手作り家具工房 むくの木 作業進行状況その1

手作り家具工房 むくの木の作業進行状況などを載せていきます。http://kinonukumorikan.com/a

ヒノキの絵本棚(ディスプレイ絵本棚) その3

2009年10月18日 00時20分37秒 | オーダー家具
ヒノキ材のディスプレイ絵本棚の続きです。

前回の作業→ヒノキの絵本棚(ディスプレイ絵本棚)その2

昨日接着した板です。

真ん中に接着剤がはみ出ているので研磨して取り除きます。



この機械で取ります。ウチでは3点と呼んでいます。



研磨するための機械です。

研磨する前↓



ペーパーという研磨石の付いた布が高速で回ります。

研磨した後↓



こんな感じで研磨します。→研磨中

次はまた手押しをかけます。



そして幅を定寸にカットして。



長さも定寸にカットします。



定寸カットが終わりました。



画像が一気に飛びましたがボーリング(ダボ穴あけ)と裏板溝の加工が終わりました。

ボーリングの仕方

裏板溝の加工

側板↓



棚板など↓



次はこの帯ノコという機械でディスプレイ部分をカットします。



黒い鉛筆の線の少し外側をカットします。



カットしました。



拡大するとこんな感じです。



このままだとデコボコなので横サンダーという機械を使って滑らかにしていきます。



こんな感じに滑らかにします。



その後はコグチ、コバメン研磨面取り仕上げ研磨をしていきます。

仕上げ研磨後の表面↓



次はリボス社の自然オイルを塗りこみます。

塗りこみ後の表面↓



左が無塗装、右がオイル塗装です。



離れて見ると違いが良くわかります。

真ん中の白い板が無塗装です。



オイル塗装をすると水を付けた時の様に少し黄色くなります。

オイル塗装をすることにより汚れが付きにくくなります。

ヒノキの絵本棚(ディスプレイ絵本棚) その2

2009年10月17日 00時51分42秒 | ディスプレイ絵本棚(ヒノキ)
ヒノキ材のディスプレイ絵本棚の続きです。

前回の作業→ヒノキの絵本棚(ディスプレイ絵本棚) その1

ナラシ中はこんな感じで風通しの良いところに置いておきます。



2,3日置いておくとこんな感じでクセりが出てきます。

2枚の板を重ねると真ん中に黒い線が出来ます。これが隙間です。



これを前回と同じように手押し鉋(かんな)で真っ直ぐにしていきます。

隙間が無くなり真っ直ぐになりました。



その後も前回と同じように自動鉋で厚みを均一にそろえていきます。

これで2台分の材料です。



次は、板の接ぎ合わせ(はぎあわせ)の準備に入ります。

接ぎ合わせとは板と板をくっ付ける事をいいます。

この時、木の色や木目の密度、流れなどを見ながら接ぎ合わせる板と板を決めます。

この作業が1番時間がかかりました。

こんな感じで



いろんな組み合わせを試して決めていきます。



組み合わせが決まったら板と板の隙間を無くす為に手押し鉋をかけます。

板と板の間に隙間があると接着不良をおこすので隙間が完全になくなるまでかけます。

板と板の間を拡大するとこんな感じで隙間があるのがわかります。



手押し鉋をかけると先ほどと同じく隙間がなくなります。



次は接ぎ合わせです。

先ほど手押し鉋をかけた面に接着剤をつけます。

ウチでは普通の木工用ボンドよりも強力な2液性の接着剤を使っています。

もちろん安全なF☆☆☆☆です。



接着剤を塗り終わったら乾かないうちにハタガネという道具を使って閉め固めます。

この状態で半日ほど接着剤が完全に乾くのを待ちます。



続き→ヒノキの絵本棚(ディスプレイ絵本棚) その3

ディスプレイ絵本棚(アルダー) その1

2009年10月13日 22時37分07秒 | ディスプレイ絵本棚(アルダー)
アルダー材を使った絵本棚の紹介です。

アルダー材の場合パネルに加工してあるものを使います。



上の画像のようなパネルから下の画像のように切ります。

このとき最初から完成時の大きさに切るのではなく縦と横の大きさをそれぞれ5ミリほど大きく切ります。

