塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

感銘と感想の違い

2011-11-30 01:41:11 | 日記
 僕たちはメッシ、そしてロナウドのプレイを見るたびに

 「凄いな」
 「僕たちもあんな風になれたらな。」

 という思いを抱きますが、これはあくまで「感想」であって、感銘では無いと思うので
す。

 プロフェッショナルとは、自分の技術で周囲に感銘を与えられるからこそ、高額の報酬
が得られるわけですが、感銘を受けたかどうかは、あくまで

 「観客の主観」

 が頼りであり、どんなに選手が汗を流しても結びつくとは限らない。

 そこがプロサッカーの難しい点と言えます。

 勿論僕たちは「映像」で見ていますから、現地の空気と雰囲気を味わっているわけで
はありません。

 でもテレビの前で思わず拍手をしたり、「おおっ!」と唸り声を挙げる。

 こうした選手のプレイに自然と体が反応した時は、感銘を受けたと考えて良いと思い
ます。

 僕は評論家の方が讃えるプレイでなくとも、自分が素直に脱帽したプレイには拍手を
送って良いと思いますし、変に身構えない方が得策だと考えます。

 僕はJFLのようにアマチュアが観戦の主体で、近年プロサッカーは映像でしか見てい
ませんが、アマチュアでも観客が喜ぶ姿勢を打ち出すことは可能です。

 歌舞伎は文学、オペラなどの舞台芸術も、観客が拍手をしたい幕で拍手をして構わない
と聞きました。

 僕たちも感想ではなく感銘を求めるならば、まず自分の心に従い、そして感覚を研ぎ澄ます
必要がありますね。
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