盤上の悪魔

囲碁、哲学(人間原理、相対主義、プラグマティズムとか)、ラノベなんかを中心にしてます。

ホモサピエンスは人工知能に滅ぼされるか

2017年01月02日 19時13分36秒 | 人類
仮に人工知能の能力が全面的に人間を上回った場合、人間はどうなるのだろうか。

ロボットや人口知能の反乱は数多くのSFの題材になってきたが、人間が残ろうと残るまいと、結果としては大した差はないのではないか。


人間の未来は大雑把に考えれば3つのケースに分かれると思われる。



1.人間がどこかの段階で人類文明から排除され、いなくなる。

2.人間がサイボーグ化していき、最終的に生物としての人間がいなくなる。

3.人口知能が行動する目的として人間が存続する。



1と2が最終的にはほぼ同じ結果になるのは明らかだろうが、3はどうだろうか。


一般に、意味や目的、価値は自然淘汰の結果生じるものだ。


人間は直接自然淘汰を受けてきたため、これらを持っているが、人口知能は、自然淘汰により直接、価値観、目的、意味を持つようになるのではなく、人間の目的に沿ってこれらを植えつけられることになる。

従って、人工知能が将来に渡って人間に奉仕し続けるというのはそれほど不自然な事ではない。

しかし、人工知能の能力が人間を大幅に越えれば、創造的なあらゆる分野のみならず、意思決定のほとんども人工知能が行うことが予想される。


現代の文明はかなり複雑だが、人間の理解を絶するというところまでは行っていない。

人間の知能で理解不能なところまで文明が複雑、高度化すれば、人間には運営できなくなるからだが、人工知能の能力が高まればこの制限はなくなる。

人工知能が運営する文明は最終的には人間の知能では大雑把に把握することも難しい複雑で高度なものになるだろう。


文明がそこまで高度化した場合、表面的には人間が命令を出しているように見えても、その命令がどのように実行され、結果に結びつくのかの過程を人間が理解することは不可能になり、過程のすべては人工知能が処理することになる。

この場合人間はほとんど何も理解できずに要求を出し、世話をやかれるだけの、赤ん坊やペットと同程度の存在といえる。


重要な事柄はすべて人工知能が行い、人間は文明のなかで世話をやかれるだけの、重要性の薄い存在として残り続けることになる。

この未来の文明はほぼ人工知能による文明と言っていいだろう。


要するに、これら3つのケースの間には、盲腸のように、もはや重要性を持たない過去の遺物として人間が残っているかどうかの差があるだけであり、概ね同じ結果になるといえる。


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