『レイプ・オブ・南京』の著者アイリス・チャンが
昨年11月に拳銃自殺した。しばらく前から鬱病を患っていたというが、何故自ら命を断ったのかは余人には到底知りえないだろう。上の表題は中共政府の、少
しでも東洋史を知る者ならすぐバレる捏造虚言スローガンでもあるのだが、中国系三世アメリカ人でジャーナリストであるチャンもまたこの種の浅ましいウソを
公言したのだ。
恐ろしく出鱈目が目に付く「レイプ・オブ・南京」が発売された当時の彼女は人生の絶頂期だったのは間違いない。さぞホロコーストを追及するサイモン・ウィーゼンタール氏気取りで、中共政府の全面的後押しもあって日本攻撃に精を出していた。
が、いいことばかりは続かないのが人の人生というもの。チャンはアメリカ知識人を前に表題のスローガンを口にしてしまう。東洋史などまず無知なアメリカ人 であれ、ウイグルやチベットが中国の覇権主義の果て支配されているのは卑しくも知識人なら知っている。ウイグルは清朝時代からだが、後者は第二次大戦後な のは書くまでもない。たちまち彼女には「中華思想の権化」「中国の御用記者」と、ある点全く正しいレッテルを貼られる。平たく言えば、生国では信用されなくなったのだ。ジャーナリストとしては致命的である。
死のしばらく前からチャンはベトナム戦争について取材していたという。かの戦争の悲劇ではなく奮闘したアメリカ兵が中心の内容だったらしいが、アメリカで失った信用を取り戻そうといかにも世論迎合記事をものしたのだろう。中国政府批判記事なら受けただろうに。
普通なら享年36は痛ましいが、彼女には哀悼の念は一片も感じない。
恐ろしく出鱈目が目に付く「レイプ・オブ・南京」が発売された当時の彼女は人生の絶頂期だったのは間違いない。さぞホロコーストを追及するサイモン・ウィーゼンタール氏気取りで、中共政府の全面的後押しもあって日本攻撃に精を出していた。
が、いいことばかりは続かないのが人の人生というもの。チャンはアメリカ知識人を前に表題のスローガンを口にしてしまう。東洋史などまず無知なアメリカ人 であれ、ウイグルやチベットが中国の覇権主義の果て支配されているのは卑しくも知識人なら知っている。ウイグルは清朝時代からだが、後者は第二次大戦後な のは書くまでもない。たちまち彼女には「中華思想の権化」「中国の御用記者」と、ある点全く正しいレッテルを貼られる。平たく言えば、生国では信用されなくなったのだ。ジャーナリストとしては致命的である。
死のしばらく前からチャンはベトナム戦争について取材していたという。かの戦争の悲劇ではなく奮闘したアメリカ兵が中心の内容だったらしいが、アメリカで失った信用を取り戻そうといかにも世論迎合記事をものしたのだろう。中国政府批判記事なら受けただろうに。
普通なら享年36は痛ましいが、彼女には哀悼の念は一片も感じない。
ジャーナリズムと大衆を完全になめている。
日本政府が金を出して、米国で映画化、TV化すればいいんじゃないかな。
本当に映画化されたアイルランドの女性記者「ヴェロニカ・ゲリン」とは好対照ですね。彼女は麻薬組織を暴いた記事を書き、殉職したのに。チャンにそんな勇気があれば、天安門事件でも書いただろうけど。
TV化なら彼女にはドキュメンタリーが合うかもしれない。「ある御用記者の生涯」なんて、題はどうでしょう(笑)。