ウチではこのことを粗木取りと言います。↓



今回は幅が足りないものがあったので板と板を接着しました。↓



ちなみにこのことをはぎ合わせと言います。

この状態で1日ほど置いてから本格的な加工に入ります。

下の写真は加工後の状態です。

加工手順はこちらをご覧ください。↓

加工の仕方

手押し~裏板溝まで終わりました。

こちらがディスプレイ絵本棚の部材です。↓



こっちは絵本棚の部材になります。↓



明日は研磨から自然オイル塗装まで行きたいと思っています。

ヒノキの絵本棚(ディスプレイ絵本棚) その1

2009年10月10日 23時47分47秒 | ディスプレイ絵本棚(ヒノキ)
今日からヒノキ材のディスプレイ絵本棚を作っていきます。

まずは材料を材料置き場から持ってきます。



今回、材木屋から買ってきた粗材は長さが2メートルあるので使う分だけカットします。



右側の長いほうは側板に左の短いほうは中の棚板とかに使います。

次に耳(皮)を切り落とします。



長いほうだけ切り落とし終わりました。



反対側も切り落とします。



今回の材料は幅が広くてそのままの幅で使うと後々反り(曲がり)が出てきそうなので真ん中から2つに切ることにしました。

ちなみに木が自然と曲がっていくことをウチではクセると言います。


短いほうも同様に切ります。



今度は手押し鉋(かんな)という機械で片方の表面を真っ直ぐにしていきます。

このザラザラした表面が



このようにきれいになります。



拡大すると







こうなります。

と同時にクセりもとれ真っ直ぐになります。

2枚を重ねるとクセっているのがわかります。



真っ直ぐになりました。



次は自動鉋(じどうかんな)でもう片方の表面も真っ直ぐにしていきます。



きれいに削れました。



今日はここまでです。



無垢(むく)材は急に加工(切ったり、削ったり)するとクセリがでてくるのでこの状態で2,3日置いときます。

このことをウチでは慣らしといいます。

続き→ヒノキの絵本棚(ディスプレイ絵本棚) その2

復帰

2009年09月30日 18時49分27秒 | その他
諸事情のため、長期にわたりブログをお休みしていました。

近日中に復帰いたしますm(_ _)m



ダイニングテーブル(ウォールナット)

2008年05月12日 16時39分15秒 | オーダー家具


ウォールナット材を使ったダイニングテーブルが完成しました。

大きさは150センチ×85センチで高さが72センチです。

絵本棚

2008年05月09日 14時44分47秒 | Weblog
セミオーダーディスプレイ絵本棚+絵本棚が完成しました。



規格品のディスプレイ絵本棚に取っ手の穴をあけました。



これで持ち運びがしやすくなります。

オーダー絵本棚完成!

2008年04月28日 12時43分15秒 | Weblog
オーダー絵本棚が完成しました。



こちらは小さいほう。



こっちは大きいほうになります。

小さいほうは3台の注文を受けたので3台並べて撮ってみました。



横幅が4メートル近くになります。




オーダー絵本棚 その4

2008年04月24日 21時26分53秒 | Weblog
午前中は底板と側板の接着をしたのでボンドが乾いた頃合を見計らって夕方から
天板の接着に入りました。

こちらは小さいほうの絵本棚です。



こっちは大きいほうの絵本棚です。



後ろ板についている黒い丸はお客様の希望でコードを通す穴を開けてほしいということだったので穴を開けてカバーをしました。

次はいよいよ完成です。

オーダー絵本棚 その3

2008年04月24日 12時47分26秒 | Weblog
今日は本体の組み立てに入ります。

まずは可動棚の棚受けダボの金具をいれます。



次にハタガネを使ってダボ組みをしていきます。



小さい絵本棚を3つと大きい絵本棚を1つです。



スコヤという直角を図る定規で直角を見ながら組み立てていきます。

画像は底板と側板を組み立てているところです。

次は天板を接着します。