マグタイム

日常のひとコマを繊細なタッチでつづる……エッセイ、詩、スイーツ感想 etc. マグカップ片手に、リラックスしたひと時を

米粉ゆずパン

2013-02-04 18:23:22 | パン・食べ物
柚子を2個、いただきました。

柚子は大好きです。実家でレモンの木を植えたとき、わたしが最後まで主張していたのが柚子でした。
甘くさわやかな匂い。あざやかな黄色。
置いておくだけで、あたりの空気が明るく輝くような気がします。

レモンほどオールマイティではありませんが、これがあると、料理がぐっと上品に。

店先に出回らない時期は、粉末の瓶を買っておくと重宝します。


さて、柚子。
何に使おうか。ジャムにするには少ない。皮はまだ冷凍庫にいくらかある。

パンを焼くことにしました。

夏場、たまにレモンパンを作ることがあります。さわやかでおいしい。
今回は、それの柚子バージョン。

強力粉 200g
米粉   50g
砂糖   9g
塩    5g
スキムミルク  6g
マーガリン  10g
ドライイースト 3g
水(柚子のしぼり汁と合わせて)170cc
  ※ 大粒なら半個分
柚子の皮のすりおろし 1個分
  ※ 大粒なら半個分
柚子ジャム(柚子茶用)30g

大きめの柚子を1個丸々しぼったら、酸味のあるパンになりました。栗栖さんはこれを大いに気に入り、「この分量をキープせよ」と厳命してきましたが、一般的には好みが分かれそう。なのでレシピでは、しぼり汁は半個分としてあります。
酸っぱいのが苦手なら、水だけでもいいでしょう。

あとは好みでアレンジしてください。


柚子パンは、おやつ感覚で1枚また1枚とつままれていきました。
トーストしたことは、結局ありませんでしたが、あれは生(焼かずにそのまま)のほうがおいしいと思っています。レモンパンがそうでした。もし焼くなら、軽くあぶるくらいで。


残り1個。
こんどは何を作ろう? ゆず味噌か、パウンドケーキか。

考えて、もう一度、同じパンを焼くことにしました。
これをくれた方へ、お礼として差し上げるつもりです。

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米粉ブレンドパン

2013-01-28 13:07:09 | パン・食べ物
もう1袋買ってしまった米粉、「グルテン無し」のほう。
これで米粉パンを作るには……?
説明書を読んでみました。

最初に糊を作る。まずもち粉と水を電子レンジにかけて、膨らんだら、水飴を加えて混ぜ、さらに水を加えて混ぜ……
なにこの面倒すぎる下準備。
しかも出来上がりは、上が平べったくて、なにやら陥没パンを彷彿とさせ……もとい、食パンにそっくり。(食パン型で焼いてないのに)
かわいくない。

却下。

なにかいいレシピはないかな。
調べてみました。

こういうとき、ネットは便利ですね。試作した人たちのレシピがいろいろ出てきました。

どうやら、配合を30%にすれば、ふつうの食パンコースで焼けるみたいです。

実際に参考にさせていただいたのは、「タモリサクミの米粉はロマン」のページ。

焼いてみました。(米粉50gに自信がなかったので、まずは40gで)
無事にふくらみました。味も強力粉100%のパンに近いです。

食べてみて、栗栖さん、
「ふつうのパンだね。でも香りがすこし弱めかな。
サクッと手でちぎれる。米粉的だね。
ふつうのパンの味もする。米の味もじんわりするけど。
いいんじゃない? 気に入ったよ」

50gでもやってみる、と言いましたが、いや俺はこれが気に入ったから、40gのままでいい、とのお言葉。
なので、我が家の米粉ブレンドパンの配合は、
 強力粉210g
 米粉  40g
となりました。

米粉100%のあっさりしたパンより、強力粉ブレンドのほうが、何の食材にも合いそうです。
また、グルテン無しの米粉は、有りのより値段も安い。
洋食にも和食にも合わせられるうえ、お財布にも優しい米粉ブレンドパン。これから食卓で活躍しそうです。

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米粉パン

2013-01-25 15:59:43 | パン・食べ物
ホームベーカリーのメニューコースにあった米粉パン。
数年前に大流行しましたね。これを米から作れるゴパンは品切れで、入荷まで数か月待ちなんてこともありました。おかげでPanasonicがSANYOを買収するはめに (笑)。気になっていました。
どんなパンなのかな?
作ってみることにしました。

まずは米粉の調達を。
スーパーに行きましたが、なんだか1種類ではないようです。
「グルテン入り」と、「グルテン無し」が、棚に並んでいます。
どう違うんだろう……?
よく分からないので、両方買ってみました。

