むじな@台湾よろず批評ブログ

台湾政治、台湾語、国際政治情勢、アラブポップスなどについて批評

さらに親日度を強めている台湾 台湾シンクタンクの意識調査から

2008-03-06 02:55:40 | 台湾その他の話題
民進党系のシンクタンク台湾智庫(シンクタンク)は最近、総統選挙や国民投票問題について相次いで世論調査を実施しているが、この中で興味深いものに、「中国、米国、日本、韓国の4カ国の中で、全体的にいってあなたがどこ国に最も好感を持っているか」という設問がある。
全体の結果は、標本数1076、知らないと拒否が23.7%の中で、日本が最多の40.2%で、米国の25.7%を大幅に上回った。韓国は5.4%、中国は5.1%にすぎなかった。
これを年齢層別に見ると、20代では親日傾向が顕著で、日本が49.8%とあらゆる年齢層で最も高かった。米国は27.8%で、韓国は5.5%、中国は3.0%。中国はあらゆる年齢層で最も低かった。
民進党支持層では、日本が顕著に多く54.6%、米国が26.1%、国民党支持層では接近しているが、それでも日本のほうが多く37.3%、米国が30.7%だった。これが台連支持層だと日本が68.4%と圧倒的となる。ただし親民党や新党支持層では米国のほうが多くなる。特に親民党支持層では米国が49.1%で、次が中国の35.9%と中国も高く、日本は8.0%しかない。逆に新党支持層のほうが相対的に親日的だ(米国28.0%、日本22.3%、中国17.6%)。とはいえ、民進党と国民党以外は、標本数が少なすぎるから宛てにならないが、新党支持層のほうが親民党支持層よりはマトモなことは経験値通りではある。
地域別では日本が多いのは高雄県市および屏東県48.6%と以外に台北県市・基隆市の40.2%。
族群別ではホーローが日本44.7%、米国が24.8%、客家人が日本37.1%、米国23.9%、原住民が日本35.7%、米国23.7%といずれも日本が多いが、外省だと米国が35.9%、日本が17.8%と逆転して、さらに中国が13.0%と相対的に高い。
学歴別では、日本への選好はそれほど違いはないが、米国については学歴が高くなるほど高くなる傾向がある。しかしそれでも米国が日本を上回ることはない。

これと似たような調査は、民進党系のシンクタンク「国策研究院」が2006年にも実施したことがあるが(当ブログ2006-03-17 02:33:09 / 台湾政治 青は米国帝国主義の走狗、米国(とくに共和党)は本質的に反共反左派)
台湾で一番好かれている外国人は日本人で27・1%、次が米国人22・7%で、中国人に対する好感度はわずか11・1%、韓国 人が好きだというのはさらに少なく9・3%だった。
また、政治傾向別の交差分析では、緑系では64%が日本人が一番好きだと答え、青系は63%が米国人が一番好きだと答えたという。
当時の設問は「どの国」ではなく、「どの国民」だったという違いがあって、一概に比較できないものの、仮に今回の数字と単純に比較すると、2年間の間に日本への好感が27%から40%に急増し、米国への好感は23%から26%に増えたものの、日本との差がさらに広がり、中国と韓国、特に中国への好感度は明らかに低下した、といえる。

これは台湾での生活実感と一致する。
そういう意味では台湾は急速に親日反中離米(もしくは嫌米)に傾斜しているといえる。
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