まんがパウチ (レビュー・ネタバレ)

漫画の絵とストーリーを、真空パウチするように書きとめました。
【ファイアパンチ】【進撃の巨人】【カラダ探し】など

ファイアパンチ 42話 「三度目のドマ」

2016年02月12日 | ファイアパンチ

村では、トガタが出て行ってしまった事で、ネネトもまた不安を覚えていた。
電車の中で出会ってから、無茶苦茶ながらも、トガタはこの世の中の事をよく知っていて、頼りになり、自分が生きていくのに必要な人だと思えてくるようになっていた。
どう生きればいいかわからないこの世の中で、唯一、方向性を指し示す人だ。
物事を知って、次の行動を指し示すのは”教養”である気がしていた。




ネネトは、トガタが帰ってくるようにと貴重なタバコを雪に刺して、神様に祈った。
その様子を見たサンが、「ふーん、アグニ様に」と言うも、アグニはただの燃えている無知な男だ。
ネネトは「違う、別の神様」とだけ答えて、「トガタさんがいないとアグニ教はダメになる。私達には教養がないから」と言って立ち上がった。サンはキョーヨー?とその言葉すら知らなかったから、説明するのも面倒くさくて「バカにはわからなくていいの」とサンの言葉を遮った。



ネネトは、トガタは退屈が嫌いで、飽きれば別の刺激を求めてフラリとどこかに行ってしまう性格を考えて、べヘムドルクまでトガタの好きそうな映像を録りに行くことにした。トガタが帰ってくれば、それを見せてここに留まってもらうつもりだ。

するとサンも一緒に行くと言う。もう背負わなくても自力で歩けるらしく「ボクがネネトを守ってあげる」と言うので、「どうも」と答えておいた。




ずっと黙って一緒に話を聞いていた鉄仮面の男も立ち上がってついてくるので「キミも来たいの?」と聞くと頷くので、結局3人で車に乗りこんだ。
が、ネネトは車を運転したことなどなく、ハンドルを握ったまま難しい顔で考えこんだ。
「できないけど、今から出来るように練習するの。私は祝福がないから、なんでもできるようにならなくちゃならないの!」と言ったが、車はなかなか動く気配にない。







ネネトが頑張っている頃、トガタとアグニは村に住む元べヘムドルクの兵士を訪ねて、ドマの居場所に案内するよう頼んだ。頼んだと言っても強制である。

兵士に教えられた先には確かに家があり、誰かが暮している気配があった。
あそこにドマがいる・・・・。復讐をここで果たす。
以前ならそこで全てを終わらせるつもりだったが、今は少し違っていた。

ドマに会う前に、トガタはアグニに言っておいた。
「私はカメラを持ってるから何もしない。喋らないし、いないと思っていいから、ドマに会ったら君の自由にしな」

そう言ったきりアグニの前を歩くトガタに、アグニが声をかけようとした時、いきなり銃弾がアグニ達の周りに撃ち込まれた。
「それ以上近づくな!!ファイアパンチ!!!帰れ!帰れ!!」


ドマは、誰かと暮しているらしい。
アグニは逃げも隠れも反撃もせず、ただトガタの盾となって突っ立ったまま、じっとその銃を撃つ少年を見ていた。
少年の撃つ銃が何発もアグニの体に突き刺さるが、アグニは顔色一つ変えずに撃たれるままだった。
少年はアグニにじっと見つめられ、「悪魔!!」と言い残して走り去って行った。
味方にとっての「神様」は、敵にとっての「悪魔」となる。




また二人きりになって歩きながら「サンとネネト、お腹空かせていないかな」とアグニが心配すると、トガタはいつもの調子で「信者のこと心配してんじゃねぇよ、これから復讐果たすんだろ、映画の為にも面白くしてくれよ、期待してるから」と言う。




やはり、トガタには映画が必要なのだ。





二人は、背の高い木のある集落に到着した。明らかにここには人の営みがあった。




周りをキョロキョロ見回すアグニに、背後から声をかけた男がいた。ドマである。




ドマは狩りの帰りらしく、死んだ鹿を1匹抱えていたが、鹿を丁寧に下におろすと「いつか来ると思っていた」と覚悟の表情を見せた。

以前会った時のように、復讐の炎をたぎらせて来たのかと思っていたが、アグニは「ドマ・・・話をしに来た」と言ったので、ドマは少し驚いたよな、拍子抜けしたような顔をして、それからアグニを誘った。
「魚を釣りに行く。付いて来い」





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