この夏は「ヒトラー最期の十二日間」を観てから、ヒトラ
ーやナチについて家にある本をひっくり返したり、図書館
にある本をぱらぱら見たりしました。
そういう流れで『武装SS』芝健介著 講談社選書メチエ
を買って読んでみました。
Amazonの書評には、コンパクトにまとめてあるとありました。
たしかに、研究をしようなどという人にとってはコンパクト
なのでしょうが、ちょっと興味があって読むというのにはか
なり大変でした。
この本を読んで自分の知識がいかに浅はかだったかがよくわ
かりました。
SSといえば、入隊するのに厳しい基準があり、強制収容所
でユダヤ人を虐殺したり反ナチを取り締まったりという活動
で、ヒトラーに忠誠を誓う泣く子も黙る存在だったという程
度の知識しかありませんでした。
きっと入隊したい人も多く、ヒトラーもさぞ優遇していたの
だろうと思っていたのです。
また武装SSは第四の軍隊として勇敢に戦い、精鋭部隊とし
てどの戦いでも中心的な役割を果たしていたのだと思ってい
たのです。
実際には武装SSは人集めにも当初は苦労し、ものすごい消
耗の中、次から次へと補充が必要となり、民族ドイツ人や年
齢の低いヒトラーユーゲントまでかき集め、さらには外国人
部隊まで作られていきます。
訓練もろくにしないまま東部戦線に送られ、実際には「大砲
の餌食」となっていたようです。
ドイツ軍がソ連戦では攻勢を続けていた頃でも、莫大な被害
を出していたこともわかりました。兵の損失を考えればその
時点でドイツの勝利はどう見ても無理だったわけです。
これまでの自分の知識が、空想主体の歴史小説に描かれたSS
だったことがよくわかりました。ヒトラーも独裁者として知
られていますが、いろいろな勢力と妥協したりしていたこと
もわかります。
この分野をもう少し極めていきたいと思っています。
ーやナチについて家にある本をひっくり返したり、図書館
にある本をぱらぱら見たりしました。
そういう流れで『武装SS』芝健介著 講談社選書メチエ
を買って読んでみました。
Amazonの書評には、コンパクトにまとめてあるとありました。
たしかに、研究をしようなどという人にとってはコンパクト
なのでしょうが、ちょっと興味があって読むというのにはか
なり大変でした。
この本を読んで自分の知識がいかに浅はかだったかがよくわ
かりました。
SSといえば、入隊するのに厳しい基準があり、強制収容所
でユダヤ人を虐殺したり反ナチを取り締まったりという活動
で、ヒトラーに忠誠を誓う泣く子も黙る存在だったという程
度の知識しかありませんでした。
きっと入隊したい人も多く、ヒトラーもさぞ優遇していたの
だろうと思っていたのです。
また武装SSは第四の軍隊として勇敢に戦い、精鋭部隊とし
てどの戦いでも中心的な役割を果たしていたのだと思ってい
たのです。
実際には武装SSは人集めにも当初は苦労し、ものすごい消
耗の中、次から次へと補充が必要となり、民族ドイツ人や年
齢の低いヒトラーユーゲントまでかき集め、さらには外国人
部隊まで作られていきます。
訓練もろくにしないまま東部戦線に送られ、実際には「大砲
の餌食」となっていたようです。
ドイツ軍がソ連戦では攻勢を続けていた頃でも、莫大な被害
を出していたこともわかりました。兵の損失を考えればその
時点でドイツの勝利はどう見ても無理だったわけです。
これまでの自分の知識が、空想主体の歴史小説に描かれたSS
だったことがよくわかりました。ヒトラーも独裁者として知
られていますが、いろいろな勢力と妥協したりしていたこと
もわかります。
この分野をもう少し極めていきたいと思っています。