昔乙女たちの裁縫教室

TANAKA師匠の教室に通う昔乙女の 教室レポートと裁縫日記

2月15日 和布刈神事(大社町宇龍)

2024-02-15 | 旅日記
昨日は、出雲に向かうお昼前の下りやくも号に乗り込み、
神戸からやってきた葉っぱちゃんと合流して
島根半島宇龍の権現島で行われる和布刈神事を見てきました。

和布刈神事は、毎年旧暦1月5日、宇龍港の権現島に鎮座する
熊野神社で行なわれます。

出雲大社からタクシーであちこち寄り道しながら
神事の始まりには少し遅れて宇龍に到着しました。
気温も高くお天気が良かったためか、
港付近は人でいっぱいでした。


宇龍に到着したのは、ちょうど権現島に渡り切ったところでした


以前は漁師さんたちの船を島まですきまなく並べ、
神職さんたちはその船板を歩いて島にたどり着けたとのことですが、
現在は船の数が揃わず、島までロープを張って船を移動させての渡海です。
去年も今年も、渡海には2艘の船が使われました。


神職による和布刈りが行われています。


刈った和布を島の杜中にある熊野神社に奉納する神事が続きます。
権現さんでの神事は約30分余、神事が終わった神職さんたちが
再び船に乗り込み、港に響く謡の中、港に戻ってきます。

船が島を離れて港に戻るとき、
圧巻は、赤ふんどし姿の若い衆たちの飛び込みです。
若衆たちは神職たちの渡海を泳いで手助けするのですが、
権現島での神事が終わって港に帰るとき、次々と海に飛び込む姿は、
この神事のクライマックスです。
皆これを観たくて集まっているといても過言ではないでしょう。


一同、権現様に柏手




さぶっ!! 海に飛び込む姿に
見ている人たちのほうが、思わず振るい上がってしまいます。
例年よりも気温が高いとはいえ、真冬の海は冷たいでしょうに。
今年の若い衆の人数、去年よりも多いような・・・
赤ふんどしが日差しに映えます。
みなさん、かっこよかったです。お疲れさまでした。

3時を過ぎるころ船は港に戻り、和布刈神事が終わります。
見守っていて人たちの姿が消えていき、片付けが終わり、
陽が西に傾き始めるころには、いつもの静かな宇龍に戻っていきました。
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9月12日 北海道旅(12)~ 備忘録3

2023-09-12 | 旅日記
早朝の大橋川は霧に包まれました。
松江も美しい町です。

4日目
早朝に羽幌を発ち、路線バスで幌延駅に着きました。
1時間後のJRに乗り換えるわけですが、バスの終点豊富駅でなく幌延駅にしたのには理由がありました。
この駅でどうしても見たいものがあったのです。




写真はトラブったままですが、とりあえずこれ一枚をメールでPCに取り込みました


狭い幌延駅の中、待合室の真ん中にストーブ、それから壁の横には・・・
で~~んと木製の広い台があるのです。
ベッドを広く長くしたような年季の入った古い台です。
一応、荷物置き場という体裁ですが、楽しいことに、駅で宿泊するなと、壁には何枚もの注意書きの札が貼ってあるのです。
知る人ぞ知る、パッカーたちの緊急宿泊所なのでしょう(たぶん、現在も)

昼間なので他に人はいませんでしたが、無人の夜間の駅舎の風景を想像して笑ってしまいました。
詰めれば4~5人は横になれる?夜間のリュック置き場は床ですね。
椅子も横になりやすいように、数個隙間なくつなげて置かれていました。

「あれ・・・ですね・・・」と駅員さんに言ったら、ニコニコ。

幌延で乗り込んだ一両編成の車両内での出会いは、最初のころの記事にしたのでパス。
幌延と稚内駅の真ん中あたりにある「抜海駅」は来年3月に廃駅予定とかで、
抜海駅に停車中は、写真に収めようとする人でそれはそれは混雑しました。
利尻富士が見え始めると列車は速度を落とします。
これは帰りの特急列車でも同じでした。
駅がなくなるのは観光面でも惜しいですね。

