輝きの一日

日々の輝き

玉露を飾って

2009-09-30 19:37:21 | Weblog
早朝、蜘蛛の棲みかは
玉つゆで朝日に輝いていた
ほんの少し暖かさを感じた朝
初夏を思い出す
雪虫がその光に誘われて
地面から空中に
小さな羽根を動かせ
蜘蛛の巣に
吸いつかれていった。

秋はなぜかさびしい

2009-09-27 20:28:25 | Weblog
秋の曇天の雲と
樹を通す日差しは
どこか物悲しい
そして、さびしく覚える
黙っていると
独り立ちしていった
息子の後ろ姿が浮かぶ
去っていく寂しさも
秋の空のように
深まっていく
木から洩れる陽ざしに
希望を願って手をかざす

船出

2009-09-24 22:28:26 | Weblog
陸に上がった漁船の姿が
勇壮にも見え・また
焦りと迷走にも見える
船出できる日を待つ姿
いつ船出するか不安の姿
波音が厳しくもあり
また、激しくもあり
じっと海を見つめる
漁夫の姿と
職を失った
若者の姿にも
見える