パン・グリーン系のシンクタンク国策研究院が発表した世論調査によると。台湾で一番好かれている外国人は日本人で27・1%、次が米国人22・7%で、中国人に対する好感度はわずか11・1%(それでもいるんだ)、韓国人が好きだというのはさらに少なく9・3%だったという。
また、政治傾向別の交差分析では、緑系では64%が日本人が一番好きだと答え、青系は63%が米国人が一番好きだと答えたという。
これは、私の生活実感とも一致する。思うに、青系であってもコテコテの土着本土的な庶民は、やはり日本人を一番好きだというはずだ。
私がかつて三重社区大学で日本語を教えた経験でいえば、日本語を勉強しにきた層は、屋台や商店のおじさんやおばさんといったところだった。
逆に、いわゆるホワイトカラーでエリート志向が強い人間は英語志向だし、米国人が好きだというだろう。2000年総統選挙では外資系企業に勤める人間の多くが宋楚瑜に入れたとも言われている。
つまり、国民党や親民党は、「中国が好き」なのではなくて、基本的に親米、いや米国従属派であることがことの本質である。だから、日本や台湾の台湾独立支持勢力が馬や宋を攻撃するときに「中国の手先」というのは実際には正しくはない。そもそも彼らが中国の手先なら、一族郎党が米国市民権を持ったり、米国に何軒もの家をかまえる必要はない。彼らが「中国」を持ち出すのは、台湾化の足を引っ張り、台湾人の日本への思いを抑圧する際の道具として持ち出しているだけであって、彼らの心は台湾でも中国でもなく、米国にあるのである。だから、今後は国民党保守派を攻撃するときには「米帝の奴隷、米帝の手先」というべきである。
ところがある人はこういう疑問を持つだろう。「それなら国民党が米国からの武器購入に反対するのはなぜか」と。
理由は簡単である。要するに、米国が本質的に米国などどうとも思っていない日本びいきの本省人や緑系に嫌がらせをするために、国民党にけしかけて、わざと反対させているのである。国民党に反対させることによって、緑側は米国の言い値をまったく疑うことなく武器購入に固執して、米国に頭が上がらなくなるのである。米国にとっては、そのほうが都合が良い。
ところが、米国政府は一方では、武器購入予算をなかなか通せない民進党政府を「青の説得もできないのは、無能だ」などと罵倒している。これはおかしい。売り手が買い手を無能だと罵倒するのは、商売の原則としてはあべこべである。買い手が買えないようなら、売り手が買わせるように努力しなければならない。この場合台湾は買い手なのである。
そんなに青側を説得するべきだというなら、米国よ、お前のところをしょっちゅう訪れている連戦らをどうして売り手であるお前たちが説得しないのか?
これで米国政府の二枚舌というか、民進党いじめの体質が明らかになる。
そもそも2004年の総統選挙の際には、米国政府は連戦・宋楚瑜支持だったと、米国政府とも連絡をしている日本政府のある高官が証言している。しかも民進党は米国が売りつけたい原発にも反対しているし、米国よりも少数民族、女性などの人権では先を行くような政策を進めている。つまり、米国共和党から見れば、民進党は「アカ」も同然であり、面白くないのだ。
それから、米国にとっては、民主主義なんかよりも、いかなるファシストであろうと親米反共であればそっちのほうが好ましい。だから、米国は長い間蒋介石政権を支援し、韓国の軍事独裁政権を支援してきたのであり、台湾と韓国が民主化して以降も、民主化を戦ってきた勢力とは交わろうとしないどころか、むしろそれを叩く側に回り、逆に、民主化に抵抗してきた旧独裁勢力の末裔たちとの付き合いが多い。
台湾の国民党、韓国のハンナラ党こそが、米国のお気に入りなのである。米国が求めるものは民主主義ではなくて、単なる反共、対米従属だけなのだ。
とくにブッシュ政権のマインドから見れば、「大中国」であっても「反共」を強調している馬英九のほうが、「人民団体法」の反共条項を削除しようとしている民進党よりも好ましいのである。