稚内駅のある建物内の飲食コーナーは、全席コンセント付き。
すぐ近くには大きな温泉の銭湯もあり、親切なことこの上ありません。
ここはリュックを背負った若い人たちのための拠点なのでしょう。
キャリーバックがちょっと恥ずかしい。

稚内では定期観光バスで、半日かけてあちこちを回って観光を済ませました。
宗谷岬がめちゃくちゃ寒くて、北の果てへの旅なのだと実感しました。

ということで、ひとまずこの記事を北海道旅日記の最終といたします。

記事にしていない流浪の絵描きさんや古布刺し子染色のお店のオーナとの出会い、
あふれそうなほどの楽しい思い出は、いつものブログの中で少しづつ触れていくつもりです。

「空気も一緒に刺す」
浪漫屋店主さんの言葉、思い出しながら今日も朝から刺し子です。

昨日の応援クリックの数が、このブログ始まって以来の数字でした。
ありがとうございました。駄文、お読みいただいたこと感謝いたします。
今後も応援いただけるような良い記事を!!と思います。
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9月11日 北海道旅(11)~ 備忘録2

2023-09-11 | 旅日記
2日目

20時30分に小樽に着くまで、一日中海の上、フェリーの中で過ごしました。
船内の設備は充実していますので、人恋しかったらパブリックスペースに行けばいいのです。見知らぬ人とおしゃべりするもよし、レストランも喫茶店も映画館もあります。デッキで潮風にあたるのも自由です。
部屋ではPCを開けばダウンロードしてある電子書籍が読めるし、実は、タッパーに針を一本だけ入れた刺し子道具も持っています。
部屋に閉じこもっていても退屈することはありません。
ドレスコードのある豪華客船とは無縁でも、やはり船旅は楽しい。

20時過ぎ、夜の小樽に到着。函館線築港駅までタクシーの乗り合わせて行き、
(フェリーターミナルはどこもバス便は数が少なく、とても不便です)
札幌駅までJRで、最後に地下鉄を乗り継いでホテルに到着しました。
札幌市内は宿がとりにくく、おまけに料金がめちゃくちゃ高騰していました。

3日目
朝食をとらず早くに札幌駅バスターミナルへ。オロロンラインを途中まで都市間高速バス羽幌号で北上します。
運転席横の真ん前の席を予約していました。高速バスの乗車は始発のバスターミナルのみで、
ときどき停車しても乗ってくる客はなく、バスは乗客の数を減らしていくだけです。

札幌から高速道を通り、留萌を抜けると、予想通り、
道路横が堤防を隔てて日本海という、まっすぐで長い道が続きました。
100キロ以上続くという、北海道でしか見られない直線道路です。
途中の花田番屋という停留所でいったん降りました。次の路線バスが来るまでの時間、
ニシン漁の番屋跡や道の駅で時間を過ごしました。
明治時代の番屋が残る土地で、周辺にはバイクと乗用車の旅人だけです。
民家はありません。さみしい印象の土地で、観光バスもいませんでした。

しばらくして姿を見せた路線バスに乗車しました。
この路線のバスの便数は一日に数本、次の予定のためには絶対乗り遅れることはできません。
路線バスに乗り換えると住宅地を回るので、せっかくのオロロンラインも海はほとんど見ることができなくなりました。
ずっとこの海を見ていたいのなら、高速バスから下車しないことですね。

オロロンラインの真ん中どころ、羽幌まで路線バスで行きました。
羽幌降りてバスを乗り換え、数分ほどで焼尻島・天売島へのフェリーターミナルに着きます。
羽幌でホテルを予約していたので夕方までの数時間で2島を往復だけしました。
利尻・礼文ほど有名ではないようですが、いい雰囲気の島でした。

ふたたび羽幌に戻って、ターミナル近くのホテルに入りました。
実は、この日は昔乙女の誕生日、数少ない夕食付きの宿泊です。
不思議なのですが、、ここで写した写真以降は、PCに取り込むことができ、アップもできるようになりました。


