眺めのいい部屋

人、映画、本・・・記憶の小箱の中身を文字に直す作業をしています。

『ショージとタカオ』

2012-02-08 13:34:40 | 映画・本

「ひとこと感想」その2。

 布川事件のことは全然知らなかったけど、学生時代に見聞きした狭山事件や島田事件とよく似ていて、冤罪って要するにこういう風にして起きるんだな・・・と、悲しかった。でも、この「ドキュメンタリー・ムービー」は、そんなところでは終わらない。

監督さん曰く、「映画は布川事件という冤罪事件を描きながらも、なによりも、この"めげない"2人(桜井昌司さんと杉山卓男さん)のものがたりでもあります。」。

ほんとにそう! 主人公(になってしまった)2人のその後の人生が、何と言っていいのかワカラナイけど、「素晴らしい!!」のだ。

強盗殺人の犯人として「獄中で29年、仮釈放で社会に出て14年、20歳と21歳の青年も、いつしか60代のオジサンになっていた。」なんて言葉だけでも大変な人生だっただろうと思うのに、カメラに映る2人はその都度、驚くほどアッケラカンと明るくて、次々待ち受ける?難題も壁も、なんとかかんとか乗り越えていく・・・。

観た直後のメモには、「mixiで知人の感想を見て、初めて"サッコとバンゼッティ"を思い出した。確かによく似た状況なんだけれど、でもこの映画は全然違う。シリアスなんだけどユーモアのあるこの明るさって、結局のところ、刑の違い(死刑と無期懲役)なのかなあ。とにかく、2人の主人公の表情、言葉、行動から、終始眼が離せなかった。」。

ショージとタカオ、2人の対照的な個性見ているだけで、私には「映画を観ている」充実感があったのだと思う。


 

ジャンル:
ウェブログ
キーワード
ショージとタカオ
コメント (2) |  トラックバック (0) |  この記事についてブログを書く
Messenger この記事をはてなブックマークに追加 mixiチェック シェア
« 『442日系部隊・... | トップ | 『24000年の... »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
知人って、もしかして僕? (間借り人ヤマ)
2012-02-08 20:28:38
それはともかく、昨今の煽情的に過ぎる報道の失った“報道力”が確かに宿っている作品でしたね。エンドロールに痺れました。
ピンポ〜ン♪ (ムーマ)
2012-02-08 23:51:02
ヤマさ〜ん、ご明察〜(^o^)

でもね、ヤマさんの日記見るまで、ほんとにサッコとバンゼッティのこと、全然アタマに浮かばなかったんです。
ああも浮かばなかったってことに、軽いショックを感じました。
『ショージとタカオ』は2人の「生の現実」を映し出していたからなのかなあ・・・って思ったり。
(それこそヤマさんの言われる“報道力”ってことなんでしょうね。)

>エンドロールに痺れました。

わ〜〜ん、思い出せないよ〜(泣)
(写真がいっぱい出てきたんじゃなかったかなあ・・・)

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。
※文字化け等の原因になりますので、顔文字の利用はお控えください。
下記数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。この数字を読み取っていただくことで自動化されたプログラムによる投稿でないことを確認させていただいております。
数字4桁

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL

あわせて読む