帰宅して、レシピをよく読んでみると、どうやら使えそうなのは「グルテン入り」のほう。
「グルテン無し」のほうは、もち粉や水あめで糊を作るという、よけいなひと手間がいるようでした。しかもそれを使っても、焼き上がりのパンの頭は、なにかで押さえたかのごとく平べったい。恐怖の陥没パンを連想させてくれます。
面倒かつ、ビジュアルがよろしくない。
しまった。これ、どうしよう……


気を取り直して、とりあえず「グルテン入り」のほうで焼いてみることにしました。

ケースから出してみました。
見た目は、ごく普通のパンです。
鼻を近づけて匂いを嗅いでみると。
「あ、違う」
「どれどれ」
なんというんでしょう、あたたかい湯気の匂いというか。たしかにごはんに近いかんじです。
「おかきや、サラダせんべいみたいだ」
と栗栖さんもコメントを。
スライスしたものを、手でちぎってみても、縦に裂けないで、すぐ割れてしまう。ねばらず、のびが無いみたいです。(でもクラムはちゃんと出来ている)
味をみてみます。……うーん、やっぱりごはんに近い。砂糖もバター(今回はマーガリン)も入れているのに、いわゆるパンの甘味は薄く、あっさりしています。
栗栖さんも、
「のりの佃煮が合いそう」
と、のりをちぎって乗せ、味見していました。
「悪くない」
「青のりも合いそうね」
「そうだな」
ゆかりはどうだろう、と試しにかけてみたら、こちらもまあまあ及第点。たぶん普通のパンだったら、かなりミスマッチだと思う組み合わせです。

パンなのに、パンではない。なにか不思議なものを食べている気分でした。


初めての味だ、面白い、と2人で試食しているところへ、
「おっ、新しいパン焼き器が来たな」
と義父が顔をのぞかせました。
「食べてみます?」
「もう焼いてみたんだな。どれ」
「米粉パン」
「ええ? 米でパンができるのかい」
義父は米粉パンを受け取って、しきりに「うん、たしかに米っぽいな」とうなづいていました。


パン焼き器を買いなおすとき、上位機種にすることに迷いもありました。
でも、面白そうです。
説明書にはレシピがたくさん載っています。いろいろ試してみようと思います。

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バージョンアップ、バージョンダウン

2013-01-16 09:05:07 | パン・食べ物
National のSD-BT103

PanasonicのSD-BMS105

7年の変化は、ずいぶんホームベーカリーを変えていました。
(下位機種から上位機種に変えたのも大きいですが)

便利になったと同時に、
「あれ? この機能は無くなってしまったの?」
と思ったものも。

使い始めて半月。気がついたことを書いてみます。


≪バージョンアップ≫

【1】音が静か。
最初は「本当に回ってる?」と耳をそばだててしまいました。
以前の機械はモーターがへたっていたせいもあるかもしれませんが、前はこねる音がずいぶん大きかったです。
そのぶん、
「大変そうね。がんばって!」
とつい応援してしまったりもしましたが、今のは静かなので、
「キミには簡単な仕事かな? じゃ、後はヨロシク」
出来る部下をもった上司の気分です。いやあ頼もしい。これでピザ生地で止まることもなくなるでしょう。

【2】ナッツ容器の容量が大きくなった。(その分、蓋が高くなった)
いつも上ふたが閉まらないほど、さつまいもやレーズンを盛っていました。
密閉性がなくなるので、ドライイーストが湿気らないか、いつもヒヤヒヤしていたのですが。
これで大丈夫です。
……と思って今日さつまいもパンを作ろうとしたら、やはり上ふたが閉まりません。あれれ?

【3】イースト落としの回数が増えた。
3→4回。
最初はちょっとびっくりして、笑ってしまいました。
「前よりていねいに落としている」
イースト容器の角度も急になりましたね。より落ちやすくなるようにでしょう。

ただ、4回目の落としの時、バネがビーン…!という音がして、ちょっと恐い。これで壊れることはないと思いますが……これって我が家だけ?

【4】コースがいろいろある。
ライ麦パン (50%)、全粒粉パン (50%)、メロンパン、米粉パン(グルテン入り・無し)、白パン、あんパン、パスタ、お餅、etc. etc....

