」とトガタに寄り添おうとしたが、トガタはそれを拒んだ。

「私と同じってか!?バカだな・・・それが知らないって言ってんだよ」と顔を背けた。

背中に向かって「おれはトガタの事をもっと知りたいと思ってる」と言うアグニに「言いたくないんだよ!!私の事なんて・・・!別に理解されたくもないし!!」とまた背を向けて歩き出した。


理解したフリがしたいだれだろ、と拒絶するトガタに「違うっ・・・俺にもし姉がいるとしたら、トガタだろうなって思うからだ!」と言った。これにはトガタも驚いて立ち止まった。




アグニは一生懸命自分の気持ちを話した。
「トガタの話は全部聞いたことがなくて、刺激的で、一緒に話している時は痛みを忘れられるんだ!妹と話をしていた時も・・・、このクソみたいな世界の事を忘れられた!だから姉かなって・・・」とここまで言って「あ、・・・兄の方がいいかな・・」と少し困ったように性別を訂正した。


トガタは下を向いて「そういう気遣いもいや・・・・キミさホントガキなんだな・・・1ミリも神様じゃない・・・、やっぱ見た目か・・・」と言いながらずるずるとへたりこむようにその場にしゃがんだ。


トガタは、アグニを振り払うのは無理だと諦めてしゃがみこんだまま「姉でいいよ・・・」とボソリと認めた。
認めたとはいえ、トガタは暫くの間、呆然とただしゃがみ込み続けた。




アグニは、トガタの傍の燃えない程度の距離の所に自分もしゃがんで、じっとトガタの気持ちが落ち着くのを待ち続けた。どの位の時間がたったか、二人にもわからない。







ようやくトガタがぼそりと「キミさっき・・・これからもっと面白い事やるって言ったよね。それが凄い面白い事だったら戻っていいよ」と条件をつけた。
アグニは「本当か!?」とくいつくように喜んだが、トガタの表情がかわらず暗いので、アグニもまた黙ってじっと三角座りでいた。

トガタはほとんど吸っていないタバコを捨てると、喋りだした。
「だから・・・映画の要約を話す。遠い昔、遥か彼方の銀河系で・・・・」




一旦くずれかけたトガタとアグニの関係が、新しく紡がれだした。
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