この写真、家族に送ったので、トラブルはここで写真の拡張子が変わったためかもしれません。


宿の夕食予約をどうするかは、到着時刻と宿周辺のコンビニやマーケットの有無で決めます。
羽幌での宿は河口にぽつんと、の宿で、夕食をお願いするしかありませんでしたが、快適なのに料金は安く、お料理はお品書きのある本格コースで、誕生日の夜をここで迎えられたのはとてもラッキーでした。それにしても、加齢を実感する出来事の多い旅です。

この日は、「VIVAN」を見て、すぐに就寝。翌朝の路線バスも早朝出発です。
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9月11日 北海道旅(10)~ 備忘録1

2023-09-11 | 旅日記
ひさしぶりに松江でいつもの朝です。曇り。
旅行は楽しいけど、松江もいい。

洗濯は夕べのうちに済ませていますから、
荷物の片づけはキャリーバグのコロコロを拭いて押入れにしまうだけです。
家の中は出かける前よりもきれいになっていて、爺の家事能力を再認識。

写真をアップしようと、スマホにいつものケーブルをつなぎました。
ところが最初の3日間の写真がPCに表示できないのです。
ケーブルのせいではなかったようですが、原因はよくわかりません。
スマホの中にはたくさんの写真が残っていますから、投稿に支障があるだけで問題はありません。

解決まではこのままテキストだけで、備忘録として、旅の思い出を整理をいたします。
ごくプライベートで独りよがりな記事ですので(いつものことですね)、
読み飛ばしてくださってかまいません。
アップできるようになったら写真を加えます。

1日目 

松江から神戸三ノ宮に行き、葉っぱちゃんと待ち合わせて
バスの出発時間まで繊維街とユザワヤさんを歩きました。
(葉っぱちゃんは神戸に住んでいる画家です。)
松江では入手しにくい化繊の布を何点か買いました。
買った布は宅配で松江に宅配。まずは旅の目的のひとつを達成しました。
松江に帰ったらどんな洋服になるでしょうか。

20時、神戸~舞鶴フェリーターミナル直行のバスに乗車
2時間ほどでターミナルに到着後、日付が変わる直前に、小樽行きフェリーが出航。

待合室で隣の席にいたのは、数独に熱中する同年代と思しきお婆さん。
年季の入った大きなバッグが旅の達人を思わせます。
数独飽きたのか、中断して話が弾みました。
それにしてもいきのいい方です。見習いたい・・・

フェリーへの乗り入れを待つ車両軍団。
待機場所には、北海道行き特有かもしれません、おびただしいバイクの数です。
バイクが列をなして甲板に入っていく様子にしばらく見とれてしまいました。
船内に入るとまず布ぞうりを取り出し、それから着替えをしてすぐに爆睡。
第一日目が終了・・・小樽に着くのは翌日の夜です。

追記 昨日はたくさんの方が応援クリックしていただいたようです。
どうでもいいやと思っていたブログランクの順位がぐっと上がってびっくり。
どうでもよくなんてない、やはりうれしいです。ありがとうございました。
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9月8日 北海道旅(6)

2023-09-08 | 旅日記

北海道での全行程を終え、舞鶴に向かう小樽のフェリーターミナルから発信です。

昨日の午後は札幌郊外にある古布のお店を訪ね、
布に囲まれた幸せいっぱいの時間を過ごしました。
お店の2階では、たまたまアイヌ刺繍の教室が開かれている最中、
作品をたくさん見せていただき、先生や生徒さんたちのお話を聞くこともできました。
店主さんも素敵な方、旅行のスケジュールに加えて正解でした。

今日は北海道で過ごす最終日、
札幌駅始発の積丹半島をめぐる定期観光バスを予約していたので
朝早くにJRで札幌駅まで引き返して乗車しました。
最初の計画では、路線バスとJRで回ろうと考えていましたが
広い積丹半島めぐりは観光バスのほうが効率よく回れそうなので、
そちらを選択しました。9800円の、昼食付、9時間の一日コースです。
途中、オプションで美国港のクルーズも入りました。
8日目の今日まで、船に乗らなかったのは、実に2日だけです。

