塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ミスを恐れ、責任をスライドさせるバカバカしさ

2015-06-20 21:42:13 | 日記
 父の日に限らず、催し物という物は通常別口で包装、発送、商品引き換えを行う物でしょう。

 ですから、大概の従業員はやりたくない(責任が増す)と思いますし、何よりミスを恐れて自分で「考える」「上司に尋ねる」事を放棄して、同じ時間帯を過ごす上位者に

 「責任をスライドさせる」

 事が多くなります。

 僕もこれまで

 1・お渡し間違えで課長にお客様の家まで、「本来」の商品を届けて頂いた
 2・伝票の書き損じ
 3・包装が上手くいかず、包装用紙を幾度も無駄にした

 と言うミスを繰り返し、その度に痛罵されてきました。

 でも、僕は責任を誰かに押し付ける事は無かったと思います。

 確かにミスを恐れる気持ちは今でもありますし、不安で不安で果たしてこれで良いのか、確信が持てない時もあります。

 サッカーでも、戦力が脆弱と指摘されながら1部残留を果たすクラブもあります。

 それはきっと指揮官がこれら、選手が抱える不安の根源を除去することに成功したため、だと僕は考えます。

 勿論サッカーにミスは付き物で、だからこそネガティブ・トランジションとポジティブ・トランジションがあるわけですが、監督としては日々の練習の中で基本的な約束事を随時確認する。

 これだけで違ってくる点を確信しているはずです。

 そう、催事のような普段の業務では無い時、サッカー同様

 「約束事の徹底」

 これだけで心理的負担は随分減ります。

 それでも、これを注意しましょうというだけでも、わけのわからない反発が起きる事も確かです。

 監督はその選手を先発から外す、移籍リストに掲載する事でクラブの意思統一を図るわけですが、業務にそんな除外は存在しません。

 だからこそ約束事が必要なのですが、難しいのはそこに融通を加える事が必要な点でしょうか。
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萎縮し、自信を失うその中身

2015-06-20 13:50:00 | 日記
 スーパーはどの店舗も同じだと思いますが、レジの入金ミス、入力ミスは上司が手厳しく叱責します。

 定期会議において

 1・入力ミスの理由説明
 2・改善案の説明

 を行いますが、ミスを犯した人間が休日という時もあり、代理出席の人物が自分の責任でもないのに、こってり絞られて冷や汗をかくこともあります。

 僕はこれ、ある種の逆効果だと思うのです。

 つまり

 「ミスをしないように」

 と思う気持ちが必要以上に芽生えると、それだけで入力が遅くなり、列の最後尾が膨らんでしまう可能性もあり、その光景を見ただけで恐怖心が芽生えてしまう、という悪循環です。

 叱責する側はまずレジ打ちはしませんし、以前、店長が紳士服を通りかかった際

 「塚田君、こちらの方の要望を聞いて上げて欲しい」

 と、自分が聞けばよいであろうことを、僕に委ねた事もあります。

 サッカーも、ミスを恐れれば恐れるほど、選手は萎縮して自分の思うような形に持ち込めません。

 それは

 1・ブーイングによる心理的負担
 2・カードで退場し、クラブに迷惑をかけた
 3・相手を怪我させてしまい、プレイに集中できなくなった

 など、理由は幾つも考えられます。

 業務では問題点があれば、話がわかるであろう人物に尋ねる事ができますが、頻度がすぎると面倒がられますしね。

 サッカーでも

 「自分が適切と思える判断」

 を繰り返せねばなりません。

 ペレだろうがマラドーナだろうがメッシだろうが、罵声から逃れられる選手はひとりもいません。

 その点だけは、僕たち一般人と同じと言えそうです。
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退団選手が周囲に与える影響はこんなところにも

2015-06-20 01:38:50 | 日記
 今「フットボール・マックス」を閲覧していましたら、FC東京の武藤、セレッソのフォルランのマーキングが終了するという通達が出ていました。

 なるほど、専門店としては移籍、退団が決定した選手のマーキングは終了しなければ過剰在庫になってしまうのですね。

 こうした速やかなアナウンスも、れっきとしたファン・サービスと言えます。

 僕たちスーパーも、セール終了後は迅速に棚の入れ替え、ポップや案内看板、パンフレットの撤去をしなくてはいけません。

 時間に追われているせいもあり、しばしば

 「このパンフレット、日付が過ぎています」
 「このポップ、取り忘れていましたね」

 と、他の部署に通達する時もあれば、他の部署からの連絡で気付く時もあります。

 セレッソはカカウも退団しますから、マーキングを含めたジャージ販売は今後難しくなるのでしょうか?

 セレッソは今期からミズノに変わってプーマになりましたが、前線から杉本、カカウ、そしてフォルランの顔が消えますから、初年度の旨みはさほではないように感じます。

 しかし、テクニカル・スポンサーは、クラブと地域社会貢献を含めた

 「長い付き合い」
 「良い時もあれば悪い時もある」

 事は、念頭に置いているはずです。

 ちなみにFC東京を支援するアンブロは、セルビア代表と契約を結んでおり、フットボール・ウエブマガジンによれば、ホーム、アウェイに関係なくデザインが大変好評との事。

 来季からはチェルシーが横浜ゴム、クラブ・ブルージュがダイキンと胸スポンサーを結びますから、ジャージの注目度もくなると思います。
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ワルテル・マッツアーリの胸の内を考える

2015-06-20 01:24:37 | 日記
 カルチョポリに見舞われ、勝ち点11をはく奪されたレッジーナを、セリエAに残留させたことで一躍名を上げたワルテル・マッツアーリ。

 その後は出世魚のようにサンプドリア、ナポリ、インテルと有名クラブを駆け上がり、カッサーノ、ハムシク、カバーニなど、各国代表を率いる形になりました。

 インテルでは引退するサネッティを冷遇したと判断されたこと、2シーズン目の成績が芳しく無かった事で更迭されてしまいます。

 しかし、就任1年目のリッキー・アルバレスとロドリゴ・パラシオを「縦」に配置した3-5-1-1は、イタリア中から大きな称賛を集めます。

 バルサやドルトムントに代表される

 「ハイライン・ハイプレス」
 「失ったボールをすぐに奪い返す」

 という流れに逆らい、「ローラインからのロング・カウンター」は、当時のインテルの戦力と見事に合致していたものです。

 マッツアーリは恐らく野心家でしょう。

 インテルからオファーがあった時はひとつの到達点にたどり着いたと考えたでしょうし、同時にモウリーニョ以降、オーナーシップも含めて安定しないインテルの現状も認識していたと思います。

 「今のインテルを立て直せば、それだけ自分の力量を証明できる」

 と考えたと思います。

 一方で彼は、戦力が脆弱なクラブの方が、より真価を発揮できるように思います。

 そう、あの

 「残留は絶対に無理だ」

 という周囲の喧騒を無視して、我が道を歩んだレッジョ・カラブリア時代のように。

 確かに、不遇のビッグクラブを立て直す事も大変ですが、マンチーニがシャキリ、ポドルスキを引っ張ってきたように、インテルに限らずビッグクラブは戦力を獲得できる分、監督には

 「大きなお世話」

 になる可能性もあります。

 しかし、本当に脆弱なレッジーナのようなクラブを残留させたならば。

 それだけで価値があるのは間違いありませんからね。
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