22日のNY市場の金価格。午後に入り、通常取引終了が迫った午後1時過ぎにまとまった買いが入り1760台に乗るや上昇が加速し、そのまま約20分間で15ドルほど急騰。その後、高値圏でのもみ合いの後で時間外に更に上昇し1780ドル台突破という流れとなった。
急な動きは個別の材料に反応というよりも、一定の値動きに反応するコンピューターを使ったプログラム取引(自動売買)が背景のようだ。昨年9月下旬に価格急落をもたらしたのが、このプログラム売買だが、そのミニ版しかも「買い」で起きたと見られる。下げを予測して売り建てをしたものの逆に上昇。損失を最小限に抑えるプログラムがヒットし、しかもどこも似たようなプログラムになっていることから買戻しが連鎖しというパターンか。あるいは、急な動きに新規買いプログラムも発動ということもありそうだ。
22日はこの「買い」の背景として後講釈的に、英紙FT(フィナンシャル・タイムズ)が現在米FRBが実施している「期間が短めの国債を売却し長めの国債を同額購入するオペレーション・ツイストを、期限の今年6月30に以降も延長される可能性がある」と伝えたことを指摘する解説もあった。このFTのニュースは「Twist again, again?」のタイトルで確かに掲載されている。材料はともかくとして、(「米欧政策コラボがサポート」と月初に書いたが)緩和マネーの上に乗る今の各市場の中で、ここまで抑え気味に推移してきたのは金で、ギリシャを巡る不透明感が多少なりとも晴れたことで、ファンドが動いたということ。昨年11月8、9日の1800ドル飛び台の払拭を仕掛けるような展開になりそうだ。











