慣れてしまっているので普段は何も感じませんが、空の景色って見事ですよね。
私たちは空と空の上に何があるのか知識として知っていますが、
宇宙や地球の成り立ちが解明されていない昔の人々は
空の景色を見て何を想像したのでしょうか。
さて、宇宙に関連してこの間Webに出ていたニュース。
取り上げられているのはALH84001という1984年に南極で見つかった隕石で、
何かの弾みで火星から飛んできたとされている代物です。
その後1996年にデービッドさんというヒトが「生物の痕跡があるっ!」と言い出したので、さぁ大変。
火星に生命が存在した証拠となるかどうかいい大人たちが
2kg弱の石ころを巡ってエンドレスに熱い議論を交わしているようです。
第3者の素人(←私)としてはそんな細菌の死骸とか糞ではなくて
タコ型の火星人やその古代遺跡くらいのグッとくる発見が欲しいと思ってしまいますが(笑)、
たとえ微生物であったとしても地球外に生命体が存在するとしたらやはりすごい事だと思います。
きっと宇宙観、生命観が大きく変わりますよね。
もし火星に生命体が見つかり、
それが核酸(DNA、RNA)を媒体として我々と同じ遺伝暗号を用いてる生命体であったならば、
彼らは我々と同じ祖先を持つ同族であるといえます。
すると生命は地球と火星の間を移動したことになり、
生命は宇宙空間をも飛び回れる存在ということになります。
ほとんどSFとしか思えなかった「パンスペルミア説」にも真実味が出てきますね。
逆に火星の生命が我々とは全く異なる仕組みで生存し子孫を残しているとすると、
彼らは我々とは別起源の火星生まれの火星育ちである可能性が高まります。
その生物がどのようなメカニズムで生きているのか・・・是非知りたいですね
また2つの惑星で独立に生命が誕生したということは、
ある程度の条件が揃えば生命の誕生は高確率で起こることを示していると思えます。
いずれにせよ、火星に生命が存在する(した)ならば、
他の惑星、衛星における生命の存在も含めて
太陽系には今まで想像されていたよりも豊富に生命が存在するのかもしれません。
ALH84001に見つかった痕跡がナニモノなのか確定するのか怪しいところですが、
それが太陽系の友人の痕跡であることを期待してしまいます
我々はどこから来たのか
我々は何者か
我々はどこへ行くのか
宇宙生命の探索は太陽系の友達探しでもあり、本当の自分探しなのかも?
空を見て、雲や太陽の不思議を思った古代人の時代から、きっと科学は妄想力(笑)
おしまい
実は今、タイムリーにも「地球の歴史」(井尻正二 岩波新書)って本を読み返してます。
火星の環境って、なんとなく今はやりの学説「スノーボールアース」を思い起こさせますね。
もし火星に生命痕があったとしたら、地中深くに潜んでいるかもしれない何らかの生命体が、地球におけるカンブリア期の生命爆発みたいに一気に増えちゃう可能性もあるかもしれませんね・・・何億年かかけて。
太陽からの距離は地球とそんなにかわらないだろうから、その可能性が無きにしもあらず。
その時まで人類は生きながらえていられるのかしら?
火星に高等生命体が繁栄するころには、もう地球上に生命はおらず、火星人たちが「地球に生命痕発見!」なんて騒ぐのかもしれませんね。
ふふふ。妄想科学?って楽しいですよね。
火星の生命、実際どうなのでしょうねー。
地下に存在するならば地球の熱水噴出孔の周りにあるようなわりと小じんまりとした生態系が維持されているのかもしれませんね。
カンブリアンビッグバンでもたらされた多様性からどの生物が生き残ったかは「偶然」だとワンダフルライフでは言ってましたよね。すると火星で生き残る(残っている)生命は地球のものとは全然違うものかもしれないですよね。見てみたいですね、本当に。