おお、すごい。ライ麦パンと全粒粉パンは、10%の配合で食パンコースで作っていましたが、今度は本格的な味になるのでしょうか。
ただ、パスタの評判はいま一つ。
お餅はなかなかいい出来のよう。
取扱説明書には、ほかにもレシピがたくさん載っているので、少しずつ作っていこうと思います。
楽しみです。


≪バージョンダウン≫

【1】ナッツ容器がゆるい。
焼きあがったら、ふたを開けます。(当たり前ですが)
そのとき、わたしは、上ふたも開けることが多いです。器内にこもった熱と湿気を飛ばすためです。
今回もそうしようと、ふたと上ふたを開放したら。
ガチャ。
ナッツ容器がはずれて、床に落ちてしまいました。
え? こんな簡単に?
噛みが甘くなっていますね。以前のは、はずすのに少し抵抗がありましたが、新しいこれはスカスカです。
Panasonicになってから、すこし作りがチャチくなったのでしょうか。
これは何年もつのかなあ。前のより早く壊れるかもしれません。

【2】焼き上がりのランプが、点灯したままになった。
以前は、焼き上がりのとき、赤ランプが点滅していました。遠目からも出来たのが分かって、便利でした。
今度のは、ランプは点灯したまま。
出来たかどうかは、ふたのディスプレイの字を確認しないと分かりません。いちいち近くまで見に行かないといけないのは、面倒ですね。
ブザーで知らせてくれもしますが、前より小さく、間遠くなりましたし。耳の悪い人は、不便なのではないかな。
うーん、ここだけは、前のほうが良かった。いくらの手間でもないだろうし、なぜこの機能をなくしたのか疑問です。


――と、いろいろ書きましたが、全体的には「便利になった」と思っています。

とりあえず、基本の食パンは出来ました。前の機種と比べつつ、ひとつひとつ作っていこうと思います。

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ホームベーカリーが来た!・2

2013-01-10 22:23:40 | パン・食べ物
計ったように、12月31日に壊れたうちのホームベーカリー。
前回買ったのが2006年の1月2日ですから、ちょうど7年間使った勘定になります。1日足りなくはありますが、なんとも切りがいいですね。

さて、次はどの機種にしよう?
おせちを食べつつも、焼けないとわかると、無性にパンを食べたくなる天邪鬼です。
これはまたお正月セールで買えということでしょうか。なんという主人思いの機械。

調べてみると、Panasonicホームベーカリーの、現在の型番は105シリーズ。
型落ちの104も、通販サイトには、いくらか在庫があるようです。
べつにパスタとかうどんとか作らないし。104シリーズの、いちばん安いのでいいな。
じゃあSD-BH104にしよう。

近所の電器屋に、下見に行くことにしました。
型落ちの在庫があればうれしい。なければ、今の105シリーズの下位機種を買ってもいいな。


案の定、電気屋では、お正月セールをしていました。
パン焼き器、ずいぶん作っているメーカーが増えたんですね。T-falやsirocaなんて、前は無かったと思います。
Panasonicもありました。105シリーズのみが並んでいました。
下位機種は、1万円ちょっと。
中位機種。2万4,800円。
上位機種。3万5,000円前後の値段に赤線が引いてあって。修正後の価格が2万4,500円。

「ん?」
栗栖さんと、値札を何度も見直してしまいました。
「上のほうが、中のより安い……」
「これってアリなの? なぜこんなことが?」
「他店との価格競争かなあ」
「ああ、なるほど」

そうなると、なぜか上位機種が気になってくる小市民です。
「これだと、粗まぜ機能があるみたい」
「あら……なに?」
「やさしく混ぜてくれる機能。レーズンとかチーズが、粉々にならないで、粒のまま残っているの」
「それはいいなあ」
いつも原形をとどめないレーズンやオリーブに、頭を悩ませていました。これは便利そうです。

栗栖さんもカタログを広げてチェックを始めました。
「ジャムも作れるんだって」
「ジャム?」
「蒸しパンも作れる」
「うーん……」
どちらも、鍋で普通に作れそうですが。
「米粉パンも作れるそうだ」
米粉パンの機能は、中位機種からついていました。
「ああ、それはいいかも」
栗栖さんは米粉パンのコースが気に入ったようでした。
「中位機種にしてもいいな。いろいろなコースがついてるし」
それなら、とわたしも誘導します。粗挽きコースがある――
「上位のほうが、安いわよ」
「そうだよな」


というわけで、上位機種を買ってきました。Panasonicの、SD-BMS105。
2013年元旦の、うれしいお年玉です。


(後でわかったことですが、105の上位機種は、やはりネット通販のほうが2万円強と安かったようです。あと、電車で数十分の電器屋でも、同じくらいの安値でした。
でも、故障したときなど、何かあった場合は、近いほうがいいから。
これで良かったと思っています)

Panasonic ホームベーカリー SD-BMS105-SW

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