むぎの城さんぽ

日本100名城&続日本100名城を巡っています。
近頃は山城歩きもエンジョイしてます!

嶺城(群馬県)

2017年11月15日 | 百名城以外の城
嶺城みねじょう
別名田中城
構造丘城
築城者北條丹後守
築城年代1558~1570年(永禄年期)
指定史跡
場所前橋市嶺町601-2 地図


嶺城は北條丹後守(前橋城の城代の一人)が築城し、家臣の田中大弐が居城していた為、
田中城とも呼ばれています。





標柱と案内看板

嶺城本丸という標柱と案内看板があります。
実際の本丸はまだこの先の丘の上にあるのですが嶺城の大事な目印になっています。
見学者駐車場はこの先100mほどのところにあります。


縄張図

嶺城を含め、この辺りには9つの砦や城址が築かれていました。


駐車場

地元有志の方々が整備されたそうで、城跡見学専用駐車場が作られていました。
ありがたいことです。



駐車場から約50mほど進むといよいよ登城口です。
以前は民家の裏庭から登城するなどあったようですが、現在は地主の方に御迷惑がかからないような
場所に登城口が整備されています。


登城口

四の郭と五の郭の間の堀に登城口が作られています。



堀切がなかなか立派で見応えあります。



しかし堀底から見上げると…郭に大根!!(沢山並んでいます)
この大根、城壁のようです



このような道案内用の表記がされているので
これに従って歩いて行くと本丸に行くことが出来ます。
この通りに歩いて散策すれば土塁をよじ登ったり遺構を破壊することは無いと思います。



堀底から順路?に従って小路を進みます。



三の郭を見上げると…ここにも大根がズラリ~と並んでいます。
これは完全に大根の城壁です!
これでは進入の妨げになります。現代の城主の知恵でしょうか^^;


歩きやすいように階段や手すりまでも設置されています。



とても歩きやすく作られています。


二の郭

こちらはまだ竹藪になっています。
リボンがされている竹もあるのでそのうち整備されるのではないかと期待します。


本丸虎口

本丸と二の郭の間にも大きめの堀切が残っています。
この道を登るといよいよ本丸です。


本丸

さすがに本丸は畑になっていません。



地元有志の方々によって作られた本丸跡の看板。
良い感じです



本丸を囲むように低い土塁が巡らされています。


本丸虎口

やはり虎口の部分が一番土塁が高く盛ってあります。


五の郭

こちらは先程の登城ルートとは違う場所から攻めてみました。
登城口の先約50mの車一台分の幅の舗装路を登って行くと五の郭に出ます。
こちらも沢山の大根を干す作業をしている最中でした。


遠望

縄張りは長い形になっていて、手前は平な畑になっていて、さらに藤沢川を要害にしている形になります。


大峯神社

川を挟んで神社があったので嶺城と関係があるのかと一応見に行ってみたのですが
村の鎮守の神様であることは分かったのですが嶺城との関係はわかりませんでした。


案内看板



嶺公園にはとても縁があるのですが嶺城には初めて来ました。
正直、こんなに良い状態で遺構が残っているとは思っていませんでした。
整備もされていて専用駐車場や道しるべやベンチなどが設置されていて散策しやすかったです。
もっと藪を想像していました^^;
調べたわけではないのですが、この大根がいっぱい干してあるのも城主であった田中さん一族あるいは
子孫の方々の畑であろうと思われるので城址見学させてもらえるだけでもありがたいです。
なるべく御迷惑にならないように畑や宅地に進入しないように気遣いが必要だなと思いました。
きっとそのような気遣いのもとに見学用の駐車場や本丸へのルートが設置されたのではないかと
思われます。
でも、せっかくこのような手入れをして頂いたので機会があったらぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。


平成29年11月12日登城



キャプテンスタッグ シャベル スコップ 角型 スチールフォールディング バッグ付UA-4501
クリエーター情報なし
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)