積丹ブルーと呼ばれる緑がかった海の色は、息をのむような美しさでした。
島根半島や隠岐の海の色は日本一だと思っていましたが、
なんのなんの、北海道も海の色は負けてはいません。

フェリーターミナルのある小樽で乗船までに時間がたくさんあったので
夕暮れの運河を見に行きました。これは予定外の行動。
古い倉庫群のある運河では夜のクルージングが人気のようですが、
予約分だけで今夜の就航は完了と表示されていました。
運河周辺は観光客でいっぱいでした。
小樽は、やはり、一人旅よりも仲の良い友達かカップルで訪ねるほうがいいですね。
それにしても、若い女性たちの多いこと!

ところで、PCとスマホをつなぐケーブルは入手しましたが
なぜだか思うように写真を表示してくれません。
何が不具合なのか、ちっともわかりませんし、調べる時間もありません。
なので、写真は松江に帰ってからまとめてアップさせていただきます。

昨日訪ねた古布のお店でいろいろと見聞きし、
すぐにやってみたいことがいっぱいできました。
いつまでも北海道にいたいけど、針と糸をはやく手にしたいとも思うのです。
店主愛用の針と草木染の糸をいただいてきました。
これも、はやく使ってみたい・・・

今日もたくさんおしゃべりしました。
おつきあいしていただきありがとうございます。
ターミナルの中にだいぶ人の数が増えてきました。
まもなく乗船です。
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9月7日 北海道旅(5)

2023-09-07 | 旅日記
JR宗谷本線 名寄駅を離れたところです。
「なよろ」と読むそうです。大きな駅でした。
旭川まで約1時間の距離のようです。

北海道は、駅名、地名を聞いたり見たりするだけでも楽しい旅になります。
札幌をはじめ、「幌」の付く地名が多いことに気が付きます。
アイヌの言葉に、後から漢字を付けたのだと聞きました。
たまに「豊富」などという地名があって、こっちのほうが不自然に思えたり。

JRのアナウンスに、走行中に「鹿」が線路に出ての急ブレーキにご注意を
との言葉が混じります。本州なら「イノシシ」といったところでしょうか。
エゾシカは稚内でいっぱい目にしました。
住宅密集地を外れると、どこにでもいます。

道路脇や牧草地で、人の姿をおそれもせずごく普通に立って
親子連れ、大家族連れで人を眺めていたりします。
宗谷の大牧場では、クマに見える黒牛の群れの近くで
鹿たちも大勢群れていて、人の集団も牧場の群れの一つと錯覚しそうでした。

旅の楽しみの一つは「移動」と思います。
限られた時間での移動は飛行機や特急や高速船を使いますが
せっかく日常と違った景色が見れるのに、「高速」ではもったいない気がします。

時間の許す限りゆっくりと移動して、退屈しのぎも兼ねて
あちこちきょろきょろすることで、楽しみが増えていきます。
おまけに、移動費用の節約にもなります。

実は、最初の予定では、稚内から札幌まで1日かけて
各駅停車で移動するつもりでした。
ところが、旅の計画中、ふと思い出したことがありました。

あのお店は札幌にある!
刺し子に関して、心の中で師匠と仰いでいる方がオーナーのお店です。
せっかくの機会を逃してはならぬと、おそるおそる電話をかけてお願いし、
今日の午後お目にかかる予定を加えたのです。
そのため、今日は旅の信念に反して、特急列車に乗っています。

どきどき、わくわく・・・お~~すごい!
10年前にTANAKA師匠にお会いした時と同じ感動、
札幌でも味わえるでしょうか。

おしゃべりしていたらそろそろ旭川が近くなりました。
札幌行きの列車に乗り換えです。
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9月7日 北海道旅(4)

