季節の変化

活動の状況

野趣あふれる鬼無里の水芭蕉

2017-06-11 00:06:35 | Weblog
鬼無里水芭蕉野趣にあふれている。
奥裾花自然園には、2か所に水芭蕉があって、
入口で、咲き具合をスタッフに聞いてみると、
「今池は見ごろ、こうみ平は5分咲き」
とのことです。

今池湿原は、平原に群生していた。

水芭蕉が、曲がりくねった川に咲いている。
雪が、川の片側に残って、変化をつけている。
尾形光琳の屏風絵、「紅白梅図屏風」のようだ。
弁天島で。2017年5月16日。

こうみ平湿原は、ブナの林に群落がある。

水芭蕉は、ブナと一緒にある。
野性的だな!

水芭蕉は、清楚なもの、
こんな水芭蕉を見るものと思っていた。
冷たかったが、咲いたよ!

水は 青くて、速い。

清楚その2、家族で一斉に咲いた。


鬼無里の水芭蕉は、個々を見るのもいいが、
全体を見てちょうだい! 野趣にあふれているから、
と言っているようだ。

奥裾花自然園までは、
観光センターに駐車して、林道を歩く。
途中では、雪解けの水や、文殊滝、戸隠山を見る。

雪解けの小さな急流

ブナの林の中に、S字の急流ができている。

文殊滝

上の山頂から、階段状に残った雪が、やがて融けてきて、
絶壁から流れ落ちた。それが、文殊滝になったのかな?
右の、むき出しの絶壁は、岩が水平に重なっている。

戸隠山が見える。

戸隠山には、雪が残っている。手前にも雪が残っている。
桜が、「忘れないでね」と咲いている。

春の訪れを感じながら、林道を歩いて50分、入口に着いた。
奥裾花自然園 案内マップ」。

I今池湿原が下に、Kこうみ平湿原が上にある。
見ごろの「今池コース」と、5分咲きの「こうみコース」を巡りたい。

クロサンショウウオの卵がある。入口の池。

居合わせたスタッフに聞くと、
クロサンショウウオの卵、と教えてくれた。
クロサンショウウオは、見たことがない。やがて、
ノソノソとはい回る姿を想像すると、ワクワクする。
水が冷たくて、きれいなところに、生息するのだろう。

いまが見ごろという、今池湿原から。
水芭蕉が一面に咲いている。

こんなに、たくさんあるもの?

見ごろよ!

はつらつとした1枚!

フキノトウと水芭蕉が、同時に咲いていた。

雪、水芭蕉、フキノトウ、
この組み合わせは、鬼無里に特有のもの?

こうみ平湿原。
今池湿原から、こうみ平湿原に向かうと、
除雪のブルドーザーが、お出迎え。

左の標識は、「こうみ平湿原」へ、
右の標識は「ブナ林コース」へ。

「ブナ林コース」は、足を踏み入れた跡がない。
ブナを見ると、雪の重みで、根元から曲げられている。

若木のころから、ずーっと雪の重圧を受けてきた。
それで、根元から曲ってしまった、と言っている。
そんなに急な坂とも、思えなかったが。
雪は、根元から円く解け始める。

こうみ平湿原は、今日、最初のお客さんのようだ。
こうみ平湿原まで来ると、長靴が役に立った。
木道を歩く今池湿原では、要らなかったが。
団体のスニーカーのお客さんは、
こうみ平湿原は、あきらめ。

長靴で、こうみ平湿原を巡る。
水芭蕉は気ままに咲いている。


水芭蕉は雪と雪の間、ブナと一緒。


鬼無里の水芭蕉は、規模が大きい。
「今池コース」と、「こうみコース」を巡って、
2時間40分。歩き回った距離は、4.6キロだった。
野趣にあふれた水芭蕉を、ゆっくりと、見ることができた。
コメント
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