塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

スタジアムの屋根が生む芸術

2017-05-22 11:53:57 | 日記
 スタジアムに屋根があることは、陽射しを避けられるというファンにとって大きな利益になります。

 今日の信濃毎日新聞でも、千曲川ハーフマラソンで熱中症の疑いがある方々が次々と病院に搬送されたとあります。

 僕は日焼け止めを塗る習慣が出来つつありますが、そうでない方にとって屋根があることは、そよ風を感じ、そして観戦に集中できます。

 そして屋根があることは、サッカーに芸術を与えます。

 まずは黒と白のコントラストですよね。

 黒の日陰の部分と白の太陽の部分。
 
 このコントラストによって見栄えは全く違いますし、選手たちも日陰を巧みに利用することで体力の消費を抑えらます。

 インテルの名手と言えば

 ルイス・スアレス(スペイン)
 ジャイール(ブラジル
 ファケッティ、マッツオーラ(イタリア)

 が思い浮かびます。

 丁度、グランデ・インテルと世界中から畏怖された時期の選手たちですが、そこに加わるのがマリオ・コルソです。

 ブラジル代表ジジが「枯れ葉」と呼ばれる、美しいフリーキックを蹴ることで有名でしたが、彼も枯れ葉を操る選手でした。

 コルソは走ること、ボールを追いかけることが大嫌いな選手で、インテルファンは観戦の度にサンシーロにできる日陰を見て

 「今日コルソはここでプレイする」

 と語り合ったと、インテル好きで有名なクラウディオ・カルリがサッカー・ダイジェストの別冊「ファンタジスタ50」の28ページで言及しています。

 ベニート・ロレンティがフリーキックを蹴る際、レモンの皮をボールの下に敷いたなど、当時の試合に関する逸話は幾つもありますが、魔術師と称えられた指揮官エレーラも大したものではないでしょうか。

 走れ!というのは簡単ですが、走らないことはコルソの個性であり、言った瞬間殺いでしまうわけですからね。
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