むぎの城さんぽ

日本100名城&続日本100名城を巡っています。
近頃は山城歩きもエンジョイしてます!

足利氏館(栃木県)

2016年02月20日 |  百名城
足利氏館あしかがしやかた
別名
構造平城
築城者足利義兼
築城年代平安時代末期~鎌倉時代初期
指定史跡国指定史跡
場所足利市家富町2220 地図
スタンプ設置場所鑁阿寺本堂
城郭検定出題あり

足利氏館は、1196年(建久7年)に持仏堂を建立して大日如来を祀っています。
鑁阿寺は、室町将軍家や鎌倉公方家など足利一門の氏寺となっています。
周囲は堀と土塁が巡っており、足利氏の居館としていました。



鑁阿寺太鼓橋

鑁阿寺正面入り口の堀に掛けられた反り橋です。
内部の天井は格天井で、格子の型に組まれ、堀の縁石には切石の橋脚が利用されています。
江戸時代後期の建造物で、屋根付きのめずらしい橋です。


仁王門

反橋を渡ると、山門(仁王門)があります。
この山門は足利幕府十三代将軍足利義輝の再建したもので、両側の仁王像は桃山時代の作です。


案内石板

山門を抜けた先にある石製の案内看板があります。


本堂

本堂は鎌倉時代に足利義兼が持仏堂として建立したものを、足利義氏が大堂を建立しました。
しかし、1129年の火災で失いましたが、尊氏の父・足利貞氏により
正安元年に再建しました。
ご本尊様は胎蔵内大日如来で、後方壇に弘法、興教の二大師、開基鑁阿上人像をはじめ、
明治維新まで、堀の外に祀ってあった塔頭十二支院の御本尊を安置しています。


多宝塔

足利義兼の創建と伝わりますが、江戸時代に徳川五代将軍の母、桂昌院尼公の再建したものです。
金剛界大日如来と勢至菩薩をお祀りしている。
参拝者には「お種銭」が配られ、種銭を持っているとお小遣いに不自由しないと言われています。


鐘楼

この鐘楼が建てられたのは本堂と同じ時期となりますが、その後再建されています。


東門

四方に門を設け、土塁と堀が巡っています。
東門は、開基以来の創建ですが、現在残されているものは
1432年(永享4年)に公文所奉行の再修されたものです。


水堀と土塁

鑁阿寺の周囲を水堀と土塁が巡っています。
この光景は中世武士の館としての見所となっています。


100名城のひとつだったことで最初に訪れた時は、これが城?と疑問でした。
城というよりは館跡ということになるのですが、城という感覚はなかったのであまり興味も湧かずに
スタンプだけ押してさらっとやり過ごしてしまいました。
それから多くの城跡や史跡を巡っているうちに、もう一度行ってみようと思い再度訪れたところです。
その他、近くには足利学校がありますので、そちらも合わせての訪問をお勧めします。


平成22年7月11日登城
平成28年2月14日再登城



日本100名城公式ガイドブック (歴史群像シリーズ)
日本城郭協会,福代徹
学研プラス

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