2023-09-07 | 旅日記
  
昨夜は、利尻・礼文から戻って、稚内で一泊しました。
今日は朝早く、6時38分発のJRで稚内を離れ、
現在鉄道でひたすら南下中です。

旭川で乗り換えて、札幌に着くのは12時ちょっと前、
特急だけで移動なのに、実に5時間半もかかります。
車窓の景色は変わらず退屈したので
こんなときはPCのお世話になります。

wifiはスマホのテザリング機能を使って接続するので
問題はありませんが、5時間ともなると
スマホともどもバッテリーが持ちません。
その点、フェリーはコンセントが使えてありがたい。

稚内の市内観光は、最初に到着したその日のうちに
定期観光バスで半日の観光地巡りを済ませました。
稚内で印に残ったのは最北端の宗谷岬の寒さ、
気温21度くらいでしたが、風は師走を思わせる寒さでした。
海流の関係でしょうか、利尻・礼文のほうが暖かい。

ガラガラだった車内が、天塩中川で一気に
賑やかになりました。隣の席で、学割に記入しながら
切符を買う車掌さんとの会話で学生さんたちとわかります。
9月は夏休みの続き、まだまだ観光シーズンのようです。

車窓からは白い幹の樹々が続きます。
ダケカンバのような気がしますがシラカバかもしれません。

写真なしの旅のおしゃべり、
お読みいただいてありがとうございます。
とりあえず本日サロベツ2号の車内(音威子府)から
第一回目の投稿です。
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9月6日 北海道旅(3)

2023-09-06 | 旅日記
礼文島から利尻島の鴛泊港に再度上陸し、
路線バスで島内を一周しました。

前日の観光バスとは逆の順路で回ったのですが、
住宅地の中を走るという、路線バスならでのコースになりました。
玄関が二重になった住宅の作り、漁港や漁をするの漁船の様子
バスには途中、高校生たちが乗り込んできたり、
見知らぬ土地の人たちに興味は尽きません。

田畑のない島の人たちの職業は漁業が大半だそうです。
乱獲を防ぐため、宍道湖と同じように、採取する種類によって
漁の時間などに制約があるとのことです。

バスの乗客の半分は、大きな荷物を持った観光客でした。
ターミナルやホテルでは普通に見かけるキャリーケースも、
路線バスの乗客には一人も見かけませんでした。
大きな荷物はたいていリュックです。

女の、しかも婆さんの一人旅に驚く人が多いのですが
できるだけ自由に動ける方が旅は楽しいと思っています。

そういえば先日幌延で乗った稚内に向かうJRの車両で
どでかいリュックの女性と仲良くなりました。
結婚1年目と聞いて、驚きました。
ちなみに車両の中はほぼ全員旅行客
しかも私たち以外男性だったような記憶です。

その女性、テントで泊まりながらの北海道旅行とのこと。
家族愛を深めたり友人と親交を温めたりも有意義ですが
せっかく日常を離れるのだから、すべてから解き放たれたいね、
と、若い女性と話が弾んだのはもちろんです。

本日2度目の投稿になりました。
礼文島から稚内に向かうフェリーの中からです。
外は真っ暗、北の果てはとりわけ夜が早いようです。
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9月6日 北海道旅(2)

2023-09-06 | 旅日記

今朝は礼文島で朝を迎えました。
利尻島を定期観光バスで一周したあと礼文島に移動し、
これまた定期観光バスで礼文島内を巡り、
利尻・礼文、二島の観光をひととおり済ませたわけです。
もう一日どう過ごすか・・・

ホテルの部屋の窓からは、海の向こうに正面に利尻岳がくっきり。
水平線から昇る朝日もそれはそれは見事な眺めでした。
出発前の時間を利用してホテル近くの漁港を散策中、
そばの小屋で、とれたてのウニの殻を割り、身を取り出す作業を見つけました。
許可を得てしばしその様子を見学、ホテルに戻って、帰り支度です。
(写真はケーブルが手に入り次第アップの予定です)

ターミナルまで近い距離だけど、荷物があるので
送迎車のお世話になりました。
ターミナルに着くとまずは、あらかじめ見つけて申し込んでいた
キャンペーンの手続きをするために、観光案内所の窓口へ。
稚内に戻る船賃が無料になるチケットをゲットしました。
期限内ならいつでも使えるチケットです。
とてもありがたい!