だから、今回の調査で、青系が米国人を最も好ましいといっているのは、米国共和党政権の反共反動政策と共鳴しているだけである。国民党などのブルー陣営は、米帝の走狗、手先、コマ、使い走り、奴隷である。
話は少し変わるが、同じ調査では、台湾日報のコラムで「愚民が3分の1」と指摘したように、中国が「自由な国ではない」ことを「わからない」と答えたアホが20・8%、「自由な国だと思う」と答えたドアホが14・1%いたという。
まあ、日本でもこの手のドアホはいる。私が日本のある左翼系掲示板で書き込みをしていたら、「中国は経済発展しているから、自由で民主的な国であるのに決まっている」と断言したアホがいた。
どうも、世の中には、中国の検閲に積極的に協力するグーグルやヤフーなどの洗脳の影響なのか、「経済発展」していれば「民主主義」で、「経済発展していない」と「民主主義ではない」と勘違いしているアホが少なくないような気がする。そして北朝鮮が独裁だから経済が発展しないし、発展しないから独裁だといえると思っている。北朝鮮が独裁だから経済発展しないというのはそのとおりかもしれないが、中国が発展しているから民主主義だと思い込むのは、アホである。民主主義と経済発展には、普遍的な因果関係はない。シンガポールは経済的に成功しても自由で民主的ではないし、ボツワナのように国民の3分の1がエイズに感染しているといわれていて、経済的にも苦しくても自由な民主主義は定着しているところもある。
台湾のこの調査で「中国は民主的だ」と答えた輩も、グーグルなどによる洗脳が奏功したのかもしれない。
問題の根源は、米国型大量消費社会や「GDP的発展」なるものを過度、過剰、かつ過大に盲信することからきているのかもしれない。
台湾や韓国は、自前で民主主義を勝ち取ったし、新しいだけにその記憶と実感が鮮烈に存在している。その点では、現在資本の論理ばかりが過剰になっている米国よりも、はるかに民主的で健全なところがある。たしかに全体的にはまだまだ不安定で脆弱なところもある。しかしある部分では米国や日本を凌駕したところが、台湾と韓国の若い民主主義には存在する。何よりも、選挙をめぐる活気と活力と創意だ。
台湾人はいい加減米国なんかを盲信するのをやめて、自分たち自身が成し遂げたことをもっと自信と誇りを持って欲しい、と思う。
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関連記事
台湾日報3/16
http://taiwandaily.com.tw/news.asp?News_no=19046&News_class_no=03&Up_date=2006/03/16
國策院民調 發展經濟犧牲民主民眾不願意 53.6%認為中國崛起無助亞洲和平62%受訪民眾認為兩岸發展經貿台灣資金技術被中國吸走
國策院執行長羅致政在民調發布座談會說,國策院這次在兩岸與對外關係民調中,加入了部分創意的提問,像是「如果能夠改變台灣海峽的酖戞你希望將它變邂笥虜?」、「美中日韓這幾個國家,你對哪一國的人民最有好感?」
民調顯示,有27.1%的受訪民眾對日本人最有好感,其次是美國人的22.7%,對中國人最有好感的比例為11.1%,只有9.3%的受訪民眾對韓國人最有好感。
中央研究院歐美研究所研究員林正義認為,這個題目顯現出來,20歲到29歲的年齡層是既哈日又哈美,但從政黨分布來看則有明顯差異,泛兌訪民眾約有64%的比例最喜好日本人,泛藍受訪民眾則約有63%的比例最愛美國人。
民調指出,65%的受訪民眾「不同意」中華人民共和國是民主自由的國家,14.1%的受訪民眾「同意」,「不知道」的比例佔20.8%。認為中國最需優先改善的問題,有高達54%的受訪民眾認為是「民主自由」。
這份民調是國策院委託決策調查有限公司在3月11日至12日進行電話訪問,有效樣本1072份,在95%的信鯏找次っ袍觚躡杭濱吃3%。
http://taiwandaily.com.tw/news.asp?News_no=19043&News_class_no=02&Up_date=2006/03/16
【觀察站】解構三分之一「愚民」◎費邊社
