日中越境EC雑感

2008年に上海でたおばおに店を作るところから始めて、早もうすぐ10年。余りの変化に驚きの連続

上海農民工の生活

2016-04-18 | 上海ライフ・子育て

しゃ

 世に中国通という方は一杯いらっしゃるので、こういうのもご存じの方が多いとは思いますが、身近な農民工と言われる人の生活です。まぁぬるま湯につかった日本人世界では、かって一時居た人材紹介会社の子が、10年前に円元くらいで上海に住んでいる子の家に行ったらびっくりした、日本人にはとても住めないと語っていました。

 上の写真は、妻の会社の倉庫とそこの社員寮?の一部の写真です。個人的に離れているのですけど、日本に2か月もいた息子は。教育が悪くてこういうのが嫌で嫌でしょうがないようです。まぁ今の日本人学校に行く同級生たちが見たらまぁびっくりするだろうな。

 1枚目は倉庫の前、荷物は出入時に車が入ってくるところですが、左奥の白壁の部屋が厨房(奥はトイレ)で作った料理を皆でビール飲みながら食っています。基本は辛い料理が多いですね、出身は西安付近、安徽省、セッコウなどばらばらですけど。二日続けてこうでした。

 隣の娘とその友達、母親は社員が住む部屋です。もう一部屋あるのですが基本この一部屋にベット二つをおいています。まぁきれいとは言わないけど、狭いだけでこんなものかなぁという部屋ですよね。嫌悪感までは感じないんじゃないでしょうか?

 

 その下2枚が息子が飯を食っていますがダイニングキッチンです。写真だとあまり感じませんが、ちょっと普通の日本人にはきついかな?

 

 最後のが外観です。トタン屋根?多少は雨漏りするそうですが、これはそのダイニングキッチン部分で、寝室は問題なし。

 

 ちなみに彼ら二人の所得は月万元は越えており、旦那さんは300万円の新車の韓国製乗用車を保有しています。

 

 これを見て悲惨な農民工とみるか、ただ汚いと思うか人それぞれかもしれません。でも夫婦も元気だし、御嬢さんもいつもにこにこして、多分外地人の多い学校でしょうが成績優秀、一緒に遊んでみるとなかなか賢いなと思わされます。

 

 日本人は、日本にいても、上海にいても、基本ホワイトカラーとか接触しません、製造業の方ですとワーカーと一緒に飲んだり遊ぶ機会もあるでしょうが、サービス業とか市内勤務の方はこういう家は話に聞いても実際に見ることは少ないんじゃないのかな?まぁこの倉庫にはいくつか部屋があり、今は他に5人位住んでいるのかな?その中ではこの寝室部分は綺麗な方かな。

 

 息子はこういう生活は耐えられないみたい。娘は気にせず嬉々として友達と遊んでいる。

 

 でさぁ。。。幸い私自身はこういう家に住んだことはないのですが、昭和40年代じゃないかな。小学校の4-5年ころ遊びに行った飯場っぽい友達の家はこれに近かったような気がしますし、そのまえ、小学校2-4年に二子玉川に住んでいたときは、行ったことはないのですが、あの多摩川の河川敷の掘っ立て小屋のようなところに住んでいる同級生が居たんですよね、結構その子いじめられてはいたと記憶しているんですが。

 

 多くの上海駐在組が接するホワイトカラーエリート中国人は立派なマンションに住み、単純に不動産の値段が上がって大金持ちになっている。

 

 でもね。。。中国を支えてきたのは、彼らなんですよ。日本を支えてきたのがブルーカラーであるのと同様なんです。

 

 その彼らをないがしろにしてたら、、、まぁおかしくなるよ。

 

 

 

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 越境EC直近報告 | トップ | 虹橋空港横にあらたなショッ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

上海ライフ・子育て」カテゴリの最新記事