直後の稚内行きにすぐに乗るつもりでしたが、
浮いた船賃でもう一度利尻島に行き来し、
最終の礼文からの船で稚内に向かうことに変更しました。
そうすると今日は3回船に乗れるわけです。
めちゃくちゃなスケジュールですが、一人旅の良さです。

ターミナルのコインロッカーにキャリケースを預け、身軽になりました。
さあ、港に利尻島行きのフェリーが入港してきました。
もう一度一利尻に行ってきま~す。
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9月5日 北海道旅(1)

2023-09-05 | 旅日記

毎日海を見ながら旅をしたい
できるだけ長い時間船に乗っ ていたい
ついでに、都会で布を調達したい。

というわけで、9月1日から10日間北海道旅行を計画。
舞鶴港から小樽にフェリーで行き
北海道の日本海側を北上しようと決めました。

現在地は、利尻に向かうフェリーの中、
ようやくこの記事を書いているところです。
加齢のため、以前のようにその日のうちに記事をアップ
ということができなくなっているのに加え、
実はスマホで写した写真をPCに取り込むケーブルを
家に置いてきたことに気づきました。

旅行記を写真なしでとは・・・
どっかで入手できるまでは、おしゃべりだけでお許しを。

というわけで、現在利尻富士が望める位置ですが、曇りのお天気、
たぶん島が近くならないと見えないでしょう。
全国的に大雨の気象情報のなか、
海が荒れていないだけでもましだと思うことにしましょう。

今夜は礼文島泊、明日のスケジュールは
お天気次第で決めようと思います。
船内はきれいで、コンセントもいっぱいあり
当たり前のことだけど、窓の外は海だらけ、
ほぼ毎日船に乗れ、ご機嫌な船旅です。

合間を見ながらぼちぼち投稿していきます。
しばらくの間、このブログはその旅日記となります。
ときどきアクセスしてください。
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8月15日 古浦海水浴場

2023-08-15 | 旅日記
恵曇の家並みと古浦海水浴場
北浦ほど人の数は多くありませんが
碧い海の色がとてもきれいでした。




今日は台風のせいで雨の一日ですが、
夏休みで遊びに来ていた子供たちの
声も聞こえなくなり、
片づけていた裁縫道具も取り出し、
また元の静かな生活が始まりました。

ブログ、ついズルズルと
お休みが続いてしまいました。
せっかくご訪問いただいた方、
記事が停まったままですみませんでした。
気合を入れて再開です。

リネンのパンツ、あとはゴムを入れるだけ、
今夜完成予定です。
明日アップしますのでアクセスをお待ちしています。

いつも応援ありがとうございます。
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7月16日 さあ旅に出かけよう

2023-07-16 | 旅日記

十数年ぶり(たぶん)にキャリーバッグを買い替えました。


画像はフリーイラストをお借りしました


数日前、ランチに向かう途中の店先に置いてあり、
何気なく目に留まって買ったものです。
ランチの帰り、友が車で送るヨと言ってくれたので、
店に立ち寄ってもらって買い求め、運搬を頼みました。
(運搬はやはり車のモンです)

真新しいスーツケースは、ちょっと恥ずかしいけど
部屋の隅に置いたままの旅行鞄を見てたら
どこか行かなきゃ・・・と、ムズムズしてきました。

島根半島は楽しいけれど、
日帰り旅ばっかりでは面白くありません。
それに、そうそうどこにでも行けるという
年齢でもなくなってきています。
しかも、移動の電車は各停、路線バス、船は2等、
体力が残っているうちに、です。

コロナが薄れた今、思い立ったが吉日!

