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鹿島槍ヶ岳でブロッケン現象

2017-09-03 00:03:58 | Weblog
鹿島槍ヶ岳ブロッケン現象

2017年8月28日、15:48。
手前の白は、登山道の脇のヤマハハコ。

ブロッケン現象に出逢ったのは、偶然だった。
登山道は尾根道、その東側に、ヤマハハコがあった。

2017年8月28日、15:47。
「霧が背景とは、高山植物らしくて、いいじゃないか!
と思いながら、しゃがみ込みで、ヤマハハコを撮っていた。

すると、背景の霧が、ぼんやりと赤い。
立ち上がると、輪になった!
「ひょっとして、ブロッケン現象?」
それで、撮ったのが、最初の写真。

体を左右に、揺らしてみた。すると、
後光の中の陰も左右に揺れる。
私に後光が射している!

2017年8月28日、15:48。
赤い後光の内側は青く、外側は、
ぼんやりと赤い輪が、2重、3重に広がる。

まさか、ブロッケン現象に出逢うとは、思っていなかった。
ブロッケン現象とは、山の頂上で、霧の中にできるものと思っていた。

大声で、叫びたくなった。
ブロッケン現象だ!
ほかの人にも、喜びを伝えたい。
しばらく待った、が、だれも通らない。

そのうちに、薄い雲が、太陽をさえぎると、
後光は、ぼんやりと薄くなってきた。
そして、神秘のショーは終わった。

場所は、鹿島槍ヶ岳

手前の爺ヶ岳を下りて、鹿島槍ヶ岳に向かうところから。2017年8月28日、9:10。

⇒冷池(つめたいけ)山荘、2,410メートルに寄って、
予約してあることを告げて、チェックインを済ませる。
重いザックを預けて、軽いザックで、鹿島槍ヶ岳に登る。

→テント場を過ぎて ⇒ B布引山
⇒ 鹿島槍ヶ岳のS南峰、2,889メートルに登る。
⇒ N北峰、2,842メートルに登り ⇒ S南峰に引き返し
⇒ B布引山を経由して ⇒ 冷池山荘にもどる。

ブロッケン現象は、下山のときだった。
→テント場の下、⇒冷池山荘の上で出逢った。
⇒冷池山荘の夕食は、午後5時。それまでに戻るが、
→テント場で、時刻は午後3時40分ころ。
「あと数分で⇒冷池山荘に着くから、余裕だ」
と思いながら、尾根道を下りていた。
そのときに見つけたヤマハハコ

2017年8月28日、15:46。
下から、仰ぎ見るようにして、霧に浮かぶヤマハハコを撮っていた。

鹿島槍ヶ岳、登山の全体の日程はつぎ。
2017年8月27日: 扇沢、1,433メートル ⇒ 種池山荘、2,450メートル。
2017年8月28日: 種池山荘 ⇒ 爺ヶ岳、2,670メートル
 ⇒ 冷池山荘、2,410メートル ⇒ 布引山、2,683メートル
 ⇒ 鹿島槍ヶ岳、南峰、2,889メートル ⇒ 鹿島槍ヶ岳、北峰、2,842メートル
 ⇒ 鹿島槍ヶ岳、南峰 ⇒ 布引山 ⇒ 冷池山荘。
 ブロッケン現象は、⇒冷池山荘のすぐ上で。
2017年8月29日: 冷池山荘 ⇒ 爺ヶ岳を巻いて ⇒ 種池山荘 ⇒ 扇沢。

鹿島槍ヶ岳でブロッケン現象を見ることができた!
ヤマハハコが導いてくれた!
うれしかったね!

2017年8月28日、15:49。
体をくねらせて、眺めた。

ブロッケン現象を体験できたほかに、謎ときも試みた。
尾根道で、片側に霧が発生して、反対側が晴れれば、
霧がスクリーンになり、太陽が光源になる。
ブロッケン現象のチャンス!

参考になればと、場所と時間を記しました。
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