タイガーの面白日記

日々の感じた事、思った事を勝手気ままに書きます、俺様ワールド

ヌンチャクの話(最終編)

2017年07月11日 | 日記
がぅ、タイガーです。

同じクラスの中にアキラ(仮名)と言う奴がいた。

俺達は一時的なブルース.リーのファンであったが、彼だけは違っていた。

ブルース.リーの映画が上映される度、足を運んで見ていたらしい。

ところが、俺達、にわかファンが例のモップの柄で作ったヌンチャクを学校に持って行った事が

悲劇の始まりだった。

アキラの家は俺達同様貧困だったから、俺達同様にヌンチャクなんて買えないでいた。

ところが、俺達が持って来たモンだから、その形相が一遍に変わった。

で、そのヌンチャクの正体が

モップの柄で作られた物だと


で、アキラは教室の端にある掃除用具箱の扉を開けたさ。で、当然、モップは先端の雑巾部分しかなかった。

で、アキラは学校中を走り回った。体育室、音楽室、技術家庭科室、残念ながら、ありとあらゆる教室のモップはすべて

誰かのヌンチャクにと変貌を遂げていたんだ。

早い物勝ちかよ!!って。だって仕方ないじゃないか。それに気がついたのは俺達小数の男子だったし。

一本のモップからヌンチャクは二組しか作れなかったしさ。

で、アキラも諦めが付いたのか、しばらくは誰かのヌンチャクを借りては

アチャヤヤァアアアア~


って奇声を上げては休み時間に振り回していた。

さて、悲劇の時間がやって来た。

秋になり、そして冬がやってきた。

男子生徒に限らず、中学三年生は受験の追い込み時期。そして、この冬休みの頑張りで結果が出ようと言うものだ。

そして、男子の誰一人、モップで作ったヌンチャクを振り回す奴なんていなかった。

期末テストも終わり、今週末で冬休みに入るってんで、年末の大掃除を行うと担任からいわれた。

ま、まずいよ。これは。非常にイカン。


誠にイカン、遺憾の意どころですまない話


だって、モップどころか、箒の柄まで短いというか、三センチぐらいにカットしてしまったんだもの。

各教室で、同時的にその事態を発見、事件が同時に勃発露呈したんだ。

で、何処のだれかはしらないが、一部の男子が切ってへんな武器にして振り回していた。と。

チクった奴がいたんだ。


担任が言う。

今白状した奴は、受験の内申書には響かないぞ!と。

来たな~、最終的な逃げようもない脅し。

で、みんなで自首したさ。

ま、これで内申書に記載されないんだったら...って言う奴もあらわれて。

脅しだよ、脅し。モップの柄を切ったぐらいで、内申書にバツを付けるわけがないじゃないか。って俺は言ったけれど

どうしようもなかった。潔く、罪を認めたさ。

で、そのモップヌンチャクを作った奴らだけで、学校の全部を大掃除さ。

親にもメチャクチャ怒られて、俺の命の次に大事なラジオまで取り上げられてしまった。

ま、そこは町の無線機屋と言うか、電気電子部品屋にでかけて、冬休み中に自作のゲルマニウムラジオを作成して

普通に聞いていたけれど。て言うか、受験生の俺は一体何をしていたんだ?
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正月も終わり、短い冬休みも終わって初登校。

ところが、アキラがヌンチャクを持って来たんだ。お前さ、お前もモップのヌンチャクもっていたんだ。って。

ところが、アキラ曰く、

これは俺のヌンチャクだ。悪い事をしてはいない。と。

たしかに、俺達が自作したモップの柄のヌンチャクとは形状も違えば、握りと言うか全体にニスが縫ってあり光沢があった。

紐や鎖が付いている部分の先端には、プラスチックのカバーがついていて。

何故か、両端には

ねじ山があった。


何処で見た事あるものだが、思い出せないでいた。

ある日の学校の帰り、アキラが家によって行かないか?と言う。

正月に見た新しいブルース.リーの映画のポスターが手に入ったから。と。

俺はもう、ブルース.リーなんてどうでもよかったけれど、帰宅途中にアキラの家があったから寄ったんだ。

で、家に入るなり、アキラの母親が叫ぶ。

アキラ、どうでもいいけど


コタツの足、二本、返しなさい。


なるほど、俺がどうしても思い出せなかったのは.......



コレであったんだ。

彼はこの足の二本を外し、下の部分に穴開けて紐を通して、振り回していたんだ。だからテーブルに取り付ける位置にねじ山があって..

けれど、コタツは二本足では立たないから、家の人は困っていたにちがいない。

彼は彼で、考えた挙句の行為だったろうが、

田舎のブルース.リーの家では


悪に勝てても、寒さには勝てなかったんだな。

悪うに笑えないし、この事はクラスメイトのだれにも言わなかった。

アキラの行為はある意味正しかった。俺達の行為が良くなかったんだ。

俺も家のチャブ台の足を使えば、父親に叱られなくて済んだのかも?っておもったけれど....

いや、それはやはり違っていると。


何故なら、家のチャブ台は、親父の晩酌のテーブルでもあったから、それが、いきなり二本足になってテーブルがテーブルで無くなった瞬間、

学校の担任に叱られるより火を見ただろう。と。親父はキレるから。

むしろ、学校の先生に叱られる方がマシだと。俺はそう思った。

いずれにせよ、今となって振りかえるとどっちにしろ、笑える話である。




さて、次も笑ってもらおうと思う。100話ぐらいあってさ。

ちなみに、この面白い話は今から30年前、まだインターネットではなく、パソコン通信が主流のマニアだけの通信時代、PC-VANと言う

NECが行っていたパソコン通信の中に、98Byチアリと言うSIGフォーラムがあって、そこに掲載していた俺のシリーズを今

ここの掲載していたものです。当時は限られた人達にしか目にする事ない文面ですが、今こうして30年前に好評いただいたシリーズを

またここに自身のブログ掲載できる事に幸せを感じています。

俺的墓に持って行ってもいいんだけれどね。どうせなら、笑って欲しいじゃないですか。悲しい話や恨みつらみの話じゃないし。

また、当時は画像も掲載出来ず、文字だけで表現する事に誤解も多く非常に苦悩を抱えた事も付け加えておきたいと思います。

今は画像を添付する事で、ある程度の表現で理解してもらえると思うから、とても楽と言えば楽。はは。

と言う事で、乞うご期待をば。







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きいて!きいて!
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