また、政治傾向別の交差分析では、緑系では64%が日本人が一番好きだと答え、青系は63%が米国人が一番好きだと答えたという。
これは、私の生活実感とも一致する。思うに、青系であってもコテコテの土着本土的な庶民は、やはり日本人を一番好きだというはずだ。
私がかつて三重社区大学で日本語を教えた経験でいえば、日本語を勉強しにきた層は、屋台や商店のおじさんやおばさんといったところだった。
逆に、いわゆるホワイトカラーでエリート志向が強い人間は英語志向だし、米国人が好きだというだろう。2000年総統選挙では外資系企業に勤める人間の多くが宋楚瑜に入れたとも言われている。
つまり、国民党や親民党は、「中国が好き」なのではなくて、基本的に親米、いや米国従属派であることがことの本質である。だから、日本や台湾の台湾独立支持勢力が馬や宋を攻撃するときに「中国の手先」というのは実際には正しくはない。そもそも彼らが中国の手先なら、一族郎党が米国市民権を持ったり、米国に何軒もの家をかまえる必要はない。彼らが「中国」を持ち出すのは、台湾化の足を引っ張り、台湾人の日本への思いを抑圧する際の道具として持ち出しているだけであって、彼らの心は台湾でも中国でもなく、米国にあるのである。だから、今後は国民党保守派を攻撃するときには「米帝の奴隷、米帝の手先」というべきである。
ところがある人はこういう疑問を持つだろう。「それなら国民党が米国からの武器購入に反対するのはなぜか」と。
理由は簡単である。要するに、米国が本質的に米国などどうとも思っていない日本びいきの本省人や緑系に嫌がらせをするために、国民党にけしかけて、わざと反対させているのである。国民党に反対させることによって、緑側は米国の言い値をまったく疑うことなく武器購入に固執して、米国に頭が上がらなくなるのである。米国にとっては、そのほうが都合が良い。
ところが、米国政府は一方では、武器購入予算をなかなか通せない民進党政府を「青の説得もできないのは、無能だ」などと罵倒している。これはおかしい。売り手が買い手を無能だと罵倒するのは、商売の原則としてはあべこべである。買い手が買えないようなら、売り手が買わせるように努力しなければならない。この場合台湾は買い手なのである。
そんなに青側を説得するべきだというなら、米国よ、お前のところをしょっちゅう訪れている連戦らをどうして売り手であるお前たちが説得しないのか?
これで米国政府の二枚舌というか、民進党いじめの体質が明らかになる。
そもそも2004年の総統選挙の際には、米国政府は連戦・宋楚瑜支持だったと、米国政府とも連絡をしている日本政府のある高官が証言している。しかも民進党は米国が売りつけたい原発にも反対しているし、米国よりも少数民族、女性などの人権では先を行くような政策を進めている。つまり、米国共和党から見れば、民進党は「アカ」も同然であり、面白くないのだ。
それから、米国にとっては、民主主義なんかよりも、いかなるファシストであろうと親米反共であればそっちのほうが好ましい。だから、米国は長い間蒋介石政権を支援し、韓国の軍事独裁政権を支援してきたのであり、台湾と韓国が民主化して以降も、民主化を戦ってきた勢力とは交わろうとしないどころか、むしろそれを叩く側に回り、逆に、民主化に抵抗してきた旧独裁勢力の末裔たちとの付き合いが多い。
台湾の国民党、韓国のハンナラ党こそが、米国のお気に入りなのである。米国が求めるものは民主主義ではなくて、単なる反共、対米従属だけなのだ。
とくにブッシュ政権のマインドから見れば、「大中国」であっても「反共」を強調している馬英九のほうが、「人民団体法」の反共条項を削除しようとしている民進党よりも好ましいのである。
だから、今回の調査で、青系が米国人を最も好ましいといっているのは、米国共和党政権の反共反動政策と共鳴しているだけである。国民党などのブルー陣営は、米帝の走狗、手先、コマ、使い走り、奴隷である。
話は少し変わるが、同じ調査では、台湾日報のコラムで「愚民が3分の1」と指摘したように、中国が「自由な国ではない」ことを「わからない」と答えたアホが20・8%、「自由な国だと思う」と答えたドアホが14・1%いたという。