足元がふらつくほどPCを前で時間を過ごし、
「船」「島」をキーワードに旅先探しです。
ノート一冊を消化して、第一候補が決まりました。

日程を数えると10日間になりましたがノー・プロブレム。
移動中にひっくり返ってネットで調べればいいので
細かな旅程は出発してから決めます。
ほんとにありがたい時代です。

コロナの置き土産なのか、予測はしていましたが
ホテル代がおそろしく高騰しているのに驚いています。
あちこち見比べながらの宿探しに一番時間がかかりそう。

混雑しそうな夏休みが終わったら出かけましょうか。
スーツケースを眺めながら
しばらくの間、楽しい時間を過ごせそうです。
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4月22日 春花の競演

2023-04-22 | 旅日記
HIDEKIさんから届いた写真
長谷寺と室生寺のボタンとシャクナゲ
目の覚めるような美しさです





花と言えば、数日前の汗ばむような日差しの中
お詣りした売豆紀(めづき)神社入り口蹲(つくばい)横の
ツツジとサツキ(たぶん)がとてもきれいでした。






今日は花のおすそ分けです
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2月6日 島根半島バス旅㉕ 七類(美保関町)

2023-02-06 | 旅日記
七類港の岬の先端、防波堤の外側に
もろ外海に面した岩場にお社があると聞き、
風のない好天気の今日、
七類、大敷神社に行ってきました。



七類港



大敷神社は左側(西)岬の先端です



漁港の向かい側は隠岐行きフェリーの発着場



折よく漁師さんの船が帰ってきました



お願いしてサザエを少し分けていただきました



ぶらぶらと岬の先端に向かいます。
ここは海水浴場、しばし貝殻を拾って遊びます



さあ、防波堤の向こうに出ると





神社周辺の海岸の景色です









双眼鏡を覗くと、小島の上には釣り人の姿もちらほら。
これらの美しい景色は、フェリーからも望めます。
帰り道、港の道路端に咲くスイセン



潮風が雪を解かすと聞いていますが、
バスが北山を越えるまで、雪のことをすっかり忘れていました。
暖かな春のような良い一日でした。
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1月27日 和布刈神事(大社町宇龍熊野神社)

2023-01-27 | 旅日記
1月26日 (旧暦1月5日)午後1時30分
於;出雲市大社町宇龍 権現島

神事が始まる前の様子



地区の若い衆たちによる船への板渡し



権現島に行くときも戻るときも
板を渡しての乗船・下船のお手伝いは
地区から選ばれた若衆の仕事です。




神官たちが権現島に向かう船に乗り込みます


関係者の乗船が終わりました



神官を乗せた船は権現島までロープで移動



以前は12艘の船を島までつないで並べ
船を動かすことなく歩いて島に渡ったそうですが、
近年は大きな船の数が少なくなったとのこと。
今年は2艘の船をロープで移動させて
権現島に渡していました。

権現島へ上陸すると
神官たちが岩場でワカメを刈り取り
熊野神社に奉納するという神事が行われます。



権現島と船の間で神官による布刈が行われています


神事のメインであるワカメ狩り撮影のため
おおきなカメラの三脚組は港の東側に移動していました



布刈が終わり、奉納のために熊野神社に向かいます


熊野神社は権現島のほぼ中央、一番高いところに在ります。
歩道があるとはいえ、急坂の土道で足元は悪く
降雪のすぐ後では歩きにくいだろうと想像しました。


一番採れのワカメを奉納したのち、
神官たちを乗せた船が港に戻ってきます。



権現島からの帰りも裸の若い衆たちが手伝います。
裸で真冬の海で作業する様子は、見ているだけで
寒さが伝わってきます。


権現島から戻る船への乗船の手伝いを終えると
若い衆たちは熊野神社に挨拶を済ませた後
権現島から全員海に飛び込み
泳いで帰ってきます。





若い衆が全員港に泳ぎ着くと
その勇敢な美しい姿に拍手が起こりました。




さあ、最後の仕事です


神官たちの下船で、
和布刈神事は無事完了しました。


このあと裸のままインタビューを受ける若衆の姿もありました


マスコミの撮影


和布刈神事の直前、港の漁協市場では
港内のワカメの採取権の入札が行なわれ、
神事が始まると同時に
落札者の名前のアナウンスされていました。

神事が終わるとさっそく地区の各戸には
初採れのワカメが配られたそうです。


昔乙女もそのおすそ分けをいただきました


宇龍に向かう途中の その日の日本海
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