まんがパウチ (レビュー・ネタバレ)

漫画の絵とストーリーを、真空パウチするように書きとめました。
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進撃の巨人 17巻 67話-2 「オルブド区外壁---運命との決着」

2016年10月13日 | 進撃の巨人
ロッド・レイスの巨人は、壁をゆうに越える超大型巨人の倍ほどの、かつて見たことのない巨体で、しかも周囲の木々が発火してしまうほどの高温を発しながら、移動していた。自重に耐えきれず、地面を削るようにして這いつくばって進んでいる。

その移動先に、エルヴィン団長率いる隊がいて、この事態に周囲の住民避難を急いでいた。
エルヴィンは、この巨体の進む先を予測してゾッとした。
「この進路・・・まさか!!」



その巨人にくっついてやってきたものもまた意外だった。
それはリヴァイ率いる104期新兵達で、荷馬車の上からエレンがレイスの巨人を大声で罵倒しながら併走してきたのだった。
エレンは「叫びの力」で巨人を止めようと試みたが、まったく効果はなかった。

エレンがいて、ヒストリアもいて、他に欠けたメンバーはいないのを確認すると、エルヴィンは「・・・皆よくやった」と王家との直接対決の功をねぎらった。

そしてエルヴィンはリヴァイに、目の前の脅威について質問した。
「あの巨人は?」

リヴァイは「ロッド・レイスだ。お前の意見を聞かねぇとなぁ・・・団長」
リヴァイ達は、今までに起こった事、知りえた事をエルヴィンに報告した。



エルヴィン団長は、今までもそうしてきたように、この異常な事態を理解し、次にどうすべきを考え、そして人々の説得に入った。
ロッド・レイスの巨人は、周囲の人間に目もくれずに行動する奇行種である。
奇行種は、周りに立つ人間に目もくれず、より大勢の人間が密集する方へと吸い寄せられて行動する特徴があるが、レイスの巨人はその規模が大きく、小さな村には目もくれずに城壁都市『オルブト区』の人口絵密集地帯へと向かって移動していると考えられる。



だとすれば、今『オルブド区』の人間が一斉に『ウォール・シーナ』へと避難すればそれに反応して、『ウォール・シーナ』へと
目標を絞り、その先にある最も人口が密集した『王都ミットラス』に到達し、人類は破滅的被害を被ることが予測された。




「つまり、あの巨人はこのオルブド区外壁で仕留めるしかありません。その為には囮となる大勢の住民が必要なのです」
エルヴィンは、オルブド区の住人でもある駐屯兵団の前で言い切った。
オルブド区の兵達は、直接巨人と戦った経験は少なく、しかもかつて見たことも聞いたこともないサイズの巨人である。
一刻も早く住民を、家族を避難させたい、だが避難した先に人類絶滅が待っているのなら・・・皆苦渋に顔をしかめた。

エルヴィン団長はその絶望感を払拭すべく、しっかりとした口調で説明を続けた。
「ただし、民の命を守ることこそが、我々兵士の存在意義であることに、かわりありません。
目標をし止め損なったとしても、住民に一人として死傷者を出さぬよう尽くしましょう。
オルブド区住民には、緊急避難訓練と称し、状況によってはオルブド区内外へ移動できる体勢を整えます」


その言葉に、オルブド区の駐屯兵団の団長は「やるしかないようだな」と、行動を決意した。

やると言った駐屯兵に、エルヴィンは”戦い方”を説明した。
「目標はかつてないほど巨大ですが、故にノロマで的がデカい。壁上固定砲の砲撃は有効なはずですが、もし、それで倒せない場合は・・・・」そこで言葉をとめて、後ろに立つエレンを見て言った。
「調査兵団最大の兵力を駆使するしかありません」



その場にいる人々の視線は、一斉にエレンに注がれた。
自分の命、家族の命、この地区のいや、人類全ての命運を握る若い男に視線は注がれたが、エレンは目をそらした。




早朝、日が昇るころには壁上砲弾に弾がこめられ、兵達が迎撃準備に着き、壁の外の目標の到達を待ち構えていた。
調査兵団達は、ノロマな巨人ではなく、オルブド区の町を壁の上から見下ろしていた。







街からは、壁の上は見えない。まして壁の外の脅威なんて知る由もなく生活を送っている。
ある日突然、早朝に叩き起こされて「緊急避難訓練」と言われても、怒るだけだろうなと思って眺めていた。
しかもタイミングは、今まで続いてきた王政が、兵団によってのっとられた直後というタイミングでは、兵団の横暴に付き合わされているとしか思えないだろう、と思った。

街を見下ろすサシャの顔は暗く、あの食い意地だけで生きているようなサシャが「食欲が無い」とつぶやき、ジャンとコニーもサシャに同意した。
「さっきまでさんざん人を殺しまくってたせいかもな」とつぶやくジャンに、エレンは驚いた。



ジャンは「・・・いろいろあったんだよ。・・・あれだけ色々あってもまだ”この一日”が終わらねぇなんて・・・。
ここさえ凌げば先が見えてきそうなのに・・・しくじりゃあの巨人とこの壁の中で、人類強制参加型地獄の鬼ごっこだ。
あの王様がバカやんなきゃ、こんなことにはならなかったのによ・・・・」
とジャンがこぼしていると「それ私のせいなの」と戦闘服に身を包んだヒストリアが話しに入ってきた。


ヒストリアを見つけたリヴァイ兵長は、少し怒り気味に「お前は戦闘に参加できない、安全な場所で待機だと命令されたはずだ、そりゃ何のつもりだ?」とヒストリアに近づいてきた。
こういうリヴァイ兵長に逆らえる者など、調査兵団にいるわけがなかった。

だけど、ヒストリアはリヴァイ兵長に言い返した。
「自分の運命に決着をつけら来ました。逃げるか戦うか・・・選べと言ったのはリヴァイ兵士長、あなたです」



その正論な反論に、リヴァイも何も言えず、ヒストリアの戦闘参加を認めざるをえなかった。
それに、今からヒストリアを避難させる時間もない。
目標であるヒストリアの父親が、壁上固定砲の射程距離に入ってきていた。












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