まあ、日本でもこの手のドアホはいる。私が日本のある左翼系掲示板で書き込みをしていたら、「中国は経済発展しているから、自由で民主的な国であるのに決まっている」と断言したアホがいた。
どうも、世の中には、中国の検閲に積極的に協力するグーグルやヤフーなどの洗脳の影響なのか、「経済発展」していれば「民主主義」で、「経済発展していない」と「民主主義ではない」と勘違いしているアホが少なくないような気がする。そして北朝鮮が独裁だから経済が発展しないし、発展しないから独裁だといえると思っている。北朝鮮が独裁だから経済発展しないというのはそのとおりかもしれないが、中国が発展しているから民主主義だと思い込むのは、アホである。民主主義と経済発展には、普遍的な因果関係はない。シンガポールは経済的に成功しても自由で民主的ではないし、ボツワナのように国民の3分の1がエイズに感染しているといわれていて、経済的にも苦しくても自由な民主主義は定着しているところもある。
台湾のこの調査で「中国は民主的だ」と答えた輩も、グーグルなどによる洗脳が奏功したのかもしれない。
問題の根源は、米国型大量消費社会や「GDP的発展」なるものを過度、過剰、かつ過大に盲信することからきているのかもしれない。
台湾や韓国は、自前で民主主義を勝ち取ったし、新しいだけにその記憶と実感が鮮烈に存在している。その点では、現在資本の論理ばかりが過剰になっている米国よりも、はるかに民主的で健全なところがある。たしかに全体的にはまだまだ不安定で脆弱なところもある。しかしある部分では米国や日本を凌駕したところが、台湾と韓国の若い民主主義には存在する。何よりも、選挙をめぐる活気と活力と創意だ。
台湾人はいい加減米国なんかを盲信するのをやめて、自分たち自身が成し遂げたことをもっと自信と誇りを持って欲しい、と思う。
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関連記事
台湾日報3/16
http://taiwandaily.com.tw/news.asp?News_no=19046&News_class_no=03&Up_date=2006/03/16
國策院民調 發展經濟犧牲民主民眾不願意 53.6%認為中國崛起無助亞洲和平62%受訪民眾認為兩岸發展經貿台灣資金技術被中國吸走
國策院執行長羅致政在民調發布座談會說,國策院這次在兩岸與對外關係民調中,加入了部分創意的提問,像是「如果能夠改變台灣海峽的酖戞你希望將它變邂笥虜?」、「美中日韓這幾個國家,你對哪一國的人民最有好感?」
民調顯示,有27.1%的受訪民眾對日本人最有好感,其次是美國人的22.7%,對中國人最有好感的比例為11.1%,只有9.3%的受訪民眾對韓國人最有好感。
中央研究院歐美研究所研究員林正義認為,這個題目顯現出來,20歲到29歲的年齡層是既哈日又哈美,但從政黨分布來看則有明顯差異,泛兌訪民眾約有64%的比例最喜好日本人,泛藍受訪民眾則約有63%的比例最愛美國人。
民調指出,65%的受訪民眾「不同意」中華人民共和國是民主自由的國家,14.1%的受訪民眾「同意」,「不知道」的比例佔20.8%。認為中國最需優先改善的問題,有高達54%的受訪民眾認為是「民主自由」。
這份民調是國策院委託決策調查有限公司在3月11日至12日進行電話訪問,有效樣本1072份,在95%的信鯏找次っ袍觚躡杭濱吃3%。
http://taiwandaily.com.tw/news.asp?News_no=19043&News_class_no=02&Up_date=2006/03/16
【觀察站】解構三分之一「愚民」◎費邊社









日・米の好印象はともかくとして、11.1%の中国よりも低い韓国の好感度というのはいったい…?(自由・民主の同盟国ではなかったのか?与党関係者やその支持者の間では、もう少し好感度が高くてもよさそうなものなのに…)
http://toron.pepper.jp/jp/syndrome/taiwan.html